2009年06月01日

睡眠学習

寝ている間に記憶が進んだ…のでしょうか。

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「刑事コロンボ」に「意識の下の映像」というエピソードがあります。これは、映画のフィルムの中に、喉の渇きを喚起させるコマ(コカコーラの映像だったと記憶しています)を一コマ紛れ込ませておくことで、被害者の無意識の知覚に働きかけ、喉の渇きを覚えて外に出てきたところを拳銃でズドン、という話でした。

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私が中学時代、購読していた旺文社の「中X時代」(X=1〜3)の折り込み広告に、「睡眠学習機」が毎回掲載されていました。「意識と無意識の境界線」に働きかけることで、記憶力を高め受験勉強に勝つというコンセプトの元、「東工大の宮城音弥教授も推薦」「寝ている間に差をつけろ」と盛んに広告が載っていたものです。

話が逸れますが、これらの学習雑誌に掲載されていた三大広告というと、睡眠学習機の他に「日ペンの美子ちゃん」と「早稲田の速記」があります。
「日ペンの美子ちゃん」は、片思いの彼にラブレターを書くために、ペン習字を習って綺麗な字で書けばイチコロ(=死語)、というとても分かりやすいコンセプトでした。
一方「早稲田の速記」は、黒板のノートを取るのに、ミミズがのたくったような曲線を描くことで早く文字を書き写す技術でした。見た目の綺麗さという点で、「日ペン」と「速記」は180度違ったベクトルを向いていたことが面白かったです。また、「速記」はパソコンで文字入力するのが普通になった今の時代、パソコンになかなか入力できないという欠点が顕在化してきたように思えます。

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さて、私自身は「睡眠学習機」を購入することはしなかったのですが、同じクラスの同級生でこの「睡眠学習機」を購入した友人がいました。統計的にはクラスに一人ぐらいの割合で購入していたそうです。
この機械は、おおざっぱに言えば「テープを内蔵した枕」だったそうです。これを聴きながらレム睡眠に陥ることにより、テープから流れてくるメッセージが意識下の脳に深く記憶される、というコンセプトでした。

ですが、残念ながら、購入した友人はその機能を活かしきることが出来なかったそうです。
まず、「学習のために、寝なければ」と強迫神経が高ぶってしまい、なかなか寝付かれなかったこと。さらに、寝付いたら熟睡してしまい、どんなテープが流れているのかさっぱりわからなかったことが原因だそうです。
私もよくテレビつけっぱなしで寝てしまうことがありますが、テレビの中身をきちんと覚えていることは滅多にありません。そう考えれば、この「睡眠学習機」が高い出費だということにはすぐ気がつくはずです。

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2009年の今日、脳神経学は飛躍的な進歩を遂げています。「非侵襲的脳機能計測手法」即ち、外側から傷つけることなく脳の生体活動を計測する手法が確立されたことによると思います。
しかし、こういった先端分野の研究結果が、為政者や広告主の間だけで利用されるとしたら、それは恐ろしいことです。その点では、脳神経科学の「暴走」を止めなければなりません。
思えば、まだ「睡眠学習機」なる胡散臭い機械が巷に売られていた時代の方がかえって「良き時代」だったと言えるのかもしれません。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 22:00| 東京 ☀| Comment(19) | TrackBack(0) | 受験勉強 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私はそんなのはインチキだと思いジャロに訴えてやろうと思いました。
「ウソ、おおげさ、まぎらわしい」
しかしジャロそのものも、「おおげさ」でしたが。
Posted by デハ at 2009年06月02日 05:24
デハさんファンのまろんです(但し歴史に関すること限定)
「ジャロって、何じやろ〜」ってCMやってましたね。私には公共広告機構(戸締まり用心火の用心〜)との違いがわかりませんでした。
Posted by まろん at 2009年06月02日 12:02
まろんさん
「公共広告機構」(ジャロ)と、
「日本船舶振興会」(現在日本財団と改名、戸締り用心)は全くの別物です。
ちなみに、歌詞が曜日ごとに異なり、
♪戸締り用心火の用心、戸締り用心火の用心までは共通ですが、
日曜日は
「一日一度は良いことを にこにこにっこり日曜日」
月曜日は
「月に一度は大掃除 げんげん元気な月曜日」
火曜日は
「火には用心火の用心 肝心要の火曜日だ」
水曜日は
「水は命のお母さん すいすいすいすい水曜日」
木曜日は
「木や草花は友達だ もっともっと増やそう木曜日」
金曜日は
「お金は世のため人のため ちょきちょき貯金の金曜日」
土曜日は
「子供はどろんこ元気な子 どんどん出て来い土曜日だ」となっており、笹川会長と高見山が活躍していたのです。
 私が思うに、放火やこそ泥が増え、自然環境が破壊され、ゴミが散乱し、子供が引きこもり、不景気なのは、このCMが流れなくなったためと確信しています。サブミナル効果で、「一日一善」をしなくてはならないと笹川会長に刷り込まれていたのです。
また、前後して笹川会長が年老いた母親をおんぶする映像が流され(日本財団本部前にはその銅像があります)、また天然痘を撲滅したエドワード・ジェンナーに協力したと言われていました。
 私は子供の頃から、笹川会長を尊敬していました。
Posted by デハ at 2009年06月02日 19:25
まろん様、はじめまして。中年男性のラーと申します。
まろん様にいくつかご質問よろしいでしょうか。
1)まろん様は、ご自分を(良い意味で)構ってちゃん、というか、話題を提起して議論を楽しまれる方だとお思いですか?
2)また、世の中でジェンダーフリーを主張される人たちは、同じような性格の傾向があるとお感じになられますか?
(誤解されないでいただきたいのですが、私自身は、そういった傾向の方々を否定する気はさらさらないどころか、面白いと思っております。)
私達は、あなたがトラウマになったというブルマーを、決していやらしい目線で語っているつもりはないんです。そうじゃなくて、眩しい記憶として思い返しているだけです。その点だけはどうかわかってほしいです・・・。
確かに男の中には、いやらしい人もいます。でもそれは勇気を持って言えば、女性とて同じことだと思うんです。
まろんさんが、これからも、このブログで議論に入ってくださるようにとの配慮でコメントさせていただきました。
>管理人様、差し出がましいことをお許しください。
Posted by ラー at 2009年06月02日 20:05
デハさんありがとうございます。日本船舶教会、懐かしく思い出しました。音楽家の山本直純さんが勇ましく纏いを振るシーンも、歌と共に思い出しました。

ラーさんはじめまして。自分は、「かまってちゃん」に見えますか!?
ちょっと心外、だけど気をつけます。
ただ、ブルマが「眩しい思い出」って、ちょっと私たち女性には理解出来ません。。
例えば私たち女性が「男子の海パン姿が眩しい思い出」なんて言ったら、理解してくれますか?
やはり何でもかんでもひとくくりに「良い思い出」には出来ません!(怒)
Posted by まろん at 2009年06月02日 21:54
私も当時の学習雑誌掲載広告の定番が「日ペン」「睡眠学習」だったと記憶しています。何の雑誌か忘れましたが、英語学習教材で「家出のドリッピー」なんて商品も存在しました。

学習教材が手っ取り早く暗記出来る事を売りに宣伝する一方、漫画雑誌では手っ取り早く肉体改造できる商品の広告が出ていました。「ブルワーカー」という紐と棒で出来た筋トレ器具を使うと、ひ弱な青少年がターザンの如くマッチョなボディに変身出来たようです。
Posted by HB at 2009年06月02日 22:11
実際、男子の短パン姿にハァハァする女性は実在しますし、それにハアハアする男子もいます。(以前はそういうサイトもありました。閉鎖になりましたが。男性が他の男性の短パン姿を集めるサイトは健在のようですが更新はされていないみたいですね。
 短パンなのかブルマなのか、はたまたハーフパンツなのかは別にして、ラーさんの言うとおり学校体育そのものを懐かしむというのがここの管理者の志向のようです。
単にブルマだけを取り上げるサイトなら他にいくらでもあります。
趣向は男女国籍を問わず、人それぞれですから、自分だけが正しいとか、誰かの趣味はおかしいというのは良くないと思います。
ちなみに海外での傾向ですが、英国では日本と同様、男性が女性のブルマ姿を懐かしみ愛好する人が多い一方で、独逸では女性のナイロンやポリエステルなどの光沢のある素材の短パン(トランクスタイプ)を着用する姿を愛好する人が多く、その専門サイトも存在するのです。なお、独逸では学校用ブルマなどは存在しない模様です。まろんさんも独逸人なら嫌な思いをしなくてよかったのに。
 (というか、組織的にブルマを採用した国はわが国と英国だけのようです。他の国はバレー選手とハンドボール選手と陸上選手のみが着用したみたいですね。)
 あと、実際男子と同じ短パンだとはみパンの可能性はブルマよりさらに多く不評だと言うことは私の同級生たちも言っていました。というか、大昔、アメリカの「あしながおじさん」の体操服はハーフパンツのようなものでしたから、本来はそれがよかったのかもしれませんが、だんだんと丈が短くなっていったのですね。そして歴史は繰返したのです。
Posted by デハ at 2009年06月02日 22:17
私はブルワーカーを使ったら体重が3桁になってしまいました。
Posted by デハ at 2009年06月02日 22:36
HBさん、「手っ取り早く」そうなんです。この手の広告に共通のキャッチコピーが「たった15分のXXでこんなに!」という文句があるんです。
同じ15分間、漫画読んでいるとあっという間なのに、ブルワーカーやったり日ペンやったりする15分は永遠に近いのは何故でしょうね。
まろんさん、ラーさんやデハさんが語っている通り、ここにはいやらしい視線で昔を振り返る人はいません。確かに多感な思春期、異性の同級生の溌剌とした姿に仄かにときめいたことは事実ですが、それは性的な感情とイコールではありません。成人になって後付の考えで、そういった過去の光景を性的なものと同一視しようとしているサイトはこことは別に存在しますが、このblogではそういう扱いをしているつもりはありません。むしろ「失ってしまったものに対する醒めた哀しさ、優しさ」のような回顧のつもりで写真を載せております。
まあ無理にそこまでご理解くださいというつもりはありませんが、貴殿の許容範囲内でこれからもお気軽にコメント頂ければ幸甚です。

Posted by シモン at 2009年06月02日 22:54
シモンさん、ご趣旨がよくわかりました。確かに、変な気持ちで回顧されてる訳じゃありませんね!!また新しい記事にもコメントさせて頂きますので以前のご無礼お許し下さいm(u_u)m

デハさんは、教科書に乗っていない知識にお詳しいですね!!どうやって調べられるのですか!?
また教えて下さい。ペコリ
Posted by まろん at 2009年06月03日 14:14
まろんさん
ややスルーされがちなラー@茨城県人です(きにしておりません・・・)

管理人のシモンさんに代わって(=すいません!すいません!勝手をお許しください)回答しますと、
・インターネットになって、エロを目的としたところが多い
・でも私達の本音は、そんなところじゃなくて、昔の成熟していなかった頃を共有したい
・今の若い子には(眉をひそめこそすれ)エロを感じない
tおいうところで共通しています。
くどくなってしまい申しわけありません。
このあたりの状況を、HBさんのようなクールな頭脳の方に説明してもらえると助かります(注:説明せよ、と言っているつもりは毛頭ございません!!でもいつく論理的なご説明に感銘を受けている一人です。)
Posted by ラー at 2009年06月03日 22:38
人はそけぞれ価値観が異なっています。
たとえば、私が「帰ってきたウルトラマン」を史上最低最弱のヒーローと断定しているのに、ラーさんは彼(ウルトラマン)を擁護しています。
 しかしそれは、私とラーさんの着目点の違いであり、それは互いに尊重し合っています。
Posted by デハ at 2009年06月03日 22:42
ラーさんデハさんおはようございます。
自分の価値観を押しつけないように気をつけますm(_ _)m

帰ってきたウルトラマンとか、男性は特撮がすきな人たちが多いですね。
私も男の兄弟がいたのでチャンネル争い(死語ですね。。)に負けて良く見ていました。
私が好きなのは、ウルトラマンエースです。初の女性が変身(といっても半分ですが)するウルトラマンでした。
月に帰るのが、南隊員でなく北斗隊員の方だったら、また違った面白さがあったはずですね!!
Posted by まろん at 2009年06月04日 09:32
まろんさん
私は、貴女の嫌いな、ブルマを懐かしみ、愛好する中年男です。
しかし、本音を申し上げると、実は「男子用短パンを穿いた女子」に萌える男でした。
あくまで女子の体操服はブルマであるなか、「あえて」男子のものを穿く子の勇気と凛々しさに惹かれたものです。
 このブログの常連さん(最近は忙しくて中々来れないみたいですが)「らら」さんのお姉さんが、その一人だったようです。
 このブログの写真の中にも、ブルマ姿の女子に混じって、短パンを穿いた女の子の写真も結構あります。
 まろんさんも、(最も、地域や世代、回りの環境にも大いに左右されますが・・)学生時代、勇気を持って大嫌いなブルマではなく、男子と同じ短パンを穿いていたら・・ららさんのお姉さんのようにカッコいい存在になっていたかもしれませんね。
 以前、そういった女の人が自分の短パン姿を掲示していたサイトがありましたが、残念ながら閉鎖されてしまいました。

 ただ、何度も繰返しますが、この短パンは、下着のはみ出す可能性はブルマ以上です。そのために、「ブルマは大嫌いだけど、これよりはマシ」と考える女性も多かったのです。また、当初女子がこの手の短パンを採用していて、下着が見えるからと言う理由で途中でブルマに変更された学校さえあったのです。(このブログにもそんな写真がありました)男女どちらにも似合い、かつ下着が絶対見えないハーフパンツの登場はまろんさんには遅すぎたようですね。
Posted by デハ at 2009年06月04日 22:17
あーあ。こんなこと書いたからまたまろんさんに嫌われてしまうな。
閑話休題、私がリアルタイムで見た最初のウルトラマンがAでした。男女合体というのは素敵でしたが、北斗と南にもっと恋愛感情を出して欲しかったです。
後に、ウルトラセブンとアンヌ隊員は結婚したようですが、Aも、改めて夕子と結婚して、ウルトラマンAジュニアを誕生させて欲しかったです。
Posted by デハ at 2009年06月04日 22:22
ウルトラマンAは、その前の帰りマンがスマートだったので、ややメタボに見えましたね。頭でっかちでしたし。体型だけみると、男女合体で中性的というよりも中年的に見えました。
タロウは反動でスマートでしたが、あの父親譲りの水牛の角はどうにかならなかったでしょうか。甲冑の兜をイメージしたんでしょうか。そのうち「ウルトラテンチマン」 なんてのが登場して、頭に「愛」なんて書いてあったら困りますね。(脚本…粗末江里子)
Posted by ラー at 2009年06月04日 22:53
太郎がセブンに似ているのは、従兄弟だからだそうです。
(セブンの母が、ウルトラの母=太郎の母)の姉だとか。
Posted by デハ at 2009年06月04日 22:59
デハさん、別に怒りません。(我慢我慢)
ショートパンツは陸上部のユニフォームでした。かっこよかったですか?
男性が、中身と関係なしに、ある特定の服装に興味を持つ心情はよく理解できません(?_?)

ラーサン、私この前からカタカナを半角入力するようにし始めたんですが、ラーサンも真似てませんか?
ウルトラマンエースはオヤジ体型じゃないですよ!(-_☆)ニヤリ
Posted by まろん at 2009年06月05日 11:43
まろんさんすいません。
私は単にケータイから投稿していたので・・・ケータイからだと、全角カタカナも半角カタカナになるそうです。(今はPCからです・・・)


ウルトラマンエースは、確かにおやじ体型ではないですよね!親父だと、週末(確かエースって、金曜19時だったような・・・)だと、酩酊千鳥足ですよね!!

でもなろんさんにも理解してほしいんです。男(だけじゃありませんが・・・)はストレスの波にもまれて辛いんです。エースだって一緒です。ヤプールなんていう変な団体あり、ヒポクラテス星人なんて逝っちゃった宇宙人が出てきたり、究極は「ウルトラの勘違い父」というKYが来たり・・・(しかもすぐ死んだり・・・)
Posted by ラー at 2009年06月05日 23:32
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