2010年01月21日

新聞の一行広告

新聞の広告欄から最近見かけなくなりました。

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新聞を通勤途上の電車内で読む、という行為は、同時に周囲の人に「この人はどんな記事を読んでいるのか」を知らしめる行為でもあります。
満員電車の中で新聞紙を広げるのは迷惑ですが、適度に空いた車内で新聞を読む人は結構います。その新聞がたとえば英字新聞だったら敬意のまなざしを集めます(=かつてはキャリアウーマンがよく読んでいました)が、スポーツ新聞のゑろ記事だと逆に軽蔑の目を向けられます。無難なところは日経や読売などの全国紙などですが、広告欄に週刊誌のゑろ記事の写真が載っていたりすると、スポーツ紙の場合と同じように軽蔑されることになりかねません。

tttaiso0001.JPG

さて、かつての新聞では一行広告というものをよく目にしました。その内容は
「○男へ、母危篤 すぐ帰れ」とか
「○美、父は許す 連絡待つ」のような広告です。
文字数は少ないながらも、特定の人物宛への切羽詰った伝言が、全く無関係の読者の注目を集めていました。

80年代の頃、そういった一行広告は、個人への伝言メッセージではなく、実は企業が犯人や総会屋のような団体への「隠しメッセージ」として使っていたという噂がありました。電話連絡をすると、表沙汰になった時に電話番号を元に芋づる式に相手が特定されてしまうから…というのがその根拠です。

例えばどんな伝言が想定されるでしょうか。
・身代金の支払いに関する了解メッセージ
・総会屋への利益供与の連絡
・黒の組織が強請っている企業への連絡
・ゴルゴ13へ殺人の依頼
等等、いろいろとミステリアスです。

tttaiso0002.JPG

PCメールや携帯の普及で、不要になってしまったかのように思われるこのような一行広告ですが、最近は個人情報保護法の施行のため、過去の友人の現在の連絡先を知ろうとしても教えてもらえないケースが多々あるようです。
今後またこの手の「一行広告」が重宝する時代が再びやってくるかもしれません。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 18:00| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
一行広告と並びミステリアスだったのが三行広告の求人欄です。
やはり大手の一般紙では載せられない風俗やパチンコの求人が大半で、主な掲載先は決まって「東京スポーツ」でした。
「東スポ」の一面は、メジャー競技の「野球・サッカー・相撲・競馬・ゴルフ」以外のプロレスや芸能、たまにガセネタ、下ネタ全開で電車で読めませんでした。極めつけは当時中日の4番・元三冠王の落合のFA記事かと思いきや「落合フル○ン」が一面だった事です。しかもフル○ンしたのは息子で、TV番組の取材時、その格好で父親の御飯茶碗に小便したシーンが全国放映された翌日の記事でした。他にも「人面魚危篤」という一面もありました。
Posted by HB at 2010年01月21日 20:59
新聞の広告欄は、記事欄と違った独特の活字が踊ってましたね。
一種の魔物の世界です。
Posted by ラー at 2010年01月21日 22:11
HBさんの例は面白いですね・・・
落合監督本人とは全く関係ないですね!(苦笑)
Posted by 無名X at 2010年01月22日 20:06
みなさんコメントありがとうございます。

HBさん
>三行広告の求人欄
よいところに目をつけられましたね。あの欄の広告料って安いんでしょうね。サブカルチャーの集まりと言う雰囲気でした。

ラーさん
新聞は記事欄と広告欄で違った雰囲気がありますね。記事を真似た広告も、雰囲気で違いがわかってしまいます。

無名Xさん
東スポの独自の世界ですね。事実を報道する媒体とはちょっと違います。
Posted by シモン at 2010年01月24日 12:38
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