2010年07月07日

ランディ・バース

史上最強の助っ人でした。

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最近はプロ野球中継など全く見なくなってしまった私ですが、80年代はそれなりにテレビで見ていました。
好きな球団はと聞かれると、やはり東京在住ゆえ巨人軍は気になりますが、当時は既に「アンチ巨人の方がカッコいい」という考えが世の中に浸透していたので、人前で「巨人ファンです」とはなかなか言えませんでした。

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そんな風に斜めに見ていたプロ野球ですが、一番興奮したのは、やはり巨人阪神戦(=関西の人には、阪神巨人戦と言わないと怒られる)でした。
たまたま神戸出身の仲の良い友人がいたこともあり、その友人のアパートのテレビで観戦する巨神戦は盛り上がりました。

当時、巨人軍には「淡口」という選手がいました。代打で起用されると、バッターボックスに入って腰をクィッと小さくひねるのが特徴でした。その仕草を見て、神戸出身の友人がよく馬鹿にしていたのを覚えています。
ある日の甲子園球場での阪神戦、9回表巨人が1点リードされている場面で起用され、いつものように腰をクィッとひねった後、ボールから30cm下をフルスイングして三振したシーンを良く覚えています。

そんな巨人阪神戦で最も人々の記憶に残る試合があります。
1985年4月の甲子園球場の試合を、例によって私は神戸出身の友人宅でテレビで見ていました。。3-1と巨人のリードで迎えた7回裏、ランナー二人を置いてバースが登場します。
「ヒット打たれたらやだな」
と思った瞬間、バースの打った打球はバックスクリーンに飛び込んでいきました。この時点で、3-4と阪神が逆転です。しょげる私を嘲笑うかのように、友人は予言しました。
「掛布もホームラン打つで、きっと」
まさかと思いましたが、予言通りに掛布もバックスクリーンにホームラン。もう友人は狂喜乱舞です。そんな友人も予言できなかった3発目のホームランが、次打者の岡田からも飛び出します。しかもこれもバックスクリーンへのホームラン。
長い野球の歴史でも、3発連続でバックスクリーンへホームランが打たれたことは、この時が最初で最後だったそうです。

バースはこの年と翌年の1986年に二年連続三冠王に輝きました。「史上最強の助っ人」「神」という称号が与えられたのは、この時でした。巨人の潜在ファンの一人だった私も、ここまでコテンパンに打たれるとかえって気持ちが良く、バースのファンになりました。

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思えば80年代は、バースの他にも、ヤクルトに入団してホームランしか打たなかったホーナー選手や、巨人に入団して三振しかしなかったトマソン選手など、豪快な外国人選手が大勢いました。昨今はそのような「大物外人」を見る機会もあまりなく、プロ野球自体が寂しく感じられます。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 18:00| 東京 ☀| Comment(10) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私は、バースは関羽の生まれ変わりと信じていました。その髭、パワー、チームへの貢献度からです。
そして、岡田は関西生え抜きなので(のちに監督にもなったし)劉備で、掛布は4番で強打者だが、不細工なので張飛、真弓はイケメンで外様なので趙雲だと思っていました。

余談ですが、鳩山由紀夫は足利尊氏、邦夫は直義、麻生太郎は北条高時、小沢一郎は高師直だと思います。
Posted by デハ at 2010年07月07日 18:41
「神様仏様バース様」ですね。
東海地方出身ながら京都で学生時代を過ごした私にとって、
最高に盛り上がれる野球選手でした。
Posted by 一オールドフアン at 2010年07月07日 18:41
私はバースも好きでしたが、キン肉マンに出てくるテリーマンとどう見ても同一人物であるオマリーも好きでした。外人選手に関する限り、阪神と横浜の外人が好きな選手が多かったです。巨人の外人はクロマティ以外はだめでした
Posted by デハ at 2010年07月07日 18:43
バース選手の話題が記事になるなんて、奇遇です。
おととい、東京ドームの「サントリー ザ・プレミアム・モルツ ドリームマッチ2010」の抽選に当たり、友人と二人で見に行ったばかりです。
バースが出てました。
他の選手たちと異なり、ライナー性の打球でした!!

今は牧場経営しているそうですが、まだまだその神通力は、衰えていないようです。
Posted by ラー at 2010年07月07日 18:48
淡口、なつかしいですね。
他には吉村、駒田、山本功児、・・・
あの頃の巨人軍が一番面白かったかもしれません。
Posted by A2Z at 2010年07月07日 19:04
A2Zさん、
篠塚や松本(=俊足)を忘れていますよ。
Posted by 無名X at 2010年07月07日 20:04
バース、オマリー(阪神)、ブーマー(阪急)、マニエル、ブライアント、ローズ(近鉄)と在阪球団には記憶に残る助っ人外人が目立ちます。
一方巨人はラミレスやクルーン等、近年助っ人が活躍していますが所詮他球団からの引き抜きなので、純血が基本だった80年代巨人ではクロマティ位しか当たりがなかったと記憶しています。
Posted by HB at 2010年07月07日 21:02
阪急のロベルトチコバルボンを忘れてはなりません。マルカーノも。
Posted by デハ at 2010年07月07日 21:50
みなさん、コメント有難うございます。

デハさん
>バースは関羽の生まれ変わり
それ、とてもよくわかります。横山光輝の「三国志」読んだりすると、バースが出てきます。
>余談ですが、鳩山由紀夫は足利尊氏、邦夫は直義、麻生太郎は北条高時、小沢一郎は高師直だと思います
あはは!
尊氏は、もっと人徳があったと思いますよ。鳩兄は、後醍醐あたりかも。

>一オールドフアンさん
京都ですもんね。京都と言うと、昔西京極球場に、阪急(とどこか)戦を見に行きました。

>デハさん
クロマティは、唯一成功した巨人軍の助っ人ですね。他にはホワイト(黒人)がいましたが、肩が壊れていて、センターから返球できませんでした。

>ラーさん
東京ドームに行かれたんですね。月曜は、豪雨でした。大変でしたね。でもドームだから平気でしたか?

>A2Zさん
山本功児は、広島の監督でなく、ロッテの監督をやった方ですよね。左打ちの選手でした。
駒田は横浜に移籍して尚満塁ホームラン打ちましたね、まさに満塁男。

>無名Xさん
背番号2番の松本ですね。彼も肩が弱く、センターから「返球するより走ってホームにタッチしたほうが早い」と揶揄されていました。

HBさん
関西の球団外人スカウトの方が、目が肥えていましたね。巨人は所詮他球団のメジャー選手をつまみ食いするばかりで、その頃から明確に巨人が嫌いになりました。
クロマティのちょっと前に「レジースミス」という黒人選手を取ったのをかすかに覚えています。

デハさん
阪急のバルボン?知らないです(ごめんなさい)
アニマルって阪急でしたっけ??
Posted by シモン at 2010年07月08日 20:19
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