2010年08月04日

蚊取り線香

日本の夏の風物詩です。

katorisenko.jpg

日本の夏を彩る「匂い」といえば、蚊取り線香の匂いでしょう。
縁側で夕涼みをしながらビールを飲む時や、線香花火をして過ごすひととき。
蚊を退治するために、渦巻状の蚊取り線香に火をつけて、煙がゆっくりと立ち上っていくのは、まさに「日本の夏」の代表的なシーンでした。

bukatsu_tennis01.jpg

「金鳥の夏、日本の夏」というキャッチフレーズで、大日本除虫菊の「金鳥蚊取り線香」のCMをやっていたのは、美空ひばりでした。この昭和の大歌手を起用したCMに対抗したのは、大塚製薬の「アースうずまき」で、こちらはいくつになっても年を取らない由美かおるがモデルでした。
共に、昭和の古い看板となって、山村部に行くといまだに撤去されずに通行人の目を楽しませる「昭和のアイテム」になっているようです。

蚊取り線香は、長らく「あの煙で蚊が燻されて落ちてくる」のだと思っていましたが、実はそうではないようです。
燃焼部分の手前で、高温により揮発して空中に放出される「ピレスロイド」という化学物質が蚊を退治するのだそうです。
蚊以外の虫、たとえばウスバカゲロウのような弱弱しい飛翔昆虫も、蚊取り線香に退治され落ちていきました。

蚊取り線香の入れ物は、我が家では専ら金属製の蚊取り線香立てを使っていましたが、「蚊遣り豚」と呼ばれる陶器の豚型の線香入れを使っていた家庭が多かったそうで、私は実物はともかく漫画で良く目にしていました。
蚊取り線香と組合せて使用されたものに「蚊帳」があり、夏に雷が鳴った時には蚊帳の中に引きこもって雷鳴が止むまでひたすら伏せっていたものです。

bukatsu_tennis02.jpg

最近は電気を利用した「ベープマット」のような製品が行き渡り、火を使用しないため火事の危険性からは安全になりましたが、あの独特の「蚊取り線香の匂い」がしなくなったことは、少し残念です。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 18:00| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
わたしは殺虫効果を高めようと、キンチョールを噴射してから点火したところ、高温になり金属のトレーが溶解して床が焦げてしまいました
Posted by デハ at 2010年08月04日 20:34
デハさん
それはやりすぎです(笑
キンチョールも最近あまり見なくなりました
Posted by シモン at 2010年08月04日 20:49
私はお香がわりに焚いています。
Posted by バカボンのパパ at 2010年08月04日 21:03
お香にはちょっと、キツイかと・・・。
ただ、この匂いは、間違いなく昔の日本の夏を
象徴する匂いでした。

ところでサザンの桑田、癌の手術がうまくいったようで一安心です。
なにしろRCの清四郎が逝ってから1年ですしね(=演技でもない??)
Posted by ラー at 2010年08月05日 20:17
私も夏の間は、お香がわりにもなって一石二鳥です。 風流ですね。
Posted by winechoco at 2010年08月05日 22:24
みなさんコメントありがとうございます。

バカボンのパパさん
「お香がわり」わかります。私も記憶に刷り込まれた「昭和の夏の香り」です。

ラーさん
夏を代表するサザンの桑田さんには、学生時代お世話になりました。毎年毎年夏に発売される新作アルバムを買っていました。

winechocoさん
やはり、そうですか。一石二鳥の「鳥」が金鳥の「鳥」と掛詞になってますね(笑
Posted by シモン at 2010年08月06日 04:59
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック