2010年09月12日

台風

9月は台風の季節です。

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先週の台風は、日本海から福井県に上陸し、静岡県を抜けて関東南部を横断するという、変わった進路を通った台風でした。みなさんは、直接の被害はありませんでしたでしょうか。

台風は、颱風とも書き、夏から秋にかけて西太平洋で発生する熱帯低気圧です。
「台風」の語源は、諸説ありますが、ギリシャ神話のテュポン(Typhon)がTyphoonになり、台風になった、という説などが有力です。

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毎年、台風が接近すると、普段の日常生活とは違った緊迫感、家族の連帯感などを感じて興奮したものでした。
テレビでは「台風情報」と称して、刻一刻台風の進路と予想される上陸地点や時刻を放送します。上陸地点が自分の家に近ければ近いほど、緊迫ムードは高まります。文化人類学でいうところの、日常生活の「ケ」の世界とは異なった「ハレ」の世界。言ってみればこれは一種のお祭りにも似た雰囲気です。

庭にある鉢植えなど、風で飛ばされやすいものを家の中に避難させ、雨戸を閉め、停電に備えてロウソクとマッチや懐中電灯を近くに揃えておく。そうなるとお菓子やカップラーメンも、という具合に、準備万端整えて台風の到来を今か今かと待ち受けたものです。

次第に家に叩きつける雨音や風の音が激しくなると、「祭り」は最高潮に達します。シューベルト作曲のリート「魔王」の世界です。我が家は平地の住宅地でしたので安全でしたが、川沿いの家などは床下や床上に浸水したり、酷いときには建造物ごと流されて持っていかれる家もありました。同様に、崖下に建った家は土砂崩れで埋まったり。見ている私達は「なんであんなところに家を建てたんだ」と疑問に思うのですが、諸般の事情でそういった災害時に危険な場所に家を建てざるをえない事情があるのでしょう。

台風になると、必ず
「川の様子を見に行ってくる」
と言い残して家を出たお年寄りが帰ってこなかったりするものです。
周りから見れば
「何もわざわざこんな時に出かけなくても」
と思うのですが、本人にとっては
「こういう時だから見に行かなければ」
という義務感のような考えが働くのかもしれません。いわば、台風の死神に操られているかのごとしです。

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会社員になってからは、台風に対する「お祭り気分」はかなり薄れました。
「台風が直撃して会社休みにならないかな」
という怠け心が浮かぶこともありますが、あいにくそんな状態でもなかなか会社は休みになってくれず、びしょぬれの状態で満員状態の電車に揺られ、会社に向かうことになります。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 06:00| 東京 ☀| Comment(10) | TrackBack(0) | 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。
台風ではありませんが、今大雨で家に閉じ込められています。
タイフーン→台風だったのですか。私は逆だと思っていました。
タイフーンといえば、英国にそんな名前のかっこ悪い戦闘機(ラジエターむき出し)がありましたね。
Posted by デハ at 2010年09月12日 06:17
デハさんおはようございます。
福島は、大雨なんですか。
どうか気をつけてくださいね。

タイフーン=ラジエーターむき出し
で思い出しましたが、イギリスの
ケーターハムスーパーセブンという車も
かなりむき出しな感じがしますね
Posted by シモン at 2010年09月12日 06:24
今日は、楽しみにしていた蒸気機関車の運行も中止になり(撮影だけですが)、あまりの豪雨に家に引きこもっています。
Posted by デハ at 2010年09月12日 08:43
おはようございます(^^)
先日台風直撃の静岡県地方は、今日はピーカンです。
デハさん大雨大変ですね!
Posted by Captured at 2010年09月12日 10:16
子供の頃台風の語源を「熱帯の島・台湾から来る低気圧」と勝手に考えていました。現地に渡った中国人がタイワンと言う名の原住民部族をそのまま島の名前にしてしまったのが通説です。

また台風情報で頻繁に出てくる室戸岬・南紀白浜・御前崎・石廊崎・銚子・金華山は普段縁遠い地名で全く地理感覚が分かりませんでした。

Posted by HB at 2010年09月12日 11:42
昔は、台風の勢力表す気圧の単位が「ミリバール(mb)」でしたね。
今では100パスカル(=1ヘクトパスカル)がミリバールと同じ値なので、こちらが使われていますが、どうせ同じ値ならミリバールのままで良かったような気もします。
Posted by A2Z at 2010年09月12日 12:50
みなさんコメントありがとうございます。

Capturedさん
静岡同様、東京もピーカンで暑い一日でした。
一体いつになったら涼しくなるんでしょうね

HBさん
台風=台湾の風 とは、実は私もそう思っていました。
台湾の名前の由来は、なる程そういう訳だったのですね。
今年の台風は、まだ台風銀座こと室戸岬沖には出現してないですね。これも異常気象のせいでしょう

A2Zさん
私も「ミリバール」の時代が長かったです。1気圧は1013mbなんてことも覚えました。まあ、単位の置き換えで済んでいるのは混乱が少なくて良かったかと思います



Posted by シモン at 2010年09月12日 17:54
私はワンタンがタイワンの餃子のことだと思っていました。
あと、タイフーンを改良したテンペストというもっとかっこ悪い飛行機もありました。
英国の乗り物や兵器は、極度にかっこいいかかっこ悪いかの両極端になる傾向があります。
そして、古臭いデザインやかっこ悪いデザインであっても、「英国らしい」と評価され、他の国の同様なものとは異なる高評価をされる傾向があります。
Posted by デハ at 2010年09月12日 18:52
デハさん
確かに英国のデザインは微妙な感じですね
でもWWIIの戦闘機ではスピットファイアはカッコよくて好きです
英国には台風の代わりにハリケーンが来ますね。同じ水冷でもスピットの方が好きです
Posted by シモン at 2010年09月12日 20:32
そういえば地震もマグニチュードから代わってしまいましたね。
ハリケーンも、形悪くはないと思います。
私はいつも思うのですが、飛燕、メッサー、マッキは同じエンジン、ムスタングとスピツトファイアは同じエンジンで、これら5機種はかっこいいのですが、それは液冷エンジンだからです。
一方、零戦は、空冷式としては奇跡的なかっこよさです。
 ところが、液冷式でありながらかっこ悪い戦闘機が2種類だけ存在します。それがテンペストとタイフーンなのです。【個人的にはフォッケウルフの液冷型も好きではないが】
 液冷式がかっこいいのは、空力特性に優れているからで、1700馬力のムスタングのほうが、2000馬力のサンダーボルトやグラマン、シコルスキーより速いのもそのためです。5式戦が飛燕より遅いのも同様。
ところが、折角液冷エンジンなのに空力特性を無視したかのような、複葉機にも劣るセンスのテンペストとタイフーンをデザインした奴の考えは一体何なのでしょう。
 ちなみに、ケント級巡洋艦を設計したのは、あの奇抜なネルソンを設計した人と同じで、意外な気がしますが、植民地警備と平時の海外艦隊旗艦としての使用方法から、わざと英国らしく典雅な古臭いデザインにしたそうです。しかし飛行機の場合は、典雅にする必要がないので理解に苦しみます
Posted by デハ at 2010年09月12日 20:56
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