2011年08月27日

JARO

JAROって、なんじゃろう。

JARO.jpg

先日の震災直後、企業がCMを自粛したため、テレビの画面はニュース以外は公共広告機構「AC」の道徳的CMで埋め尽くされました。
「ぽぽぽぽ〜ん」
という言葉が脳内を何度も反響していた、という人が多かったそうです。
私は、長いことAC(公共公告機構)とJARO(公共広告審査機構)の違いがわかりませんでした。皆さんはどうでしょう。

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JAROのCMによれば、JAROとは、「広告に関するウソ、わかりにくい、紛らわしいなどの苦情を受け付け、審査する機構」ということです。
広告や宣伝に限らず、江戸時代の「瓦版」に代表される日本のメディア記事は、古来「ウソ、誇大、わかりにくくてまぎらわしい」ことで埋め尽くされていました。その伝統は現代のテレビや新聞にもすっかり引き継がれているようです。
なので、そういったメディアや広告主の「横暴」を取り締まって欲しいというニーズは昔からあり、1974年に公益社団法人として発足しました。

ではJAROは何をしてくれるか?という点ですが、苦情を受理した広告主に対し指導を行い、改善を求めることができます。しかし、これは法的措置ではないので、強制力がないそうで、そのような場合はJAROでなく消費者庁に対応を求める方が適当なのだそうです。
また、苦情を受け付ける対象の広告も、政治・宗教・ギャンブルに関するものは対象外なのだそうです(裁判で係争中の広告も同様です)。

こうなると、ますますJAROとAC、さらには「放送倫理・番組向上機構」(BPO)との違いが「まぎらわしい」と感じられますが、どれも設立の母体も経緯も違い、目的も微妙に違っていますので、統合は難しいことでしょう。
といって、JAROが仕事をしていないなどという意図は毛頭なく、最近では福島原発事故に絡んだ広告主に指導や警告を多く発しているそうです。例えば
・「放射性物質を完全に除去」とうたう浄水器
・「昆布に多く含まれるヨウ素は、体内に入る放射能を体外に排出させる」とうたう健康食品
・「『米国保健物理学会』で承認済み」とうたう放射線測定器
などは、すべて表示に根拠がない不当表示ということで指導を行っているとのことです。

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この世からコミュニケーションというものがなくならない限り、不当表示や誇大広告はなくならないことでしょう。今後もメディアを監視する客観的な第三者としての位置を堅持して頑張って欲しいものです。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 05:00| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ジャロ懐かしいですね…。まだ存続してたんですね
Posted by デハ at 2011年08月27日 10:08
自分も両者の違いはわかっていませんでした。
実は、BPOも含めてごっちゃになっている気がします。
Posted by 国重 at 2011年08月27日 12:54
皆さんコメントありがとうございます。

デハさん
事業仕分けで廃止にならなくて、良かったですね。

国重さん
割と似たような分野をカバーする異なる部署ってありますよね
そして、そういった部署間はたいてい仲が悪いものです
JAROとACって、どうじゃろ??
Posted by シモン at 2011年08月27日 15:30
JAROが目を光らせているのはあくまでも広告であって、テレビ局の番組の監視は総務省の仕事なんですね。
N○Kにしろ民放にしろ、偏った番組が多いんですが、JAROに苦情言っても無駄じゃろう、ですね。

話は逸れますが、紳助はついに年貢の納め時のようですね。
私は紳助がテレビから消えてほっとしています。
Posted by A2Z at 2011年08月27日 18:56
外国が供与した高速鉄道を国産と言い張り、不具合を続出させ大事故を起こしたにもかかわらず海外に売り込もうとまでしている某国(の鉄道会社)もJAROに取り締まって欲しいものです。
Posted by HB at 2011年08月27日 20:45
HBさんコメントありがとうございます。

某国の高速鉄道が事故を起こす前、日本の某新聞に
「日本の(時間に正確な)新幹線システムは、少々定刻に遅れてもOKな世界スタンダードから見たらやり過ぎ。車両は導入してもシステムは導入しなかった某国は賢い」
などという論評を書いていたウツケがいました

こういう人を取り締まるべきですなあ
Posted by シモン at 2011年08月28日 04:03
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