2011年11月30日

車内販売

長距離列車のサービスの一つです。

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東京から東海道新幹線に乗ると、だいたい新横浜を出たあたりから
「お弁当にお茶、スープにサンドイッチ、アイスクリームにプリン、沿線各地のおみやげ品を持ちまして、お席までお伺いさせていただきます。」
という車内アナウンスと共に、車内販売のワゴン車が通路を通り始めます。

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「東京銘菓、「雷おこし」に「草加せんべい」でございます」と言いながら車内販売の売り子のお嬢さんが通路を通過していきます。草加せんべいは埼玉銘菓であって東京ではないのでは?という疑問はさておき。
学生時代、友人と二人で新幹線に乗って旅行すると、その友人は車内販売が来るたびに必ず売り子のお嬢さんの方に視線を向けていました。
乗車率を6割、私の友人のような人間が(控え目に計算して)10%ぐらいだったと仮定しても、一編成につき
(3+2)×18×0.6×0.1×16=86.4人
もの人間の眼差しを浴びることになります。車内販売というのは、結構注目を浴びる存在なのです。

そのせいか、車内販売の売り子さんにはあまり次のようなタイプはいません。
・40代以上の年配の人
・ヤンキータイプの人
・爪をマニキュアでけばけばしく塗っている人
・度の強いメガネをかけている人
・態度がぞんざいな人
・知的だがとげとげしい人
・せっかちな人
・刈上げの人
大抵は髪の毛を後ろに束ね、清楚な雰囲気の人が多いです。これは当然、面接試験で選考しているからだと思われます。

販売する「沿線のおみやげ品」は、その列車が通過する毎に変わっていきます。
・新横浜付近:「崎陽軒のシューマイ」
・小田原付近:「かまぼこ」「イカの塩辛」
・静岡付近:「安倍川餅」「わさび漬け」
・豊橋付近:「ちくわ」
・名古屋付近:「ういろう」
・京都付近:「生八つ橋」
・岡山付近:「きび団子」
・広島付近:「もみじ饅頭」
・博多付近:「ひよこ」「辛子明太子」
等が代表的です。
車内販売の「崎陽軒のシューマイ」は、真空パックになっており、そのまま車内でビールのつまみにならないので要注意です。
以前、豊橋で自由席にどやどやと乗り込んできたおばさんたちが、口々に
「ちくわはどこ?」
「ちくわくれ!」
と叫んでいたのを覚えています。豊橋付近の人にとって、ちくわは「ソウルフード」なのでしょう。

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新幹線の食堂車やビュッフェが廃止され、短距離移動のビジネス客の増加などの要因で、車内販売も利用率が随分落ちたそうです。
繁忙時間帯の新幹線は、新横浜を通過したあたりでは通路に立っている乗客も多く、その中をかきわけてワゴンを押される売り子のお嬢さん方のご苦労も大変なことでしょう。
しかし昼間の時間帯、ご高齢の乗客にとっては車内販売で購入する弁当とお茶が心のオアシスとなっているそうで、まだまだこれからも変わらぬサービスで活躍されることを期待しています。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 18:00| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
むかし黒磯から特急つばさに乗り込んで来る「九尾の狐弁当」はかなり歳食った栃木弁丸出しのおばちゃんで、毎回必ず同じ人でした。
Posted by デハ at 2011年11月30日 23:40
社内販売は、東京又は新横浜から名古屋に戻る新幹線車内でコーヒーを買う位でした。確かに車販で食べ物を買う人は少なかったです。コンビニが発達したのと航空運賃が下がり目的地まで直接空路で移動が増えたからでしょうね。
Posted by HB at 2011年12月02日 22:41
デハさん

それはきっと、九尾の狐がそういった容姿のおばさんだけを売り子として選定しているからだと思います。
デハさんは同一人物と思われているかもしれませんが、瓜二つのおばさんたちがズラッと九人ぐらい並んでいる姿を想像してみてください。
ちょっと壮観だと思いませんか。
Posted by シモン at 2011年12月03日 08:11
HBさん

車内販売のコーヒーって、こぼしそうで隣に座っている人に迷惑かけないかいつもビクビクしている私は買ったことがありません。
車内でビール買うと人件費乗せるので高いので、ホームで買って中で飲んでいるおじさんばかりです。
Posted by シモン at 2011年12月03日 08:14
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