2013年06月02日

図書券

書籍と交換ができる有価証券です。

tosyoken.jpg

小学生や中学生の頃、読書感想文コンクール等のコンテストがありました。
自分は文章力が乏しいので入賞したことはあまりありませんでしたが、一度だけ佳作か何かに選ばれたことがあります。その時の副賞が、「図書券500円分」でした。

tosyoken001.jpg

図書券は、最も普及して知名度の高い有価証券の一つです。
小中生のような子供に現金を与えることは教育上好ましくないとされていたため、読書習慣を奨励したり参考書を買わせるために図書券という形で賞が与えられたのは世間的にも納得できるものでした。自分の場合は漫画本の購入に使ってしまいましたが・・・。

図書券を発行していたのは、「日本図書普及株式会社」という会社で、文字通り図書の購入促進のために1960年12月から図書券の発行を開始しました。
当初は20円券などという額面のものがあったそうですが、私が見た記憶があるものは100円券と500円券の二種類のみです。

図書券の利用でわかりにくかったことは、釣銭の考え方です。
私がいきつけだった書店では、たとえば900円の本を購入するのに、500円券2枚を出して100円お釣りをもらうことができず、500円券1枚に400円現金を足して、という形でないと売ってくれませんでした。つまり「図書券に対して現金でお釣りは出さない」という訳です。
ですが、何年か後に別の店に行った時、他の人が図書券で本を買ったのですが、その際「500円券2枚で100円お釣りをくれる」対応をしていました。要するに、「お釣りをどのような形で提供するかは各店の判断に任されていた」ということでした。

tosyoken002.jpg

1990年、図書券がプリペイドカードになった「図書カード」が発行されました。
昔ながらの紙の図書券も、お年寄りや子供に相変わらず利用され続けましたが次第に使用頻度が減少し、2005年10月をもって完全に図書券の発行は終了しました。と言っても、発行が終了しただけで、手持ちの図書券は今でも使用可能です。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 05:00| 東京 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
♪図書券もらうと いい本が図書券も思い出の彼方へ去っていきました
Posted by デハ at 2013年06月02日 05:52
デハさん
おはようございます。早速のコメントありがとうございます。

♪図書券もらうと〜いい本が欲しくなる〜

もらわなくても欲しかったんですが、、
Posted by シモン at 2013年06月02日 06:12
子供の頃、お年玉をもらって開封したら図書券で、ガッカリした記憶があります。
Posted by ラー at 2013年06月02日 08:33
やはり、お釣りが出ない・・・がネックでしたね。
この件については、統一がとれていなかったようですが、地元では不可でした。
コミックスは320円くらいだったので、500円の図書券を使うと損してしまうのです。
Posted by ヨット at 2013年06月02日 19:29
ラーさん
コメントありがとうございます。

用途が限定されてしまう金券というのがちょっと、だったんでしょうね。
よく覚えていないんですが、500円の図書券を購入するのに500円必要だったのなら、現金の方が良かったでしょうね。
Posted by シモン at 2013年06月03日 04:17
ヨットさん
コメントありがとうございます。

お釣りが使えないのはかなり不便でした。
プリペイドカードになってそのあたりのところは解消されたのかもしれませんが、そのうち図書券(カード)というもの自体が衰退するような気がします。
Posted by シモン at 2013年06月03日 04:21
非ITの紙の金券文化にそこはかとないノスタルジーを感じます。

何がなんでもIT化、クラウド化で良い社会が出来ますか?
シモンさんに問いたいトコロです。
Posted by A2Z at 2013年06月03日 19:40
A2Zさん

厳しい質問ですね。

IT化はユーザの利便性よりもそれを提供する側がお金になるから、という価値観で行われます。
IT格差社会で弱者を救済することはとても重要ですが、そのための投資の回収を考えた場合、多くの企業のビジネスになりえません。

それを補完し、IT弱者を救済する企業や仕組みは必要だと思います。
ただそれがグローバル化やらなにやらの競争社会で、かき消されてしまっているのが現状だと思います。
Posted by シモン at 2013年06月03日 20:28
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック