2013年09月27日

ブルートレイン

機関車に牽引される寝台列車の愛称です。

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♪花〜嫁は〜 夜汽車〜 に乗って〜 嫁い〜で〜 行〜くの〜
結婚式の披露宴等で、50代以上の来賓の人がこの辛気臭い歌を歌って新郎新婦の門出を祝う、ということは最近でもまだあるようです。
もう30年以上も前から、花嫁は夜汽車なんかに乗らずに国際線の飛行機でリゾート地に飛んでいくのが一般的でしたが、それでも「夜汽車」というものに独特の郷愁を覚える人が多いことは確かでしょう。

blue_01.jpg

ブルートレインは、1956年に東京-博多間で運行を開始した特急「あさかぜ」に始まる客車型の夜行列車です。私は鉄道に詳しくないので、客車の型名とか編成については無知なのですが、ドイツで運行される「ナハトツーク」(夜行列車)と総称される「シュラーフワーゲン」(寝台車)や「クシェット」(簡易寝台車)の色は青色でしたので、日本でも青色で夜行列車を表すことにしたのかもしれません。

夜行列車というのは、遠距離出張の時は合理的です。夕方のうちに九州から列車に乗り、寝て朝になれば東京駅に到着。そしてそのまま仕事に行ける。どうせ東京で前泊するぐらいなら、寝ながら移動できる寝台車の方が安い・・・ということで、私の広島の会社の同僚はしばしばブルートレインで出張に来られていました。

70年代中頃から80年代前半、飛行機や新幹線さらに夜行バスの普及により競合相手が多くなったブルートレインはイメージを一新してPRを図ります。鉄道ファン(所謂鉄ちゃん)による車両撮影がブームになり、日頃鉄道に関心のない人でも「ブルートレイン」略称「ブルトレ」は広く認知され、ちょっとしたブームが起きました。
そして興味本位にブルトレで旅行しようという女性客も増えたのですが、それまでの普通車の寝台車は3段式とか2段式の共有型寝台が一般的で、たまたま乗り合わせた客が鼾のうるさい中年のおじさんだった、等で不快な経験をした人が要望を出したのでしょう。80年代中ごろに国鉄がJRに分割民営化された頃には、狭いながらもプライバシーが確保できる個室寝台が格段に増えました。
さらに上野-札幌の「北斗星」のような、「夜行列車ライフを楽しむ贅沢なブルトレ」も運行を開始し、ビジネス客よりも観光客や有閑富裕層の占める割合が大きくなりました。

blue_02.jpg

しかし、車両の老朽化に加え、ビジネス客のような「一般利用者」の減少は、ブルートレインの廃止加速を意味していました。
93年12月のダイヤ改正で九州と東京を結ぶ路線の食堂車が廃止されたのを皮切りに、2000年代に入ると「あさかぜ」「さくら」が2005年に、「はやぶさ」「富士」が2009年に廃止され、九州方面のブルトレは全廃してしまいました。2009年の東京駅ホームには、別れを惜しむ鉄道ファンで溢れていたのをご記憶の方も多いことでしょう。
2013年現在、存続している定期運行のブルトレは「北斗星」の他は上野-青森間の「あけぼの」と大阪-青森間の「日本海」のみです(臨時列車として運行される「トワイライトエクスプレス」、「日本海」を除く)

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 05:00| 東京 ☁| Comment(43) | TrackBack(0) | 乗り物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます!
ブルートレインで目覚める朝は、独特の感傷がありましたね。

今から出社です(^O^)/
Posted by Captured at 2013年09月27日 06:05
おはようございます。
日本海も廃止されています。そのルートでは当初単に日本海をグレードアップするだけの予定だったトワイライトエクスプレスが札幌行きで運行されています。
Posted by デハ at 2013年09月27日 06:19
ブルトレブームの頃に「あさかぜ」や「富士」で九州方面に何度か旅行しました。

B寝台個室を愛用していました。
Posted by A2Z at 2013年09月27日 06:44
涼しくて気持ちの良い朝となりました今朝の甲府です。

夜汽車と言えば、石川ひとみの「津軽海峡冬景色」を思い出します。
「上野発の夜行列車降りたときから。」
これは、上野発青森行きの「あけぼの」で間違いないでしょう。

小生は、夜行列車と言えば、「出雲」に乗って島根に行った旅が直近ですが、かれこれ10年前になります。
Posted by 百足衆 at 2013年09月27日 07:01
結局、ブルートレインには一回も乗らずに終わってしまいました。

早朝のプラットホームに青いボディーの車両が入線していると、朝っぱらからテンションが上がってましたね。
Posted by 田舎帝王 at 2013年09月27日 07:27
百足さん!
津軽海峡冬景色は、石川ひとみでなく石川秀美です!(b^ー°)
Posted by まろん at 2013年09月27日 07:51
さゆりですよ!でも梨華でないだけ良心を感じました
Posted by デハ at 2013年09月27日 08:17
優子という選択肢もあったな。さすがに遼ではバレるか。
Posted by 燈台森 at 2013年09月27日 09:17
やや。
またしても、まろんさんにたばかられるところでしたか。
まろんさん、あまり年寄りをからかうと、化けて出ますゾ。
ひゅぉぉぉぉ、どろどろどろ。

石川姓の有名人は、結構、いますね。
石川啄木。
石川淳。
石川達三。
いずれも、文学者です。
Posted by 百足衆 at 2013年09月27日 10:27
石川氏は、源頼遠ー有光ー元光ー光義ー義季ー基光ー広季ー光貞ー光長ー基盛ー盛義ー家光=時光(弟)ー貞光(甥)=詮持(甥)ー満持ー満朝ー義光ー持光ー宗光ー成光ー尚光ー稙光ー晴光=昭光(婿)ー義宗(母は晴光の娘)ー宗敬ー宗弘=宗恒(婿)=村弘(宗弘の孫)ー村満ー村俊ー村文ー村任ー光尚=宗光(弟)ー義光ー邦光…と平安時代から現在まで存続しています。
Posted by デハ at 2013年09月27日 10:45
デハさま
凄いです!石川氏の系図が、すらすら空で言えるなんて。
百足衆さまの世代の、天皇系系図暗記みたいなものですね。

私としては、石川姓の有名人で一番好きなのは、卓球の佳純ちゃんですね。
Posted by ラー at 2013年09月27日 11:35
石川姓の有名人じゃ、
石川五右衛門が一番有名ぞなもし
Posted by 燈台森 at 2013年09月27日 15:01
石川氏の有名人と言えば、石川伯耆守数正じゃないですか。
Posted by 田舎帝王 at 2013年09月27日 16:28
老師
あけぼの、津軽などの奥羽線まわりの列車は、基本的に連絡線と接続していませんでした。

 東北本線〜青函連絡船〜函館本線では、通常とは異なる列車運行体系を採っていました。
即ち、通常の路線であれば、特急列車は1〜または1000番台の1〜、急行以下は100位が路線で1位は下りは1、上りは2〜と奇数偶数で列車番号を表していました。
 1〜の列車番号は東京発ブルトレが優先され、発車順に、1さくら、3はやぶさ、5みずほ、7富士、9あさかぜ1号、11瀬戸、13あさかぜ3号と割り振られ、途中で分岐する出雲は2001でした。

 急行に関しては、上野口ですと、東北本線が101〜、常磐線は201〜、信越本線は301〜、奥羽本線は401〜、信越線経由北陸方面息き601〜、上越線は701〜、羽越本線は801〜が振られ、電車の場合は、Mが付きました。
 途中駅までしか行かないものは、1000番台で区分されていました。
急行津軽は401・402・405・406レ、(3・4は季節運転で+6000の6403・6404のおが)急行十和田は201〜206レ、急行八甲田は103・102レ、急行鳥海は801・802、急行天の川は803・804、急行越前は601・602レ、急行能登は605・604、急行まつしまは101m〜、急行信州は301M〜、急行佐渡は701M〜となっていました。
 
東海道山陽方面は101〜東海道線、201〜山陽本線などとなっており、銀河は101、阿蘇は201レでした。日本海縦貫は501〜です。

ところが、上野発北海道方面行きは、例えば1Mはつかり11号〜連絡線1便〜1Dおおぞら1号、というように、発車順を無視して、連絡船の便や道内の特急に合わせて符番されているのです。はつかり11号は、本来であれば6往復あるはつかりの下り最終便ですから、1号から1M〜と振れば、11Mになるはずです。実は、他のはつかりは21M〜振られ、連絡船と接続していないか、接続時間が長く設定されており、他にはくつる5M〜5便〜5Dおおとりと接続していました。1便は大阪からの4001Mの白鳥も接続しています。
 八甲田が東北本線唯一の直通急行でありながら、101レではなく103レなのも、3便に接続するからです。
 ちなみに、津軽の青森到着の直前に出航する便もあったとか。
 基本、東北本線の場合、例外もありますが、ゆうづるの場合は、583系の列車が連絡線と接続し、客車の便は非接続または1便待ち、昼行のはつかりは逆に485系の便が優先的に接続していたようです。
 
つまり、1M〜1便〜1Dは、上野-釧路、5M〜5便〜5Dは上野〜網走のダイヤであったということです。
あけぼのは残念ながら、ぴたりとは接続していなかったようです。
最も青森駅で待てば乗れましたが、最速便はいずれも青森駅到着後連絡線に駆け込んでいたそうです。
Posted by デハ at 2013年09月27日 20:12
静岡県民のCapoturedです!

田舎帝王さん、その通りです。
何故出奔したんでしょうね??

よい週末を!
Posted by Captured at 2013年09月27日 20:32
なるほど。
デハサン、接続が悪いのが国鉄でしたね。
そして国鉄以来の労働運動(国労)が、いまだに根強く続いているのか、JR北海道の、サボタージュ。
公共交通機関で、あそこまで労働運動をする、顧客の利便性も省みない、しかし独占企業というのは、酷いの一言に、尽きます。
Posted by 百足衆 at 2013年09月27日 21:26
老師
それが例示した青函連絡船絡みのものに関しては完璧だったんですよね。連絡船を介して一つの列車扱いでした。むしろJRの方が長距離列車が切られ接続が悪いです。
Posted by デハ at 2013年09月27日 21:54
デハさま
確かに、JR東と東海の連絡の悪さは最悪ですね・・
Posted by ラー at 2013年09月27日 21:59
ラーさん
そもそもブルトレ廃止は東海の陰謀なんですよ。ブルトレは遅れるのと、自社に機関士という職種を無くしたいから。九州行きは別として銀河なんて金土日なんてまずA寝台は取れなかった。
Posted by デハ at 2013年09月27日 22:59
昔は「津軽海峡冬景色」と表記されていた気がするのですが、今は「津軽海峡・冬景色」になってしまいました。
Posted by ヨット at 2013年09月27日 23:14
ヨット様
本当かな〜と思いながらググッてみたら、確かに
「津軽海峡・冬景色」になってました!
Posted by A2Z at 2013年09月28日 06:35
デハさま
ありがとうございます。

ブルトレは遅れるんですか。
それは長距離を走るためでしょうか?
Posted by ラー at 2013年09月28日 07:49
ラーさん。

ブルートレインは、寝台特急よりも通勤電車を優先するため、主要駅付近の通勤電車の混み具合によっては、遅れることがしばしばあります。
Posted by 藤原 at 2013年09月28日 10:43
また、補足ですが、本州から九州方面へ向かうブルートレインの機関車は、直流区間である関門トンネル側と、交流電化された門司駅側の、両電源方式に対応した機関車でなければ、ならず、この機関車の製造・保守コストが高いため、廃止に追い込まれた一因と、なっています。
Posted by 藤原 at 2013年09月28日 10:46
ラーさん

JR東海は、JR東と西と喧嘩ばかり吹っかけてましたからね。

東海道新幹線を保有している分、強気ですよ。

ネット上でも嫌われているJR東海も、中国への新幹線の売り込みには真っ向から反対していた部分は評価が高いですよね。

Capoturedさん

石川数正出奔の理由はたくさんありますよね。

家康との不仲説

徳川家内での発言力の低下

豊臣方への内通を疑われて出奔した

秀吉に籠絡されて豊臣方に下った


裏切り者の汚名を被ってでも徳川家の外交を支えるために豊臣方に下ったなんて説もありますね





Posted by 田舎帝王 at 2013年09月28日 11:03
デハさん
コメントありがとうございます。

豊富な知識でフォローくださってありがとうございます。
最後の文は修正させていただきました。
Posted by シモン at 2013年09月28日 12:43
Capturedさん
コメントありがとうございます。

列車で朝を迎える、というのはあまり人生の中でも何度も経験したことはないですね。
Posted by シモン at 2013年09月28日 12:58
A2Zさん
コメントありがとうございます。

B個室は一番手軽でプライバシーが確保できるお得な席ですね。
Posted by シモン at 2013年09月28日 12:59
百足衆さん
コメントありがとうございます。

70年代末期に「夜汽車」を歌った名曲といえば、これですね。
Posted by シモン at 2013年09月28日 13:00
田舎帝王さん
コメントありがとうございます。

意外にも、愛知県の人にとっては夜行列車のメリットがないのかもしれませんね。
空港あり、新幹線あり、私鉄あり・・・ですからね。
Posted by シモン at 2013年09月28日 13:01
まろんさん

もっくんの奥さんですね。
Posted by シモン at 2013年09月28日 13:02
ラーさん

ロンドンオリンピックで見事メダル獲得しましたね。
Posted by シモン at 2013年09月28日 13:03
燈台森さん
コメントありがとうございます。

戦国時代の人物としては、田舎帝王さんの石川数正と並んでビッグネームですね。
Posted by シモン at 2013年09月28日 13:04
ヨットさん
コメントありがとうございます。

確かに?
漢字が長く続くと、読めない人がいるせいでしょうか。
Posted by シモン at 2013年09月28日 13:05
藤原さん
コメントありがとうございます。

鉄道もお詳しいんですね。
詩よりも、ずっと良いと思います。
Posted by シモン at 2013年09月28日 13:06
はい、デハ氏の半分も知識がありませんが鉄道関係にも趣味があります。
あと田舎帝王氏が言われていますが、中国に技術を安売りしたK重工は本当に良くないと思います。
Posted by 藤原 at 2013年09月28日 16:15
藤原さん
とても良い意見ですね。
Posted by 菅原 at 2013年09月28日 20:19
菅原さん、
ありがとう、ありがとう。褒めて下さって、ありがとう。
御礼に、ささやかな詩を贈ろう思いますが、どんなテーマの詩が良いですか。
Posted by 藤原 at 2013年09月28日 20:30
藤原さん
どうか、お気遣いなく。
どうしても、と言うのであれば、ブルートレインの詩をお願いします。
Posted by 菅原 at 2013年09月28日 20:42
菅原さん、リクエストにお答えして。
「ブルートレイン」

森とんかつ
泉にんじん
かーこんにゃく
まれてんぷら
しずかにんにく
ねむールンペン
ブルーブルー
ブルートレイン。

いかがでしょうか。
Posted by 藤原 at 2013年09月28日 21:30
藤原さん

とても素晴らしい詩ですね。
Posted by 菅原 at 2013年09月29日 06:31
はしだのりひこ&クライマックスの「花嫁」は私個人的には思い入れがある曲です。
私が子供の頃、隣の家のお姉さんの部屋からよくラジオが聞こえてきたのですが、時おりこの「花嫁」も流れてきました。このお姉さんはよくジーンズ姿で出掛けていました。そんな彼女のことを父はやれ本を読まない教養がない学歴がないと陰口をたたいていました。私にとって彼女はある意味で青春の先輩で憧憬の対象でもあったので、そんな父の言いぐさには子供ながらに反感を感じたものです。

それからいく歳月が経ったある日、自分が青春時代を過ごした本郷界隈をに久しぶりに足を運んだ父がなにか本当に、「しょんぼりして」「がっかりして」帰ってきたことがありました。私はなにも言わずにただ父を見守っていましたが、多分本郷の学生たちが父の言う「世俗化」「一般化」そして「アメリカ化」していたことにショックを受けたのだろうと感じました。

その後父は多分自分が十代にに情景していた「理想郷としての本郷界隈」を日本国内に求めることを諦めて、ドイツなど海外に求め始めました。が実際に父が目の当たりにしたドイツもまた「アメリカ化」していて、やはりがっかりして帰ってきたものでした。

しかしナハトツークという独逸語の響き、ヘルマンヘッセやゲーテからイメージし情景した理想郷としての独逸を感じますね。かつて受験勉強に青春を捧げ受験勉強の教科に魂の希望や居場所を求めた人たちにとってはアルトハイデルベルクというドイツの中篇小説はまさしく青春のバイブルだったようです。私自身、受験勉強に励むことが唯一の光の道だった高校時代、足しげく通った図書館で、図書館職員のお姉さんに声をかけられ事務室に案内されてコーヒーをだしてもらったことがありました。その時彼女が私に将来図書館員になることを勧めたことは覚えています。ちなみに彼女に私の中学時代の同級生たちで噂になっていた程の美形でしたが、受験以外に関心の無かった当時の私はどうして同級生がたちが彼のことで騒ぐのかわかりませんでした。当時のわたしにとっては図書館近くでたむろする受験勉強とは無縁であろう商業高校の女子生徒のほうになにか強く惹き付けられるものを感じました。

Posted by らら at 2013年09月29日 08:31
ららさんおはようございます。

ドイツは戦前は物理学で世界の中心でしたが、ユダヤ人が流出して理系の学問が廃れてしまい、今日に至っています。

ららさんの書かれている「アメリカ化」は、実はユダヤ人の陰謀かもしれませぬ。商業高校の女生徒たちにまで影響が及んでいないとは思いますが・・・
Posted by シモン at 2013年09月29日 09:02
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