2013年09月29日

ハンガリー

知られざる「温泉の国」です。

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日本人は温泉好きです。観光地の風呂には必ず大浴場がついていますし、お手軽なスーパー銭湯という娯楽施設もあります。山間の渓谷に囲まれた秘湯を探すのも多くの日本人の楽しみの一つです。
ですが、「テルマエ・ロマエ」という漫画にも描かれている通り、温泉好きなのは日本人だけではありません。中欧に位置するハンガリーには、数々の「ローマ風温泉」があります。

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首都ブダペスト、ゲレールトの丘にアールヌーボー様式のホテルがあります。これが「ホテル・ゲレールト」です。ここには、室内の温泉と天井から空が見える温泉プールの二つがあり、前者は「まさしくローマ時代の風呂」を彷彿とさせるようなモザイクで彩られた「ローマ風呂」です。

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温泉プールも、コリント式の柱が立つローマ風なプールで、単なる温水ではなく、カルシウム・マグネシウム・炭水化物・アルカリ・塩化物・硝酸塩等を含む「れっきとした温泉」です。
ブダペストの市民は朝風呂が大好きで、仕事前にこのゲレールト温泉で一風呂浴びてから出勤するそうです。まさしく生活密着型の温泉といったところでしょうか。

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ブダペストには、「セーチェニ温泉」というヨーロッパ最大の温泉もあります。
バロック風の建造物をくぐって更衣室で水着に着替えて中庭に出ると、そこには壮大な一大娯楽場としての大温泉プールが展開しています。

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ここの名物は「温泉チェス」で、日長チェスに興じるおじさんたちの姿が観光ガイド等に紹介されたりしていますが、おじさんたちだけでなく10〜20代の若い綺麗な女の子たちも来ていて楽しいスポットです。
ハンガリー人で日本語を理解する人は殆どいないので、目の前の若い女の子に
「お嬢ちゃん、どっから来たの?」
などと話しかけても「?」とにこやかに笑い返されるだけで、とても気楽です。

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ブダペストから電車で約3時間。ハンガリー西部のバラトン湖の近くに、へーヴィーズという温泉湖があります。
この湖はアルカリ性の温泉となっていて、水温の最も低くなる真冬でも摂氏26度を下回らない不凍湖です。
ここは先に紹介した温泉プールと異なり自然の湖ですので、立っても足が底につきません。泳ぎに自身のない人(=私を含む)は、浮き輪をレンタルで借りることになります(=この浮き輪が命綱です)。万一浮き輪が外れてしまった場合は、犬神家状態になります(写真参照)。

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へーヴィースで蓮の花や多くのハンガリー人たちと混浴した後は、ゲストハウスで一服というのが風呂上りの楽しみです。
ハンガリーはトカイワインという甘口の白ワインが有名ですが、私は辛口の赤ワイン「エグリ・ビカヴェール」が好きです。「雄牛の血」という意味のこのワイン、華やかな香りに果実味の豊かな濃厚な味わいが印象的な一本です。
posted by シモン at 05:00| 東京 ☁| Comment(15) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
洪牙利
Posted by デハ at 2013年09月29日 08:44
デハさんおはようございます。
匈牙利と書くこともありますね
Posted by シモン at 2013年09月29日 08:56
匈奴の子孫であるという説からの「匈牙利」ですね。
Posted by デハ at 2013年09月29日 10:37
ブダペストには、「キラーイ」という温泉もありますね。
ここは水着着用はダメで、褌のような前掛け着用で入浴します。
私も98年に行きました。
Posted by 無名X at 2013年09月29日 12:46
日本の温泉施設の方が充実しているでしょうね。
でも、欧州の温泉は温泉に精通している日本人にとってはエキゾチックだと思います。
一度行って見たいですね。
Posted by A2Z at 2013年09月29日 19:55
デハさん
そうです。フン族なんですよね。
ハンガリーはアジアの子孫んだそうです。
Posted by シモン at 2013年09月30日 05:20
無名Xさん

キラーイに行かれましたか。
私は行ってないです。理由は、そこだけは男女混浴じゃなかったからだと記憶してます。
Posted by シモン at 2013年09月30日 05:22
A2Zさん

日本にも、ローマ風呂を模した温泉施設はありますけど、あちらは「本物」ですからね。
私は、日本の温泉施設の中ではユネッサンが一番大好きです。
Posted by シモン at 2013年09月30日 05:23
そろそろ、温泉のぬくもりが恋しい季節となってきました。
明日は天気が崩れるそうで、今日が9月最後を飾る快晴の日となりますように。

さて、温泉といえば、「信玄の隠し湯」の名で知られる通り、日本で最初に湯治場を開発したのが、我等が信玄公なのです。

昇仙峡、石和温泉、下部温泉、等等、みなさんも山梨県の温泉に、是非おいでになってください。
Posted by 百足衆 at 2013年09月30日 09:09
豊臣秀吉は有馬の湯。
徳川家康は熱海の湯。
有馬温泉には秀吉ゆかりの温泉宿があり、熱海温泉には家康ゆかりの温泉宿があります。
でも、織田信長には温泉に纏わるエピソードがありません。
考えてもみれば、信長が領有していた、尾張、美濃、伊勢、近江、山城、近辺には、めぼしい温泉が無いですよね。
Posted by 田舎帝王 at 2013年09月30日 12:07
信玄や秀吉と違い、温泉に関するエピソードがほとんどない織田信長ですが、天正6年(1578)春に湯治のために飛騨を訪れたという記録があるそうです。

以下下呂温泉のサイト:
http://www.yukoyuko.net/onsen/area05/pre22/onsen0053/rekishi
です。
Posted by A2Z at 2013年09月30日 12:50
信長の湯治の記録とは貴重ですね。
馬車馬のごとく働く殿様ですから、温泉に浸かってのんびりと過ごすと言うのは趣味にあわなかったのでしょうね。
Posted by 田舎帝王信長の湯治の記録とは貴重ですね。 馬車馬のごとく働く殿様ですから、温泉に浸かってのんびりと過ごすと言うのは趣味にあわなかったのでしょうね。 at 2013年09月30日 15:47
田舎帝王さん

有馬温泉=豊臣秀吉は存じておりましたが、
熱海の温泉は家康でしたね。私には、尾崎紅葉の「金色夜叉」の舞台としての熱海と認知していました。

信長は50年の人生、ゆっくり温泉に浸かっている暇はなさそうですね。
Posted by シモン at 2013年09月30日 19:51
A2Zさん

信長も下呂温泉に行ったんですね。
天正六年と言えば、上杉謙信が死去して、信長は右大臣を辞任した年に当たります。
朝廷の官職を放り出して、いよいよ天下布武を完成させようという時期に一呼吸置く為もあって温泉に行ったんでしょうかね。
Posted by シモン at 2013年09月30日 19:58
シモンさん

歴代将軍家も熱海の湯を愛していたそうで、熱海のお湯を詰めた樽が千代田のお城に運ばれていたそうです。
Posted by 田舎帝王 at 2013年09月30日 22:45
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