2014年01月29日

ジャイアント・ロボ

横山光輝先生原作の漫画を実写化した巨大ロボット物語です。

giant_robo00.jpg

漫画家の横山光輝先生は、多くの新しいジャンルを切り開いたパイオニアです。
巨大ロボットアニメの先鞭をつけた「鉄人28号」、魔女っ子アニメの第一作となった「魔法使いサリー」は、いずれも横山先生の手から生み出されています。
今回ご紹介する「ジャイアントロボ」は、実写版巨大ロボットドラマの先駆けとなった記念すべき作品です。

giant_01.jpg

放映時期は1967-68年と極めて古いため、ご存じない方が大半だと思いますので、簡単にあらすじをご紹介しましょう。
円盤に乗って地球に飛来した謎の宇宙人・ギロチン帝王は、秘密結社BF(ボーイフレンド)団を起業し、地球征服に乗り出す。その尖兵として開発された巨大ロボット:GR1は、最初に登録された者の音声認識により行動し、それ以外の人間の声を受け付けない構造になっていたため、たまたま居合わせた少年・草間大作の声に反応し、正義のロボット:ジャイアントロボとして悪のBF団と戦うのだった。
こんなストーリーです。

では簡単に登場人物をご紹介しましょう。
ジャイアントロボ:スフィンクスを改良して作られた巨大ロボット。音声認識(日本語対応)で動き、最初に登録された草間大作君の言うことしかきかない。このあたりの設定は、後に「ハクション大魔王」にも引き継がれた。命令に対し、「ま゛」と応答する。
草間大作:ジャイアントロボを操縦できる唯一の小学生。だが、小学生の悲しさ、ジャイアントロボに命令を出す時に誤字脱字が頻繁にあり、その時ロボは「ま゛?」と答えたまま立ち往生する羽目になる。ユニコーンというシスコーンの姉妹会社の防衛組織に所属する。
南十郎:ユニコーンの社員。草間大作と仲が良い。BF団に対抗してBLを推進する。この人は「なんじゅうろう」という名前のみで苗字がない点、現在の朝の連続テレビヒロインと同じである。
東支部長:ユニコーン日本支部の支部長。この人は南十郎に対抗して、東という苗字しかない、と思われがちだが、下の名前が支部長(しぶなが)なのである。
マリー花村:ユニコーンの社員。39ヶ国語を話せる才女。その語学力を買われて、NHK教育テレビの語学番組のアシスタントを副業でやっている為、収入はユニコーン一。
ギロチン帝王:謎の宇宙人で悪の組織・BF団の総帥。原発推進派として知られ、原子力を用いたロボット:GR1を開発するが、地球人に奪われ、放射能漏れを起こす。
ミイラーマン:第何代目かのBF団の日本支局長。鏡を持ち歩き、品川駅の階段で悪用する。
だいたいこのような面々が、地球の存亡をかけて日夜戦いに明け暮れていたのでした。

印象的なエピソードは、第23話「宇宙妖怪博士ゲルマ」の回です。この回で、BF団は幼稚園の送迎バスを人質にして、草間大作の持つ操縦機の交換を要求してきたのです。ユニコーン日本支部は「幼稚園児の人命には換えられない」と、その操縦装置をBF団に渡してしまうのですが、結果としてジャイアントロボが偽の命令に従って東京を破壊し、より多くの人命が失われてしまった、という話です。所謂「人権派」「市民団体」なる人々の論理と、この回のユニコーンの失敗が二重写しに見えてしまいます。

giant_02.jpg

ジャイアントロボは、90年代に「ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日」というOVAが制作され、天動説派の人々の大きな支持を受けたそうです。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 05:00| 東京 ☀| Comment(24) | TrackBack(0) | TVと映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昨日よりは、若干寒いが、先週よりは暖かい甲府市内。
今朝の「ごちそうさん」源太(演者不詳。)が、出征前に、行方不明になる。め以子(あんず演。)は、美味しいステーキを、作ろうとする。
という回でした。

サテ、横山光輝といえば、「三国志」の漫画版です。やはり私も元社会科教師のはしくれ、文章の「三国志」は精読しましたが、漫画版も愛読して、生徒にも薦めていました。
劉備玄徳が主人公でしたが、個人的には諸葛亮孔明が好きです。軍師官兵衛、天下三分の計を小寺の殿様に説いてあげるのが、よいでしょう。
Posted by 百足衆 at 2014年01月29日 08:31
操縦者の名前がなんとなく嫌いなロボットでした。
Posted by デハ at 2014年01月29日 08:53
デハ殿、一見平凡な名前>草間大作ですが、なんぞお気にいらんことでも?
Posted by 燈台森 at 2014年01月29日 11:27
デハ様の真意はわかりません。
ですが、一般的に、なんとなく嫌いな名前の人って、いるじゃないですか。

たとえばですが。草井平蔵とか、独島韓太郎とか、魚釣椎那とか、本人に悪意がなくても名前だけちょっと、みたいなケースはありかと思います。
Posted by ラー at 2014年01月29日 13:19
よう観たけどな…再放送かな?幼稚園か更にその前か…でも殆ど憶えてない。ダムを壊した場面だっけ?鉄人は観た記憶すら無い。
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2014年01月29日 14:53
ちょっと話題に乏しいネタでしたかね。

Posted by シモン at 2014年01月29日 21:13
なんか、「金属で出来ている」という印象が凄くするロボットでした。
アニメでは永井豪原作ものは金属感がありました。
80年代のサンライズ・アニメあたりから、洗練と引き換えにそういう要素が衰退して行った気がします。
Posted by ヨット at 2014年01月29日 21:47
ヨット様に同意致します。
ロボの中の人は、鉄のぬいぐるみの中でさぞ痛かっただろうなあと子供の頃テレビの前で考えたことがありました。
実際は合成樹脂のぬいぐるみだったようです。
Posted by 藤原 at 2014年01月29日 22:22
おばんです。

やっと終わった…2時間半近い残業や、今月9時間突破やで。変なおっさんも来たし…ヤッパリ向いてないのかな?今更ながらwww進むも地獄退くも地獄…
さて、此のアニメ「地球の止まる日」だっけ?を観たハリウッドの大物プロデューサーが感動して、此の実写番があると聞いてアメリカに此を送らせて観たところ張りぼて感満載で激怒したそうなwwwそりゃ60年代半ばの作品やもん。
しかしこのblogの座付き作者の一人として言わせて貰えれば、注目スベキは悪役の安藤三男と子役の金子吉伸だな。安藤さんは特撮に欠かせない大物悪役になった。金子さんは子役あがりながら(子役あがりで一流はいる。風間杜夫とか火野正平とか…でも子役で天下取って大人として大成したのおらんのと違うかな?宮脇康之とか高野浩幸も青影もあかんやろ?子供店長はどうなるか?)子供向け番組やけど可能性は有ったのになぁ…若死にしたから本人の希望通りさせたら良かったのに…
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2014年01月29日 23:22
総帥さん
子供店長、いましたね。
今いますか?
Posted by 菅原 at 2014年01月30日 04:14
ヨットさん

「金属感」確かに、そんな感じですね。
マグマ大使は、ウレタンに金色の塗料を塗った感じでしたね。
ガンダムのモビルスーツはPV製という感じでしたね。
Posted by シモン at 2014年01月30日 05:22
藤原さん

藤原さんの子供の頃というと、白黒テレビ全盛期ではないでしょうか?
だとしたら、余計金属っぽく見えたかもしれません。
Posted by シモン at 2014年01月30日 05:23
ザ・総帥さん(=座付き作者)

ハリウッドですか。
東映版「スパイダーマン」は受けたみたいです。なぜか最後にマーベラーという巨大ロボットが有無を言わさずカタをつける、という奴が・・

子役は大成せずの法則は現代も健在のようです。

菅原さん、つまりそういうことです。
Posted by シモン at 2014年01月30日 05:25
おはようさんです。管理人殿

「子役大成せず」のジンクスは結局人気は大人から得るものですから同僚からは嫉妬されて潰れるって事じゃないですかね?ウルトラマンの“星野少年”とか仮面ライダーの“ライダー少年隊”なんかは自分達(テレビ観てる子供)と同じ年頃の人間出せば共感を得るだろうという思い込みで作ったもののようですが、別に要らなかったもんね。“大人の浅知恵”ってやつやね。ウルトラマンでは実相寺昭雄が監督した作品では星野少年てのは(軍事組織《科特隊》にガキがあんな簡単に出入り出来るかい!と)完全にオミットされてましたからね。子供の気持が一番分かってたのかもね。
風間杜夫は子役としても売れっ子になりかけたのに
「君、大人になっても俳優をやりたいのか?じゃ子役は辞めた方が良いよ」
と名優米倉斉加年(“ちりとてちん”のヒロインの爺様やった人ね。思想は変やけどwww)に言われて一度足を洗ってますね。
今、思い出しましたが水谷豊は低迷期あったけど大成した子役かもね。
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2014年01月30日 07:08
ザ総帥殿
名探偵コナンに出てくる少年探偵団てのもウザイ存在ですな
特に光彦君の「負の人気」沸騰中で〜す
Posted by 燈台森 at 2014年01月30日 07:39
燈台森殿

コナンは何年も前に飽きてなぁwwwそんなんも出てるの?風呂敷を広げ過ぎやな。「負」てあの「腐」か?女は好きやなぁ…
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2014年01月30日 07:48
昨日より寒さが増した甲府市内。曇り空です。午後には雨の予報が、出ています。
今朝の「ごちそうさん」。砂糖が手に入らず、泣くめ以子(あんず演。)は、大日本国防婦人会に、入会する。婦人会では、魚粉を混ぜたパンを考案し、め以子は「あきまへん。」とつぶやく。
という、回でした。

サテ総帥さん。私もウルトラマンの放映で、子供が平気で建物に入るのを見て、違和感を感じていた一人です。うちの子が真似をして、警察の建物に出入りしたら、そのまま牢屋に放り込まれるンじゃないだろうか、そこまで思い詰めました。親の心は海よりも深いものです。
子供は、自分と同じ世代の子供がブラウン管の中でいい思いをしているのが悔しい悔しいと、言っていました。競争心は子供なら誰でも持っています。そんな競争心を「協調心にしろ。」と行われたゆとり教育、結果として無気力な子供を育てる羽目に、なったようです。
Posted by 百足衆 at 2014年01月30日 07:50
今日は公休で休みです!(^^)

魚粉入りのパン、上等じゃないですか、「富士宮やきそばパン」ですね!
Posted by Captured at 2014年01月30日 08:03
老師

私。子供の頃から勝手にウロウロするガキでして、幼稚園以前に父上と一緒に市役所に行き迷子になったそうです。で、何処で見つかったかと言うと「市長室」に入り込み当時の市長に遊んで貰っていたそうであります。軍事組織には入り込めなかったが地方行政のトップには入り込めましたぞ!フハハハハハwwwしかし緩い時代でしたね。
で、そのゆとり教育てのは作家の三浦朱門が文化庁長官の時に作られたものでその“協調”の本質が恐ろしいのよ。一言で言えば天才を作るために
「落ちこぼれは落ちこぼれのままで良い。社会に従順な精神だけ育てばよい」
てな物です。その落ちこぼれを何とかしようてのが教師の情熱で仲間の友情ですから其れを否定したら“社会に従順”も有りませんよ。友達の“孤狸庵”遠藤周作さん(あの人自身が“落ちこぼれ”を自覚してたようだから)も三浦朱門の権力、権威好きな体質を気にしてたようですね。
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2014年01月30日 08:19
今日は過労と風邪でダウンの無名Xです。

総帥さんのスパイ能力の高さもありますが、確かに「温い」社会でしたよね。
宅間事件で、一般人が校内に立ち入ることは物理的にも不可能になりました。「安心して住める社会」が即ち「閉鎖社会」になったことが、安心して生きるためにひきこもる、という考えを助長してるかもしれません。

心の問題とかで、過度に干渉することが禁忌となったこの社会が、共同生活前提の江戸時代の社会とどっちが「幸せか」なんて比べても意味がないことはわかりますが、つい考えてみたくなりますね。

Posted by 無名X at 2014年01月30日 08:49
今日の 業を、 為し終えて。

今週の「ごちそうさん」、「贅沢はステーキだ。」という副題が、ついている。
あたかも、「ステーキは贅沢だ。」と主張するかと思ったが、あにはからんや、「時流に逆らって、ビフテキを作る。」という、話らしい。
大河ドラマ「江」を、思い出した。あのドラマは、「声高に、反戦を訴えることの出来なかった、戦国の女性たちの、供養のため、思い切り反戦を言わせる。」ことを、趣旨としていた、らしい。
近年のドラマは、史実はあえて忠実に描かずに、「当時の女性たちが、こうしたい、ああしたい、と思ったことを、ドラマの人物に演じさせ、菩提を供養する。」ことを、趣旨としているそうだ。

成程。一理、有り。
しかし、戦時中に、ビフテキをパクパク食うドラマ、やはり少し、変ではなかろうか?
時代劇に池波正太郎の出し巻を食べる方が、リアリテーと、庶民らしさが、垣間見れて佳いと思うのだが。
サテ総帥さんは、どう、見るかナ?
Posted by 百足衆 at 2014年01月30日 17:00
老師

「人間、(食い)しんぼうだ」と初代の若乃花か貴乃花かが仰ってますからな、食いたいわな…
材料入手の方法がどうだかでしょうね。でもなぁ、仮に入手してもあぁいう時代はヤッカミも有るやろからソレからの嫌がらせも有ったりするのがリアリティしゃないかな?やるなら其処まで描写しても欲しいし、やればやるで後味が悪くなるしね。そこの風呂敷を巧く畳めるか?
私達の教わった“常識”が怪しいてのが“常識”化してる部分あるでしょ?戦中、戦後の米不足てのも都市部の話で余ってる地方もあった。何故か?
@情報網の破壊で政府は把握出来なかった。流通網破壊で輸送出来なかった。
A田舎のお百姓さんは純朴であるという時代劇や昔話は嘘。「裸足のゲン」みたいに“がめつい”のが普通。
ま、老師や私の父親みたいに、ある局面でリアルに体験した人には何も言えませんが…
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2014年01月30日 19:41
後ねリアリティを感じさせたかったら役者の演技も有るんですよね。老師の書き込みであった“だし巻き”ね。今は特別な高級品でもないけどコレは戦後かなり経ってからでしょ?そういうのを見せれるか?ですよね。緒形拳とか藤田まこととか山崎努とかは物を旨そうに食えるんですよ。あの人達が卵を大事そうに食うと「高いんだな」と感じるし蕎麦を食うと観てる方も食いたくなった…
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2014年01月30日 19:53
百足衆さん、総帥さん

やはり私は戦時中にステーキをパクパク食べたり、戦国時代の武士の奥さんが反戦を叫んだりするドラマは嫌いですが、江戸時代に出汁巻を食べているドラマは好きです。

前者は違和感があるけど後者はない

というだけの理由ですが・・・
Posted by シモン at 2014年01月31日 05:27
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック