2015年01月11日

トヨタスプリンタートレノ

山道を走行することを想定して生産された、トヨタの1,600ccクラスのスポーツクーペです。

TRUENO.jpg

2009年以降、「山ガール」という存在がクローズアップされるようになってきました。
これは、近年の登山ブームに便乗して山に出没する女性(主に独身者)のことを指しています。

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80年代には山ガールはいなかった代わりに、山に出没する男性はいました。
♪娘さんよく聞けよ 山男にゃ惚れるなよ・・・
の山男(=登山者)ではなく、車を駆って山道を高速で走行する「山道ドライバー」のことです。

トヨタスプリンターは、トヨタカローラと車台を共通にする自家用車です。なにゆゑ、カローラと似たラインの車を別の名称でシリーズ化したかについては様々な憶測がされており、「カローラの設計チームのリーダーと同期入社の人にポストを与えるため」という説もありますが、詳しくはHBさんにご解説いただくとして、ともあれ「スプリンター」はその名の如く「カローラよりも走り屋(=スプリンター)な車を目指す」というコンセプトの元、開発が行われました。
しかし、実際の「スプリンター」は、赤いベロア地のシートに無難な4ドアセダンと、「走り屋の車」というよりは「サルーン」でした。

折りしも80年代中葉は、FF方式(前にエンジンを置いて、前輪駆動する方式)が盛んになった時代でした。これは、「エンジンを前方のボンネットの下に置く場合、前輪が駆動輪だとハンドルが切れない」という理由で、前方のエンジンの回転を後輪の駆動輪に伝えるFR方式が主流だったのを、「前輪が駆動輪でも回転半径を小さく抑える」技術の開発により、エンジンの駆動を後輪に伝えるプロペラシャフトが不要になったのです。

しかし、当時の一部の20代ユーザーは、FF方式の車を支持しませんでした。この不支持層こそが、「山道ドライバー」達だったのです。プレリュードやソアラ、シルヴィアのユーザーと違い、助手席に誰も乗せていなかった彼らは、ひたすらドリフト走行など、山道のカーブの多い道を走行しやすい車を求めました。
そのようなニーズに応えたのが、1983年に発売開始された六代目スプリンタートレノだったのです。
この車と、車台を共通にするカローラレビンは、同時期に発売されたカローラ/スプリンターがいずれもFF方式だったのと異なり、FR方式を採用したのです。
同じ「スプリンター」ファミリーに、FF方式とFR方式が混在したのはこの時が最初で最後でした。

jan107.jpg

スプリンタートレノは、その後も出るチェンジを経てFF方式の9代目が2000年8月をもって生産終了となりました。RV車全盛期のこの頃、クーペやセダンは殆ど売れず、トレノだけでなくスプリンター自体がこの代を以って終了しています。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 05:00| 東京 ☁| Comment(28) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。
たしか、初代スプリンターは、「カローラ・スプリンター」という名前で、カローラのスポーツカー版だったはず。
ところが、次の代からカローラとは別に(グリルがちょっと違うだけ)スプリンターが設定され、それぞれのスポーツ版としてレビン、トレノが出てきました。
以降、スプリンターはどちらかというとカローラよりちょっとだけ高級な感じになり、疾駆する者という感じではなくなりました。

 コロナとコロナマーク2がそれぞれ代を重ねたのと同じく、非常に矛盾したことだと思い、私がトヨタが嫌いな理由の一つになっています。

 しかし、今となっては、伝統ある車名をないがしろにしている日産やマツダよりはトヨタの方がましに思えてきました。

 どんなものにでも名前があり、それにふさわしい内容でなくてはなりません。
 クラウンは国産車の王者なのでクラウンなのだから、ピンクやヨモギ色で媚びないでほしい。

だが、対抗する者がいないので、結果的に国産車の王者の地位をキープしている感があります。

そして、王冠をつけたクラウンより、トヨタマークのセルシオの方が高級なのは、下剋上なので辞めてほしいです。

 「疾駆する者」と名付けられた車が、鈍重で非力な4ドア車というのは、廃止されて当然だったと思います。
Posted by デハ at 2015年01月11日 07:04
デハさん
早速のコメント有難うございます。

車の名前とその性能にはあまり関係ないことが多いですね。
割と貧乏人でもやるスポーツ「Golf」の方が、
貴族しかやらないスポーツ「Polo」より価格が高い。
という矛盾がザラにありますね。
Posted by シモン at 2015年01月11日 07:47
おはようさんです。

エエと、豆腐屋の車だったっけ?私の大学時(当然当時は未連載)のサークルの部長の愛車でした。彼はピアノの調律師の免許を取り、家業の楽器屋を継ぎました。
私、酒と車は苦手分野ですので、駆動輪が前に有るのと後ろに有るのとのメリット・デメリットが理解出来ず又、後輪駆動のが良いなら
「後を長くしてエンジン積んで直結した方が効率も良かろうに…」
て思うんですが何故少ないのか?解りやすく教えてくれませんか?私、オカマ並に機械音痴なもんで…
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2015年01月11日 09:35
再び、西部警察ネタ・・・。
スポンサーが日産だったので、犯人の逃走車・クラッシュする車(これが番組のウリでもありました)に、トヨタ車が大量投入されました。
またやはりスポンサーである酒造メーカーの酒を、事件解決後にわざとらしく和気藹々といただくシーンもよく見られました。
Posted by ヨット at 2015年01月11日 09:46
総帥さん
おはようございます。

後ろに重いもの(エンジン)を乗っけて前向きに走るのは後ろ髪を引かれるようなもので、効率が悪いんです。
なのでエンジンは前置きでしたが、昔は駆動輪を操舵する技術がなかったので、駆動輪は後輪の役目でした。
Posted by シモン at 2015年01月11日 10:03
ヨットさん

西部警察、松竹梅を飲んでましたっけ。石原裕次郎の差し入れでしょうね。

日産系列の企業の工場や研究所で、「お昼休み自動車商談会」を開催すると、日産の他マツダ・ホンダ・スズキは来ていたけどトヨタ車だけは来なかった、と聞いたことがあります。
Posted by シモン at 2015年01月11日 10:07
カローラより上の5ナンバーセダンにコロナ・カリーナ・カムリ・ビスタがあって、さらに上の3ナンバーセダンにマークU・クレスタ・チェイサーの三兄弟と、とにかく豪華すぎて違いが判らないラインナップでした。そして80年代後半には、ピラーなしの4ドアハードトップが追加されました。
当時から販売チャネル間で差が出ないように調整したのだと思いますが、とにかく当時は開発予算に余裕があったのだと思います。今ならプリウスの様に共通車種を併売しますからね。
Posted by HB at 2015年01月11日 10:17
管理人殿

ああ、イメージ出来る。やっと分かったwww有り難うございます。
いやね、あるエンジニアだかなんだかの話で
「犬や猫が走る姿見てみろ。後ろ足で地面を蹴っているだろ。前足はただ、方向転換の為だけのものだ」
で、その会社の車は伝統的に後輪駆動が多い…てのを読んだ事があって
「ああ理に叶っている」
と納得したもんでね。機械と生き物は違いますな。
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2015年01月11日 10:29
HBさん

自動車業界(と海外)事情に精通したHBさんのコメントを頂き、ありがとうございます。

ナルホド、バブル時代はラインナップが多かったですよね。リストラ前の開発陣は幸せでした。
共通の車を併売になると、販売店の特徴を打ち出したりいろいろ手を打たないと大変でしょうね。
Posted by シモン at 2015年01月11日 10:44
総帥さん

まあある程度物理法則に従って移動する、という意味においては生物も機械も変わりませんが。

やはり物理法則で大きなものは、「質量」です。軽自動車で、反対車線に飛び出す事故の時は必ず4人とか5人とか大勢乗ってるでしょう?あれ、ブレーキが利かなくなってるんです。
Posted by シモン at 2015年01月11日 10:46
私が乗っている自動車は、登場以来位置付け、車格、基本的スタイル、そして駆動方式が変わっていません。実はそれこそが魅力なのです。ブルーバードが510から610になったとき肥大化したとして510のシャーシに610類似車体を載せたヴァイオレットの系譜のプリメーラの方がブルーバードより大きいとかは許せません。やはり、欧州車と、日本ならクラウン、アメリカならムスタング、コルベット、キャデラック、リンカーンが良いのです。ただキャデラック、リンカーンは前輪駆動のがあり残念です。私はたとえ内装がよく、値段が高くとも商用車ベースの自動車は貨物車と見做しています。ジープが高級乗用車とはかたはら痛い!ジープとは蔑称のひとつの筈です。エルグランドもハイエースも私から見れば屋根のついたトラック、ついたて一枚のバモスとなんら変わりありません。商売以外で乗ろうとは全く思いません。
Posted by デハ at 2015年01月11日 11:00
デハさん

伝統を重んじて、基本構造を変えないということは、車の設計思想が時代に流されない根本からしっかりしたものだということの裏づけですよね。

でもって私が次に買い変えるとしたら、マツダ・デミオですwすいませんwww
Posted by シモン at 2015年01月11日 11:18
シモン様
奇遇です。私も実はデミオ乗ってます。昨年亡くなった伯父の遺品で、降雪時に乗りました。自分のは降雪時の使用に難があったので助かります。普段は父や弟や従兄が使ってます。
Posted by デハ at 2015年01月11日 11:26
トヨタ系…クラウン→カリーナトヨペット系…マーク2→コロナ→コルサ トヨタオート(現・ネッツ)チェイサー→スターレット カローラ系 カムリ、セリカ、カローラ、カローラ2 ビスタ系 クレスタ→ビスタ→ターセル
だったかと記憶しています。カリーナとカムリはセリカのセダンとして登場、いつの間にかコロナの兄弟になりました。ビスタがあとから産まれた。
Posted by デハ at 2015年01月11日 11:39
日産だと、日産、日産モーター、プリンス、チェリー、サニーの5チャンネルあり、一番上のセドリックは日産モーター、グロリアはプリンス、兄弟ではないレパードがチェリー。次のクラスはスカイラインがプリンス、ローレルが日産モーター。次のブルーバードが日産で、その次のヴァイオレットクラスはヴァイオレットが日産、オースターがチェリー、スタンザがサニーで、その下がサニーでしたが、兄弟はローレルスピリット(日産モーター)ラングレー(プリンス)パルサー(チェリー)でした。しかしチェリー系が廃止になってから交錯してしまいました。本家の日産は最上位と最下位は販売してなかったのがトヨタと大きく違います。日産モーターとトヨペット、サニーとカローラが対だと思いますがだいたい対応しています。商用車は日産と日産モーターで売るものはダットサン、チェリー店で売るのはチェリー、サニーで売るのはサニーと冠をつけて、サニーバネット、ダットサンバネットなどとされていました。
Posted by デハ at 2015年01月11日 11:50
ホンダ車の世代の変遷を、無理矢理ウルトラシリーズに置き換えてみます。

ウルトラQ(二輪車)→(初代)ウルトラマン(T360)→ウルトラセブン(TN360)→帰りマン(初代アクティ)→エース(アクティバン)→タロウ(バモス)→レオ(ライフ)

・・・ちょっと無理があったかもしれません・・・
Posted by ラー at 2015年01月11日 12:48
ラーさん
太郎のラビットパンダはバモスでした
Posted by デハ at 2015年01月11日 13:16
ばみゅーん
シャッ! シャッ!

菅原君は、トレノに乗っていたのかな。
その理由は、
「とれえのう」
翻訳すると。
「とろい、奴だ。」
に、通じるからだ。

安全運転で、お願いしますよ、菅原君。
シャッ! シャッ!
Posted by 藤原 at 2015年01月11日 17:14
藤原さん

私は免許を持っておりません。む、無念。
Posted by 菅原 at 2015年01月11日 18:31
どみゅぺらー
ほげらも!ほげらも!
レオニッチ。

菅原君。無免許運転は、許せんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
Posted by 藤原 at 2015年01月12日 04:28
むめーん 虚っ虚ッ
無免許運転菅原君。

無免許運転は、許せんッ。
大事なことなので、何度でも言う。

無免許運転は、許せんッ許せんッ許せんッ。
フォックスフジヤマミドリ。
徐々にわかって来るのが楽しみなんだけど、許せんッ。
私もとても楽しかった、許せんッ。
的確なコメントありがとうございます、許せんッ。
そうですね、雰囲気が出てますね、許せんッ。
祭りの朝の、許せんッ。
ブロンズの朝の、許せんッ。
ポケットティッシュが大したことないので、許せんッ。
運転は宇宙人の菅原君、許せんッ。

これを肝に銘じて、無免許運転は金輪際やめるように、菅原君、許せんッ。
Posted by 藤原 at 2015年01月12日 05:46
酷寒、寒冷、まだ夜明け前の、甲府市内の空。
けふは「成人の日」ださうだ。以前は1月15日と、決まっていた。敬老の日もだ。それを自由に動かすのが哀しい。「祝日」の意味を、取り違へることと、なる。

サテ菅原さん。無免許運転はいかんゾ。飲酒運転もだが、撲滅の対象です。たまには、藤原さんの教えも、しっかりと受け止めるべきだと思ふ。
Posted by 百足衆 at 2015年01月12日 06:06
おはようさんです。

シフトの関係で珍しく休みです。祝日の問題に関しては老師の仰せの通りかと思います。そりゃ休みは連なった方が嬉しかろうが、「この日この時」てもんがあるのが「お祝い」ではござんせんかね?私はデハ殿みたいに硬く「伝統伝統」とは言いませんが変えない事に意味が有るのも事実やね。此じゃ「祝祭日」やなくて只の名前の有る「休日」やね。其より正月と天皇誕生日と先帝陛下の誕生日くらい国民全員で祝ったらエエねん。これじゃ流通関係者は全員国賊やがな…
…て、考えるとグレード、クラスを守る事はライフスタイル等を遇わせる事を考えても安易に枝分かれ等をさせるべきじゃなかったんでしょうね。新しいのを造りたかったら全く新しいネームを付けるべきで…だから今、車種を整理しなおすのは悪くは無いって事か。
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2015年01月12日 07:27
藤原さん、百足衆さん

菅原さんは、別に免許を持っていないだけで、無免許運転はなさっていないと思いますよ。
Posted by シモン at 2015年01月12日 09:33
総帥さん

「祝日」の意味が、単なる「お休みの日」になってしまった現代では、昔の新嘗祭が勤労感謝の日だったりとか、建国記念日とかのような「この日」と確定した日にち以外はフレキシブルになってしまいましたね。

車の名前も、いまどきブルーバードやコロナは流行らない、というか若い人には車自体が流行らない、という問題もありますね。
Posted by シモン at 2015年01月12日 09:38
民主党には政権運営する免許がないようですね。二号戦車のトピックに民主党の歌を載せました。
Posted by デハ at 2015年01月12日 14:29
デハさん
拝読しました。

まあ、民主党のことを考えているだけ時間の無駄ですね。
Posted by シモン at 2015年01月12日 19:59
うっとこの隣がモナ男の地盤なんですがなんも聞かんもんなぁ。野党第一党の党首選なんやからもう少し盛り上がっても良さげなんですが。まぁ勢いをあげたナンバー2と落ち目のナンバー2の違いなんやろね。ホンマに関係者だけなんやろね、興味有るのは。
そう言えば、数年前にレジで女性のお客さんがいきなり
「次の選挙何処に入れますか?」
私「…はあっ?」
客「公明党に入れてね」
私「(そういう処がお宅等が一般に嫌われてる理由なんだよ)そうですなぁ」
てやり取りをしましてね(余談ですが大阪、京都で相手の要望に肯定的な言葉を出しながら語尾をぼやかすのは大概気乗り薄の意思表示であります)。好き嫌いは兎も角まだあの辺は勢いが有るんやな。
因みにこの発言の後
「貴女に入れさせてくれたら入れてあげよう」
と言おうかな?と思ったなんて口が割けても言えません。
こういうネタは止めておこう。又、変態だと誤解をされてしまう。

Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2015年01月12日 22:21
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