2015年04月03日

伝染るんです。

吉田戦車さんが小学館の雑誌:ビッグコミックスピリッツに1989年から94年まで連載した漫画作品です。

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1989年1月7日に昭和時代が終焉を迎えると、世の中は混迷の世界に突入していきました。
それまで常識とされた知識が否定され、「平成」という新しい時代に向けて価値観の再構築が始まったのです。
そんな不条理に満ちた時代を写実的に描写し、「不条理漫画」というジャンルを確立させた金字塔的な作品こそが、吉田戦車さんの「伝染るんです。」でした。

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当時、まだデジタルカメラは市場に登場しておらず、カメラは内部にフィルムを装填して撮影されるのが普通でした。その発想を覆し、「フィルムにカメラをつけて売ってしまおう」というコンセプトで登場した富士フィルム社の製品が「写ルンです」でした。
その製品のコンセプト「逆転の発想」「過去の常識の否定」を漫画作品にするため、本作品は「伝染るんです。」と命名されたのです。

では簡単に登場人物を紹介しましょう。

かわうそ君:直立歩行するかわうそ。不可解な言動で周囲を混乱に陥れることが得意。執着心が人一倍強く、友人のかっぱ君(後述)がハワイの旅行したと知ると、ハワイに異常な執着を持つようになる。しかしある時ポルトガルの存在を知り、「これからはポルトガルだね」と醒めた口調で語りだす。

かっぱ君:かわうそ君の友達。心優しく気弱な性格ゆゑに、常にかわうそ君に苛められているが、忍耐強く友人であり続ける。しかしある日、かわうそ君に内緒でハワイ旅行をしたばかりに、過剰に嫉妬心を燃やされる。かわうそ君と異なり人望があり、若い友人も多い。

かえる君:かわうそ君・かっぱ君の友人。子供のときからおたまじゃくしを経験せずに成体の蛙の姿だったらしい。

こけし:頭にこけしを載せた少年。山形県天童市出身。

王様:トランプの王様のような姿をした自称王様。人をムチで叩くのが得意。

ロベール:言葉をしゃべる案山子。フランス人。

しいたけ:常に恨みの念を持つ、椎茸。椎茸を不味いと思う人間を恨み、暴行を加える。

斎藤さん:常にショックを受ける、カブトムシ。

平助さん:純朴な農家の独身青年。

このような人達が、4コマの中で不条理な世界を展開し、読者を不安のどん底に突き落としていました。

平成初年当時、この不条理漫画を読んだ読者の多くは衝撃に包まれたそうです。起承転結を踏まず、壮大なストーリーを4コマで描き上げてしまったかと思うと、全く意味を為さない作品もあったりと、それまでの4コマ漫画の旧弊・怠惰な世界を破壊してしまった吉田さんの作品を模倣する作品は幾つも現れました。その結果、平成時代の四コマ漫画作品の殆どが、「不条理漫画」で埋め尽くされてしまったのです。

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作者の筆名「吉田戦車」に対し、一部の左翼は「好戦的な名前だ」「平和国家日本にふさわしくない」という的外れな批判をしました。
しかし別にミリタリーファンなので筆名を戦車にしたのではない、と本人は真っ向から否定しています。では何故「戦車」なのかというと、真相は闇のままなのです。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 05:00| 東京 ☀| Comment(45) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ああwww後の漫画は好きやった。此と「美味しんぼ」読むためにスピリッツは立読み(買わんよwww)してた。
椎茸良いねえ椎茸www私もあんな性格やからwww
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2015年04月03日 05:22
総帥さん

早朝からコメントありがとうございます。
総帥さんが椎茸ですか。
では王様がふじわr
Posted by シモン at 2015年04月03日 05:31
私は椎茸大嫌いです。この世から消えればいい。キノコ嫌いなんです。
Posted by デハ at 2015年04月03日 08:21
小雨模様となつた、甲府市内の空。
今朝の「まれ」元治(氏名不詳演)は、祭りに不参加を表明した男性に、祭りに参加するよう、電話をかける。

という、回でした。
サテデハサン。総帥さんが椎茸で、デハサンが椎茸を嫌いだとすれば、当然、デハサンは総帥さんを嫌いということに、なる。
折角先日藤原さんと菅原さんが和解を表明したのに。残念ですナ。
Posted by 百足衆 at 2015年04月03日 08:40
デハさんの三大嫌いなモノ
@朝鮮人
A豊臣秀吉
B椎茸
ですが、このうちAとBは私は好きなのね。さて、わたは
@朝鮮人
Aカマドウマ
Bきゅうり
なのね。こないだのオフ会でデハさんがバリバリ食ってるの見て
「俺も焼き椎茸頼もうかな?」
と思ったのですが私の場合は嗜好だけの問題ですがデハさんはもう“病理学"的な問題ですから、其をやったら“悪趣味"と思われかねんので遠慮しました。しかしようあんなもん二皿も食えるもんやなwww
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2015年04月03日 09:30
デハ様

オフ会でカマドウマ、二皿も召し上がられたんですか!?
Posted by ラー at 2015年04月03日 09:58
総帥がきゅうりが嫌いだったのは、知らなかったのです。知らなかったのです。ごめんなさい。椎茸見たら卒倒して誰かが食べ尽くして視界から消えるまで便所に避難です。総帥、秀吉よりも長州人と民主党が上位ですよ。@朝鮮人A椎茸B民主党C長州人D秀吉かもしれません。社民党共産党生活の党は嫌うに値しない弱小勢力ということで。
Posted by デハ at 2015年04月03日 10:57
あ、成る程www
@Bは共通やね。
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2015年04月03日 11:00
ま、関西人ですからね秀吉に甘いのは仕方無し。Cに関しては私、大村益次郎と木戸孝允は好きだけど(高杉は一緒にいたら追いてはいけんと思う)…幾らチョッカイ出しの私でも福島の人に“意図的に"長州絡みするほど無神経にはなれんな…
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2015年04月03日 11:15
どにゃーん みゃっみゃっ。
百足衆様、百足衆様
エリエリラマサバクダニ。
私と菅原君は、

和解したのでは、ないのです。
若い広場では、ないのです。

私が菅原君と若いする頃には、総帥様はキュウリをもろきゅうで食べ、デハ様は焼き椎茸を賞味している、ことでしょう。
そして4人で、

「み!ん!しゅと! み!ん!しゅと!」
とシュプレヒコールを挙げている、に相違ありません、ありません。

百足衆様は上杉謙信を、褒め称える。
そんな状況を、想像してみてください、ください。

本日の夕食が、発表に、なった!
稲庭うどんだ。ねぎとしょうがもつく。
渡辺文男の、粗食万歳!
Posted by 藤原 at 2015年04月03日 12:33
シモンさん
藤原さんは、王様というよりもかわうそ君そのものですね。
Posted by 菅原 at 2015年04月03日 12:48
そういえば老師は静岡を貶しても新潟を貶すのは聞いたことがない
Posted by デハ at 2015年04月03日 15:09
逆に言うと昔、信玄を新潟の高橋幸治がやってたのは面白く思ってないのか?中井貴一より"素敵“だと思うのだが。
4月4日(土)に信玄公祭というのがあるそうだが、その信玄役が片岡鶴太郎らしい。
「違うだろうwww」
と思った。引退して暇だろうから高橋幸治さんやれば、オールドファンも喜ぶだろうが…あの人気難しいからやらんだろがね。
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2015年04月03日 17:28
是非鶴太郎さんには去年の大河のように鼻を赤く塗って参加して欲しい・・・とは、山梨県の人は絶対思わないでしょうねえ。
Posted by 無名X at 2015年04月03日 17:40
鶴太郎が悪いとは言わんよ。ただあの人は“怪優"てやつやからね(やらせれば意外と良かったりするかもしれんが、其は映画やドラマの場合で、ああいう地元のお祭りイベントは違うでしょ?)。鶴ちゃんて人間的にも“勘違い"してる感が有るもんでね…
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2015年04月03日 17:57
カタオークヮ ツルッ ツルッ
タロとジロ。 南極!

総帥様、総帥様。片岡鶴太郎さんは、
絵を描くのが、上手いです。
私と同様、芸術家なのです、なのです。
信玄祭りで、鶴太郎さんと、深く表現芸術について、語り合いたいです。

昼食は百足衆様にご厄介になるとして、夕食は、富士宮を経由して帰りますので、
どうか奢って下さい、総帥様。このところずっと粗食なのです、なのです、なのです。
Posted by 藤原 at 2015年04月03日 19:45
藤原さん
清貧って素晴らしいですね。
Posted by 菅原 at 2015年04月03日 20:20
つっぱったらなwwwあたしゃ、最初から俗物宣言してるからwww
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2015年04月03日 20:50
”吉田カバンって何?”と尋ねたら、親切に教えてくれた子がいました。
でも、持ったことは無いなぁ・・・・。
Posted by ヨット at 2015年04月03日 21:04
鶴太郎は、太平記の北条高時でもバカ殿役でしたが、闘犬三昧で漢人の仕事は重臣任せの上、若き日の足利尊氏をいじめると言う分かりやすい悪役でした。
去年の官兵衛の小寺役の方が、同じバカ殿でも老獪で哀愁に満ちた演技をしていましたね。
Posted by HB at 2015年04月03日 21:21
吉田かばん良いよ、使い勝手と言い頑丈さと言い。ただし今は知らんが10年程前に古道具屋のオヤジに聞いたんやけど他のブランド(グッチやプラダやら)と違い偽物と本物の違いを見分ける一点(「此処がこうなってるのが本物」みたいなポイント。逆に言うと其処をカバー出来てたら偽物でもなかなかの精巧品質て分けやね)が無いから
「中古を“お宝倉庫"みたいな素人店で買うのは危険や」
て言うてたね。
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2015年04月03日 22:14
私の意味のわからない詩や文章に、困惑されている皆さんも多いでしょうが、実は私も「伝染るんです。」の不条理さに共感してこんな文章を書いているんです。
普段より、お目汚し失礼します。

でもこういうコメントを呼んだ途端に、不条理さの舞台裏が見えてしまうので興ざめですね。なので皆さんこの文章は読まなかったことにされてください。(笑)
Posted by 藤原 at 2015年04月04日 07:13
アカも感染るんです。バカも感染るんです。民主党に入ると元自民党でも元読売でも元自衛隊でも東大卒でもみんなバカでアカになるんです。もともとアカでバカな奴も凌ぐバカでアカになるんです!この感染力はエボラ以上です。
Posted by デハ at 2015年04月04日 08:14
さいとう・たかを版の北条高時はバカだけど愛すべき人物として描かれ尊氏は憐れんでいました。一方フランキー円喜はドラマ以上に狡猾で残忍で傲慢でした。赤橋守時は人格者でした。
Posted by デハ at 2015年04月04日 08:18
藤原さんは、やっぱりかわうそ君だったんですね。
Posted by 菅原 at 2015年04月04日 08:19
しかしほんと大河では「正室」強すぎですよね。殆どの正室が側室やその子を苛めますよね。またそもそも側室がいなかった人物を主人公にしたり、実際にはいる側室をいなかったことにしてますね。清盛の側室はひとりも出て来なかったし、秀吉さえ側室は竜子と茶々と名もないもう一人だけでした。正室生存中は側室がいなかった元就、恐妻家の秀忠、婿養子のらぶたん、新島先生も愛妻家でした。逆に女性はシヱや八重さんみたく何回結婚してもいいみたいです。また歴史上人物の有り得ないダイエットも大河の特徴ですね。そんな中、政村の三女と元春の妻はよく探したというぐらい上手な不細工な女性で、もっと活用して欲しいです。
Posted by デハ at 2015年04月04日 08:29
デハさん

すいません、椎茸のネタはお嫌いでしたね。
大河ドラマにせよ朝ドラにせよ、男性は老けるのに女性は晩年になっても皺ひとつないですね。かなり不自然です。
Posted by シモン at 2015年04月04日 08:54
百足衆さん

いつも「まれ」の解説を有難うございます。
信玄祭りが近いですね。ちなみに信玄公の命日は私の誕生日です。
Posted by シモン at 2015年04月04日 08:55
総帥さん

次回のオフ会では焼き椎茸頼みましょう。
Posted by シモン at 2015年04月04日 08:56
ラーさん

カマドウマは茨城県に多いそうですね。
Posted by シモン at 2015年04月04日 08:57
無名Xさん

あれは鶴太郎さん自身の発想だったんでしょうね。ピエロ役。
Posted by シモン at 2015年04月04日 08:57
HBさん

鶴太郎さんの大河での演技、味わいがあって私は好きですよ。
普通あそこまで個性が強いとドラマクラッシャーになってしまいますが(=竹中直人)、去年の作品は歴史の年表をなぞっただけの浅大河だったのでよかったのかもしれません。
Posted by シモン at 2015年04月04日 08:59
ヨットさん

吉田カバンって、高級手作りカバンの代名詞ですが、私はもっと軽量なManhattan Passageをここ20年間使っているので、今から高級だけど重いカバンに持ち替える元気がないのです。
Posted by シモン at 2015年04月04日 09:01
藤原さん、やはり菅原さんの言うとおりカワウソ君でしたね!

で菅原さんはカエル君。
Posted by シモン at 2015年04月04日 09:02
シモンさん
官兵衛は、基本ダークサイドであるべきなのに最近の大河らしく反戦平和が出てきて不自然でした。
まあ、筆頭は泣き虫とゆかいな仲間たちのアレです。キャストは妻夫木の過熱具、小栗旬の三成、長澤まさみ定番のくの一、西班牙ハーフの幸村?
信長とか謙信公に至っては、とてもロックな戦国時代です。
Posted by HB at 2015年04月04日 09:18
HBさん

原作者が先日亡くなりましたね。

パパイヤ鈴木以下仲間たちが、小学校の卒業式よろしく一言ずつ替わりばんこにセリフを言う(順番は固定)ところが面白かったです。
Posted by シモン at 2015年04月04日 09:36
デハ
Posted by 顛痴人、配役は良かったと思います。特に宇津井健さんの遺作となった前田利家は今までで一番良かったですし、景勝や秀吉も似合ってました。政宗公も主役じゃないならあれで正解かと。問題は幸村に妹がいてくのいちとか、史実や原作にない(若しくはちょい役か無名)女性がしゃしゃりでることです。タッキー義経の上戸彩や、太平記の高時側室、時宗の桐子などです。古くは樅の木は残ったのたよ。 at 2015年04月04日 10:57
何故、女性ばかり強く描くのか?何故女性ばかり活躍するのか?何故史実では戦っていない女性を戦わせるのか?何故美人ばかりなのか?(元春と宗政の妻を除く)何故原作にも史実にもいない女性を付け加えるのか?何故男性主人公は愛妻家ばかりでヒロインは性的に奔放なのか?何故史実や原作で病死した人を殺さなくてはいけないのか?
Posted by デハ at 2015年04月04日 11:01
顛痴人、配役は良かったと思います。特に宇津井健さんの遺作となった前田利家は今までで一番良かったですし、景勝や秀吉も似合ってました。政宗公も主役じゃないならあれで正解かと。問題は幸村に妹がいてくのいちとか、史実や原作にない(若しくはちょい役か無名)女性がしゃしゃりでることです。タッキー義経の上戸彩や、太平記の高時側室、時宗の桐子などです。古くは樅の木は残ったのたよさん。

コメントありがとうございます。デハさんのファンの方ですね。
Posted by シモン at 2015年04月04日 11:09
デハさん

>何故史実や原作で病死した人を殺さなくてはいけないのか

昔から、イケメン俳優が織田信長を演じると「本能寺で信長を殺さないで」とか助命嘆願の投書が山のように届いたそうですね。

北条時宗で渡部篤郎が赤いマフラーを巻いて帰ってきたのもその為でしょう。多少、仮面ライダーの影響もあるかもしれませんが。
Posted by シモン at 2015年04月04日 11:13
シモン様
しかしイケメンではない信長は見たことがありません。記録や肖像画もイケメンです。しかしイケメンではない肖像画や記録が残されている東照神君がイケメンなのは如何かと思うのです。
Posted by デハ at 2015年04月04日 13:15
雨のち快晴となつた、甲府市内の午後。
今日の「まれ」まれ(子役演)は、父(大泉演)にひっくり返されたケーキを、母(常磐演)と弟(子役演)とで食べ、時が経ち、まれ(土屋大鵬演)と、なる。

という、回でした。
サテデハサン。おそらく、信長を、男前に描かなければ、逆鱗に触れるので、たとえそうでなくても、絵師が、男前に描いたのでしょう。
信長の癇気は、そのようなものでしたゾ。
Posted by 百足衆 at 2015年04月04日 14:46
時宗の赤マフラー、中国のナショナルカラーだと思うと、劇中の国を壊す発言も納得できますw
モンゴルがグローバル国家?元々人口も資源も乏しいので、征服地の資源と服従した有能な人材を召し抱えただけでは?
Posted by HB at 2015年04月04日 14:51
時輔が民主党に見えてならない。またキンキンが博多を拠点にシナチョンの手先になった嚆矢だった。
Posted by デハ at 2015年04月04日 17:08
時輔とキンキンがシナチョンを助けろなんて言わなかったら宗政は死ななくてすんだ!史実では中国人三人だけ助けて蒙古とチョンは皆殺しにし、宗政は生還したのに!でも、あの助けられたのに宗政に切りかかった奴は蒙古人や中国人ではなく、チョンに違いないと思うのです。
Posted by デハ at 2015年04月04日 17:19
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