2015年07月04日

執念の刑事

敏腕刑事を描いた業田良家さんの漫画作品です。

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以前にご紹介したかもしれませんが、日本人は警察権力、特に刑事が大好きです。
歩道橋を飛び降りて母親に辞令を報告する「刑事くん」、愛犬家で知られる「ドーベルマン刑事」、その犬までもが刑事に任命される「刑事犬カール」、女子高校生(今風に表記すればJK)がヨーヨーで犯人を逮捕する「スケバン刑事」、ロボットなのに人間の犯人を逮捕する「ロボット刑事」、高齢で朝型人間になり、夜は8時には就寝する刑事たちの集まり「夜明けの刑事」、ジーパンはいた人やテキサス出身者やゴリラや殿下などの部下を持つ七曲署係長の苦悩を描いた「太陽にほえろ」、矢鱈と銃を撃ち車両を破壊する「西部警察」、名所を観光旅行する「十津川警部」、先に犯人が犯罪を犯すのを見ていた田村正和が指摘する「古畑任三郎」、国広富之と松崎しげるが風評だけで犯人を決め付ける「噂の刑事トミーとマツ」等、枚挙にいとまがありません。

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んな中、正統的な刑事の犯人逮捕の過程を追った漫画作品が業田良家さんの「執念の刑事」(月刊まんがくらぶ(竹書房)所収)です。「刑事コロンボ」と「刑事君」では、前者は事件解決に二時間かかるのに対し、後者は30分で逮捕するから刑事君の方が優秀だ、という意見がありますが、「執念の刑事」はたった4コマで事件を解決するので、刑事君よりもさらに優秀と言えます。
では簡単に登場人物をご紹介しましょう。

山脇執念:東武東上線沿線の97分署に勤務する警察官。張り込みを得意とし、メロンパンだけで何ヶ月も犯人の張り込みを続ける。寡黙で、主人公なのに殆どセリフがないのはゴルゴ13並み。役職は巡査長で、妻に不平を言われたときは殉職による二階級特進(警部補)を狙って怪我をすることもある。

執念犬:山脇執念の愛犬。外見は山脇執念にそっくり(眼鏡もかけている)。ワンと吼える分、執念よりセリフが多い。

吉田刑事:執念の同僚。セリフのない執念の気持ちを代弁する役柄であり、シャーロック・ホームズのワトソン博士の役回りと言えよう。

山脇一徹:執念の父。故人。警察官として執念を厳しく指導し、没後は位牌の形で執念を叱咤激励する。

首領:悪の世界、ギャングのボス。娘の世界子の欲望をかなえるため、どんな悪事にも身を投じる。

世界子:首領の娘。幼稚園児。無謀な要求を首領に押し付ける。

マリリン・ウーマン:執念に邪念を与えるために派遣された、あらゆる色仕掛けを得意とする悪人。しかし執念には全く通じない。

大体このような人物たちが、日夜「刑事コロンボ」並みの推理力と粘り強い捜査で、犯人を逮捕に導いていました。

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「執念の刑事」が連載された頃の日本社会には、警察機構以外の様々な会社組織にも「山脇執念」ばりの職人がいました。あくなき仕事の探求も、度を越してしまうとギャグになってしまう、という状況を描いたこの漫画の時代を経た今では、逆に「職人不足」で困っているのが日本社会の実情なのかもしれません。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 05:00| 東京 ☁| Comment(14) | TrackBack(0) | コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。
私は、首領を陰で操っている黒幕を知っています。
それは吉田です。

犯人や証拠を捏造するのも、リークするのも吉田の仕業なのです。
さらに、他人の手記を改ざんするのも吉田です。
最後は、首領の娘さんにヘリウムを吸わせて廃人にするのも、吉田なのです。
 吉田の下の名前は朝日です。吉田朝日。
Posted by デハ at 2015年07月04日 07:13
東京ドームが出来たころハタヤマハッチの野球漫画にメロンパンを喰わせろとゲスト出演したのが執念の刑事の所見でした
Posted by デハ at 2015年07月04日 07:16
しゅうーん ねん!ねん!
ねんねしな。 日本昔話!

執念の刑事が私なら、菅原君は執念犬として、少しは役に立って欲しい。

ほげらっ ほげらっ。
Posted by 藤原 at 2015年07月04日 08:37
私が執念の犬なら、藤原さんは位牌ですね。
南無南無。
Posted by 菅原 at 2015年07月04日 10:32
曇り時々小雨模様となつた、甲府市内。
今朝の「まれ」中村敦夫は、田中裕子の大福餅を、「旨い。」と、食す。

という、回でした。
サテシモンさん。この、漫画の、似顔絵は、私の教師時代の肖像に、よく似ています。
Posted by 百足衆 at 2015年07月04日 13:00
執念の刑事がお寿司屋さんで
「ネタは何にいたしやしょう」
と聞かれ、吉田を介して
「メロンパン握ってくれ」
と答えて店から追い出されていました。

今年の大河ドラマは、寿司屋に例えるとメロンパンの握り寿司のようなものです。
Posted by 山荘次郎 at 2015年07月04日 19:11
フハハハハハwww

今日の優勝は山壮次郎くん、君だ。私から総帥賞をあげよう。副賞は勿論10万円の保証人の権利だ。さあ、此処に印鑑を!遠慮は要らんぞ。さあさあ…
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2015年07月04日 19:43
あれ?老師

紋次郎さんてまだやってんの?引退云々て聞いたことあるから…台詞言えます?数年前の「仁」ではかなり危なっかしかったそうやから。
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2015年07月04日 20:16
山荘次郎様、山荘次郎様、
メロンパン寿司でしたら、私が食べます、食べます。
Posted by 藤原 at 2015年07月05日 04:57
愛國赤旗党総帥様
お褒め頂き有難うございます。実は私も家のローンが残ってまして、交換にお持ちいたします。

藤原様
メロンパン寿司を食べるのと今年の大河ドラマを45分間視聴するのとどちらがツライですか。

安定の、韓国クオリティ。「あの国と約束事自体無意味」ということが、今回の件を契機に日本人にも浸透したと思います。で、あと数日経てば、何かが起きます。多分ですが。
Posted by 山荘次郎 at 2015年07月05日 09:26
山荘次郎さんはじめまして。

某国の「執念」も、このギャグ漫画同様はたから見たら笑い者以外の何者でもないですね。
Posted by シモン at 2015年07月05日 11:50
山壮次郎さん

今回は私の敗けだ。素直に認めよう。
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2015年07月05日 18:51
おばんです。

この作家も息が長いね。絵の上手い人ではないがペーソスというか、メルヘンというか、悲しさみたいなのを感じさせることが出来るからじゃないかな?「自虐の詩」なんか特にそうやね。ただ、その悲しみとそれの入り交じった“笑い"の表現方法が“貧乏臭い"んやね。真剣に人情ものかかせたら良いの書くかもしれんが、「笑いに振り切る」て意味で私としては馬鹿一直線の山科けいすけの方を買うなwww
嫌いじゃないよ。この作家は「シアターアッパレ」は買ったからね。どっか行ってもうたけどね…
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2015年07月05日 20:37
小雨となつた、甲府市内の夜。
今夜の「花燃える」蛤御門の変は、10分かそこらで終わり、後は文が、辛気臭い顔で、「そうだ大奥に入ろう。」と、就職活動をする。

という、回でした。来週からは、「篤姫」を放映するようです。

サテ総帥さん。連休の始まりのようですナ。お天気が悪くて残念無念。
Posted by 百足衆 at 2015年07月05日 20:51
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