2016年01月16日

羊皮紙

動物の皮を加工して作った記録用の媒体です。

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パソコンやインターネットの普及により、企業を中心に急速に「ペーパーレス化」が進行しています。
電子ブックがあれば紙の書籍は不要という人もいますが、ランダムにぺらぺらめくって漠然と読みたいページを探すことが、検索キーワードを入れて電子書籍の該当部分を見つけることで代替できるわけではありません。

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紙が発明される以前の記録媒体は、パピルスでした。
パピルスは、カヤツリグサ科の植物の茎の繊維をシート状に成形したものです。当然のことながら、カヤツリグサ科の植物が生えていない地方では入手困難でした。
そのため、動物の皮を脱毛・展開・削ぎ落とし、長方形の平面に加工することでパピルスの代替記録媒体を製造しました。これが羊皮紙です。

「羊」皮紙といいながら、原材料の動物は羊に限ったわけではなく、ヤギや牛の皮も利用されています。
羊皮紙は、材質が動物性のため実際は「紙」ではないのですが、記録媒体としての意味を持たせるためにあえてこういう表記をしているのだと思われます。
なお、記録媒体以外の利用法は、太鼓やタンバリンの打音面としての使われ方がポピュラーです。

中世の手書きによる装飾写本(イルミネイテッド・マニュスクリプト)には、紙でなく羊皮紙が使われています。これは紙と違って破れにくく水に強い特性を持っているからで、13世紀以降に紙が普及した後も、祈祷書や法典のような貴重な書籍は羊皮紙に記録されました。
羊一頭から作ることの出来る羊皮紙は、A4サイズで約6枚(出典:羊皮紙工房)ということなので、出来上がった本はかなり高価なものになります。

illustrated-manuscript2.jpg

2016年現在も、宗教書や外交文書などに羊皮紙は使われており、世界に少数ながら羊皮紙工房も存在します。
posted by シモン at 05:00| 東京 ☀| Comment(18) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
朝鮮人には羊皮紙で消えない記録とっても平気で否定捏造しますね。
Posted by デハ at 2016年01月16日 08:21
デハ殿

どうせ「羊皮紙の起源はウリ」と主張するでしょうね
Posted by 燈台森 at 2016年01月16日 15:35
デハさん
燈台森さん

民族の文化水準を図る指標のひとつに、絵画芸術があって、たとえば日本だと浮世絵から漫画まで脈々と続く大衆絵画文化があるじゃないですか。
北斎の「波裏」なんてのはその意味での金字塔の一つで、ボストンに収納されているわけで。

でも「かの国」にはそういう世界的に有名な絵画文化、百歩譲って単体の絵画作品って、ありましたっけ?
Posted by シモン at 2016年01月16日 16:32
ポーの「黄金虫」で、”羊皮紙”と”英語でいちばん使われるアルファベットはE”をおぼえました。
Posted by ヨット at 2016年01月17日 09:36
ヨットさん
「黄金虫」読まれましたか。英語で一番使われる文字はEnglishだけにE、というのが暗号解読のキートリビアでしたね。
私はポーといえば黒猫です。
Posted by シモン at 2016年01月17日 10:54
羊皮紙の原料である羊(ラム)肉の焼き肉屋さんに来ています。

独特な匂いで嫌いな人もいますが、私はむしろ好きです。
Posted by ラー at 2016年01月17日 17:14
ラムはそんなでもない。マトンになると臭い。と、羊肉ってのはお腹に入ると膨らむようなクセが有るから、調子乗って食い過ぎると恐ろしい事になる。
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年01月17日 18:32
雪模様となつた、甲府市内の夜。
今夜の「真田丸」武田四郎勝頼公が、自刃。武田家、此処に滅ぶ。
悔しくて、口惜しくて、もうこれ以降は、見ない。
と思ったが、続きを見た。面白い。家康が、情けないのも、得心がいった。

という、回でした。
サテラーサン。羊肉は、食べ過ぎると、口が臭くなりますゾ。総帥さんも仰る通り。剣呑剣呑。
Posted by 百足衆 at 2016年01月17日 18:53
モンゴルでは羊肉が主食で、しかも焼き肉じゃなく茹でた肉に味付けもせずにそのまま食べるそうです。
とても食事の文化が違ってますが、顔は日本人と似てるんですよね。
Posted by ジョニー at 2016年01月17日 19:27
百足衆殿には申し訳無いが、武田家滅亡後の甲斐を取り巻く陰謀と争乱は見ていて楽しいですよ。北条、上杉、羽柴、甲斐の国人領主、そして、徳川。 武田家不在の甲斐国を取り巻く一連の騒動は、天下取りに走った秀吉の影に隠れてあまり話題になりませんが、この時期の甲斐にこそ、戦国時代のエッセンスが凝縮していると思います。 この甲斐を獲らずして家康の天下はなかったと思いますよ
Posted by 田舎帝王 at 2016年01月17日 19:37
ジョニー様

チャンサンマサっていうそうです。
メニューに書いてありました。一応、塩味はついてるようですし、タレもついているみたいですが、日本人向けなのかも知れません。
Posted by ラー at 2016年01月17日 19:54
よおーん ひしひし
ひーなげしーのー はーなでー
アグネス!

羊皮紙は、茹でて食べることが、出来ます。
清貧に暮らす、我が家の、主食なのです。なのです。

総帥様、お年賀の国産牛肉、今からでも、
充分間に合います、間に合います。
Posted by 藤原 at 2016年01月17日 20:22
藤原さん

段ボールも塩ゆですると美味しいですよ。
Posted by 菅原 at 2016年01月17日 20:42
では宗匠にはお年玉をあげようお( ^ω^)っI
此でうまい棒が買えるお(^ω^)ミコッ
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年01月17日 21:20
あっ10円金貨!!
Posted by 藤原 at 2016年01月17日 22:28
それは明治で終わっているのでアル。
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年01月17日 22:58
ちなみに、旧10円金貨は1988年まで(20円として)使用できました。
Posted by シモン at 2016年01月18日 05:08
私は憎い憎い怨敵を1000円札500円札としてありがたがっていた子供のころの自分が憎い。
今は、福沢先生も野口博士もこっちの側の人間なのでうれしい。
一方、薩摩でも鹿児島テレビが「南洲翁異伝」という映像作品を作り、1000円札と500円札を徹底的に悪者にしていた。
Posted by デハ at 2016年01月18日 07:31
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