2016年02月03日

食卓の文化誌

文化人類学者の石毛直道さんによる「食の文化人類学」です。

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文化人類学とは、梅棹忠夫先生や山口昌男先生等のように、世界中をフィールドワークで歩き回いて収集した手がかりから文化を考察する学問です。

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一方、食文化を考察するために世界中を歩き回る人といえば、東京農大名誉教授の小泉武夫先生がすぐに思い浮かぶことでしょう。農学者である小泉先生の著作は、別に世界の食べ物でなくても日本の日常食の中にも「旨いもの」を発見して考察するところに愉しみがあります。

国立民族学博物館名誉教授の石毛直道先生のこの著作は、小泉先生の著作よりもやや「文化人類学寄り」に傾いた「食の文化論」と呼べる本です。もっとも、この著作の中にも「旨い」「不味い」に関する記述が全くないわけではなく、偶然韓国のソウルで入った店でうどんを注文したら間違って豪華なうどんすきが出てきて、腹一杯食べて旨くて安かった、というような話も掲載されています。

全体は25章から構成されており、
・口まで運ぶ道具
・食卓
・よそうもの
・包丁とまな板
・おろす道具
・石の臼と木の臼
・煮炊きする道具
・蒸す道具
・オーブン
・卓上料理
・いぶす
・凍らす
・塩
・コショウ
・砂糖
・酢
・油脂
・新大陸からの贈り物
・醤
・カレー
・乳
・だし
・胃拡張
・料理屋の出現
・神々との交流
の各章から、それぞれ道具・調理法・調味料・人間社会のありかたに亘って、幅広く「食」というものを文化人類学的かつ平易に解説してあります。

私が意外だったのは「塩」の章で、人間に塩分は不可欠だと思っていましたが、実は100%そうともいえないらしいという事実です。
「じつは、人間は生理学や栄養学的合理性によって食べたり、生きているのではない。もし現在の栄養学理論を信用したならば、世界の人口の十分の一ぐらいは、どうして生存しているのかまったく説明できなくなってしまう。」
とこの章に書かれている通り、人間の食文化は、合理的な医学生理学の理論の範疇外だという点です。

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もし将来仮に「食文化の謎」を完全に解明した人が出たとしましょう。
その場合、当然ノーベル賞に値すると思いますが、それは医学生理学賞では(化学賞でも物理学賞でも経済学賞でも)なさそうなので、果たして何賞をもらうのが適当なのでしょうね。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 05:00| 東京 ☀| Comment(21) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
もしとれるとしたら藤原さん
Posted by デハ at 2016年02月03日 07:17
インチキ臭い文学賞ケ?www
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年02月03日 08:11
デハ様デハ様
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
副賞は、総帥様の国産鰻だそうですほげらっほげらっ。
Posted by 藤原 at 2016年02月03日 08:52
藤原さん、孔子文学賞受賞おめでとうございます。
Posted by 菅原 at 2016年02月03日 11:40
鰻ではなくキングコブラ君だゾ。女性にしかご馳走しないんだゾ!

で、アンデスのインディオの中には狩猟と芋とバナナだけで生活し、殆ど塩を取らないのが居るそうやね。
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年02月03日 11:50
快晴となつた、甲府市内の昼。
今日の「朝が来た」朝(パル演)と千代の、確執が続く。

という、回でした。
サテ総帥さん。塩が人間に不要ならば、謙信が信玄公に塩を送った話も、別に美談になりませんナ。
ところで、爺も高血圧な為、塩は控え目にしております。我が家の、健康ライフ。(笑い。)
Posted by 百足衆 at 2016年02月03日 12:42
老師

くだらん事ですがやはり自分とこの殿様は〜公で、偉大でも宿敵は呼び捨てですかwww
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年02月03日 13:35
サテ総帥さん。左様。

藤原さんが、皆を様付けで呼ぶも、菅原さんは君扱い、と同じですナ。
Posted by 百足衆 at 2016年02月03日 15:22
どこが同じだよ〜?

正反対じゃねーの?
謙信公が信玄に塩を送ってくれたと言いなはれ。
Posted by ファンタジスタ・サブロー at 2016年02月03日 15:32
日没間際となつた、甲府市内。
サテファンタジー某さん。そもそも、どこぞの民度の低い地方の領主だった今川が、北条を誘って塩止めという意地悪をしたから、悪いのだ!
Posted by 百足衆 at 2016年02月03日 16:39
百足衆様、百足衆様、

百足衆様のお考えで、間違いありません。
間違いはないのです。

菅原君は、君扱いでも、もったいないのです。げせんなのです。下品です。塩どころか、メールを送るのすらももったいないのです。
Posted by 藤原 at 2016年02月03日 21:21
藤原さん、もう詩のメールを毎日送ってこなくていいですよ。
Posted by 菅原 at 2016年02月04日 06:03
敵に塩を送るというのは、塩商売で設けていた塩業者による強い反発があって塩止めができなかったというのが美談の真相らしいですね
Posted by 田舎帝王 at 2016年02月04日 10:09
薄曇りとなつた、甲府市内の昼。
今朝の「朝が来た」朝(パル演)は、加野銀行の利益で、女子大創設を思いつく。

という、回でした。
サテ田舎帝王さん。
それが真相でしたか。ならば、やはり謙信は呼び捨てが妥当です。高潔な信玄公は、値切らなかったに違いありません。
Posted by 百足衆 at 2016年02月04日 11:50
値切らない甲州商人なんていないってwwwwww
Posted by ファンタジスタ・サブロー at 2016年02月04日 12:15
此はサブちゃんの勝ちだなwww
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年02月04日 12:38
菅原君、この、
だらくそ!だらくそ!ぱげ!ぱげ!かわずやまの、清原容疑者!

私は、詩のメール配信を、やめるつもりは、ない!
菅原君の魂を、救済する為だ!
お坊様が、「念仏は少しでいいですよ」言われても、仏様の事を思えば、唱えずにはいられない、筈だ!私の詩も、そんな立ち位置にあると言って、良い!
だからこそ、損失を承知で、菅原君に藤原詩のメールを配信しているのだ!

感謝せよ!はっ
感謝せよ!はっ
感謝せよ!はっ
感謝せよ!はっ
感謝せよ!はっ
感謝せよ!
Posted by 藤原 at 2016年02月04日 18:40
藤原さん
お言葉ですが、今朝藤原さんが何を食べたとか、夕食は何を食べることが発表になったとか、更に来月から有償のメール配信サービスにするとか、資産のない私には継続が困難なですが
Posted by 菅原 at 2016年02月04日 18:55
お…お師さん。せめて資産を…

と、言う分けでお二人はオウガイとサウザーな分けですねwww
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年02月04日 20:12
菅原さんに代わって手前が藤原詩を拝聴したく思います

Posted by 田舎帝王 at 2016年02月04日 20:21
田舎帝王様

有難うございます。有難うございます。
本当は、有償のメール配信サービス(月額500円。年間契約ですと1万円とさらにお得です)なのですが、特別に、2月は、

無償で配信しましょう。
無償で配信いたします。

内容は盛りだくさんです。
(1)今日の早朝レポート。ごみ捨てにいった時に出会った素敵な人達、など。
(2)今日の一言。私こと藤原が、今日一日をズバリ短い言葉で予言いたします。
(3)今日の朝食。藤原家の、朝食の内容を、ご紹介いたします。
(4)藤原詩。メインコーナーです。一日一作。サザエさん同様、日々の辛い人生に光を差し込む詩をお届けします。
(5)今日の昼食。藤原家の、昼食の内容を、ご紹介いたします。
(6)発見!今日の、だらくそ君。菅原君の、みっともない姿を、レポートします。
藤原家の、朝食の内容を、ご紹介いたします。
(7)今日の夕食。午後3時頃に発表になる、藤原家の、夕食の内容を、予想いたします。

これだけあって、月額800円は、安い!年額だと、さらにお得プライスの1万円!総帥様には、国産鰻による、現物支払いのコースもご案内いたします。
ほげらっ ほげらっ。
Posted by 藤原 at 2016年02月04日 20:38
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