2016年03月14日

組織の興亡―日本陸軍の教訓

日下公人さんと三野正洋さんの共著による、日本陸軍の組織研究です。

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今日はホワイトデーです。
先月のバレンタインデーは日曜日でしたが、今年はうるう年で2月が7の倍数の日数でないため、ホワイトデーが月曜日になります。
別にもらった覚えもないチョコレートのお返しをする必要はないと思いますが、職場で「ホワイトデー」の話はあまり出てこないことでしょう。

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チョコレートは嗜好品ですが、人はすべからく禄を食むために何かの仕事をして生きていかなければなりません。
三野正洋さんは、戦時を解説した本を出版することにより、生活の糧を得るという選択をされて生きています。

今回ご紹介する「組織の興亡―日本陸軍の教訓」(出版:ワック)という本は、そんな三野さんが日下公人さんと共著で出版した、日本陸軍を批判した本です。
この本には、随所に記述の誤りが散見されます。

まず、日露戦争でロシア陸軍を始め欧米列強の軍隊がヘルメットを採用してるのに、日本陸軍はヘルメットを装備していないことを取り上げ、「日本軍は人命軽視で無能だ」と批判しています。
実際は、日露戦争当時はロシア陸軍をはじめ、列強の軍隊でヘルメットを採用していた軍隊は皆無でした。塹壕戦・要塞攻防戦が本格化する第一次大戦で初めて採用された、というのが史実です。

また、三野さんは、太平洋戦争で日本軍が防弾チョッキを採用しなかったことを「無能」と批判してます.
三野によるとWW2で欧米列強は防弾チョッキを全兵士に採用していたそうです。
これも事実と違います。防弾チョッキは、第一次大戦時には小銃弾に耐えられるように分厚くなっており、重量が30Kg前後にもなっていました。あまりに重く行動を阻害してしまう上、機関銃弾に対しては防御が不十分なため、特殊用途を除き第二次大戦時には既に廃れていました。なお、日本陸軍も第二次大戦時に「九二式防弾具」という防弾チョッキは存在したのです。

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後だしじゃんけんという言葉があり、後から考えれば先人たちの失敗はいくらでも批判できます。
しかし、それでも事実を述べているならまだしも、自分の誤解に基づいて本を出し、知らない読者から印税を稼ぐ・・・というのは、いくら生活のためとはいえ、如何なものかと思います。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 05:00| 東京 ☁| Comment(26) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
雨の朝となつた、甲府市内。
昨夜の「真田丸」真田は、徳川三河衆に、上田城を築城してもらう策を練り、直江の守る城を攻めるふりをして、沼田城から北条を撤退させる。

という、回でした。
サテ、戦時中の記憶を持った元軍人が次第にいなくなり、正しい知識が失われていく為に、かような本が出来上がった、と云えなくもありません。残念なことですが、最早吉村昭のような事実に忠実な作品は、出てこないことでしょう。
Posted by 百足衆 at 2016年03月14日 06:08
この三野という人の「地中海の攻防」は面白かった。イタリア軍の無能さがいっぱいかかっていたが、それは他の文献からしてもほぼ間違いない。
だが、「ルイジデサボイアデュカデグリアブルッチ」という長い艦名が士気を低下させたという記述は許せなかった。
これでもだいぶ簡略化しているのに。
(ルイジ・アメデイオ・ジュゼッペ・マリア・フェルデイナンド・フランチェスコ・ディ・サヴォイイア=アオスタ・デゥカ・デグリ・アヴルッチが正しい名前)
日本人の名前に例えれば、アブルッチが京極、アオスタが佐々木、サヴォイアが源に相当。
Posted by デハ at 2016年03月14日 08:22
さんー のっ のっ
野際陽子。キーハンター!

太平洋戦記物で一番好きなのは、児島穰(本当はのぎへん要らない)さん、豊田穰さん、秦郁彦さんの3人です。

ほげらっほげらっ。
Posted by 藤原 at 2016年03月14日 08:36
あと私が嫌いなのは、第1次ソロモン海戦で三川提督が輸送船を討ち漏らしたことを執拗に責める見解です。
結果的にフレッチャー機動部隊が珊瑚海を南下して遠ざかっていたことは戦後明らかになったことで、航空機の援護がない艦隊が機動部隊に襲われたら全滅する恐れがある、したがって撤退は正しい判断だったのです。
むしろ油断してオンボロ潜水艦に加古を沈められたことが責められるべきです。
退役直前のオンボロ潜水艦にやられたのが悔しいです。
Posted by デハ at 2016年03月14日 10:28
2〜3しか読んでないけど、三野さんて面白いの書くと思ったんやけどね、そんなん書いてたんかい?作家は兎も角、歴史を書く人がそんなんじゃアカンね。一種のキワモノやね。

児島襄と阿川弘之が好きやね。本気で書いた物は手堅く、エッセイ・零れ話的な物はユーモア有ってね。老師と同じ事を阿川さんがエッセイで書いててね
「日本海軍人気有るのは良いけど、映画なんか観てると『そんな事しないよ』的な描写が多々有る。知らん人間がろくに調べもせずに書いてるんだろ」
て呆れてたね。
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年03月14日 10:52
日本陸軍の95パーセントは歩兵だと言っとったな。
歩兵師団の中に砲兵も騎兵も工兵もいなかったんだと。
Posted by 燈台森 at 2016年03月14日 12:33
憎い、憎い、民進党が憎い。
憎い、憎い、民侵党が憎い。
憎い、憎い、民辛党が憎い。
Posted by ラー at 2016年03月14日 16:37
ラーさん

とても良い詩ですね。
Posted by 菅原 at 2016年03月14日 18:34
ズッ!
で知られる漫画家の聖日出夫さんが亡くなられました。

ご冥福をお祈り申し上げます。
Posted by シモン at 2016年03月14日 19:34
師匠より先に逝かれましたか。ご冥福を…
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年03月14日 19:39
おばんです。
夜中の太閤殿下こと総帥であります。
枝葉ですが、ラーさんのカキコ…成る程ね。まあ彼処の阿呆も極まれりやね。馬鹿は馬鹿なりに風を読もうとしたんやろね。世の中の「民主」て言葉のアレルギーの酷さを感じたんやろね。しかも「立憲民主」じゃ普通は「立民党」や。無理に「民主」に略称したら影武者の方の「民主」と票が割れる。下手すりゃ「社会民主党」や「自由民主党」にまで流れるそうな。で、「民進党」って…根拠は「民主」アレルギーを避ける為と、台湾の尻に乗っかったんやろね。党名募集でコレが1位2位に来る分けが無い。
そもそも「民進」て言葉には意味が無い。「山本太郎と仲間たち」にしても意味は解るが、「民進」だけじゃ政策もイデオロギーも解らん。台湾の「民進党」は「民主ちんP…」イヤ違った「民主進歩党」の略やからね。松野頼三の息子も何も考えとらんね。衣を変えてもみんすはみんすよwww
大体、岡田って人は「民主党」としては“あの”時点で絶対に担いじゃいけない人だったと思うね。フレッシュではない人(またか…って感じ)やし、鳩山みたいにぶっ飛んではないし、菅みたいなしつこさ・しぶとさも無いし、海江田みたいな人情も無いし、モナ夫みたいな若さも無い(全部皮肉になるけどね)。

今頃思ってるんじゃない?
「あーあ。お兄ちゃんと家業を手伝ってりゃ良かった…」
とか
「あのまま経済産業省にいりゃ良かったかなぁ…」
とか
「自民党に残ってDAIGOの爺ちゃんに忠誠誓ってりゃ、『経政会』の跡目継げたんちゃうかな?額賀なら勝てそうやし、なんちゅうても旧田中派、旧竹下派、旧小渕派だもん、“此処”にいる馬鹿どもよりは人材揃ってるもん。総理になれたかもなぁ。小沢の騙されたな…」
とか頼三
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年03月15日 03:17
ゴメンさっきの文章の最後変やね。指が余計なキーに触れてね。

Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年03月15日 03:31
民進党なんていうインパクトのない名前より、いっそ 愛國赤旗党の方が面白かったですね。
Posted by シモン at 2016年03月15日 04:38
岡田代表は枝野程弁が立つわけでもないですしね。

藤原さん、民進党から立候補されたらどうですか。
Posted by 菅原 at 2016年03月15日 06:14
快晴となつた、甲府市内の空。
今朝の「朝が来た」朝(パル演)は、大隈妻(松坂慶子演)の協力を得て、娘の縁談を進める。

という、回でした。
サテ総帥さん。台湾にあやかって、民進党と名付けたのは良いが、日本国民のみならず、台湾からも抗議が来たそうですナ。

余程嫌われていることを、岡田代表ももっと知るべきでしょう。
Posted by 百足衆 at 2016年03月15日 12:15
そりゃあ、地震の時に真っ先に駆けつけアメさん以上に募金もしたのに煮え湯を飲まされた、直接の相手が表札を同じ物に変えようってんですからね。本音は嫌でしょう。で、嫌われてるのを解らないも何も、上記の事を憶えてれば遠慮するのが日本人よwww
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年03月15日 12:45
大川橋蔵さんがよく表札盗まれたそうですが、これはみんすが台湾の表札を盗んだようなものですね。
Posted by 菅原 at 2016年03月15日 17:14
菅原君この、
だらくそ!だらくそ!ぱげ!ぱげ!かわずやまの、劇団員考察犯人!

大川橋蔵さんの表札を、返せ!
受験に受かる為に、大川橋蔵さんの表札を盗んだだろう!君が京大に合格したのは、それ以外に考えられない!ちなみに大川橋蔵さんの表札を盗むと、合格率100%だそうだ!
その行為を、民主党と絡めて正当化しようとする行為は、許し難い!

大川橋蔵さんに、
謝罪せよ!はっ
謝罪せよ!はっ
謝罪せよ!はっ
謝罪せよ!

せめて、寛永通宝一枚、置いていけ!実費だからだ。

ほげらっほげらっ。
Posted by 藤原 at 2016年03月15日 18:41
「頭の体操」の多湖輝先生が亡くなられました。
私もこのblogを引き継いだばかりの頃に記事にさせてもらいました。
http://biwero.seesaa.net/article/107979023.html

ご冥福をお祈り申し上げます。
Posted by シモン at 2016年03月15日 19:38
総帥様
>地震の時に真っ先に駆けつけアメさん以上に募金もしたのに煮え湯を飲まされた

国家レベルではありませんが、個人レベルでも、「親切にしてあげたのにスルーされた」というのは、結構腹が立つものです。
卑近な例では、「女性ドライバーに道を譲ってあげても、お礼もなく割り込む」とかですね。あと、新幹線とかで通路の行き違いに譲ってあげても、さも当然のような顔をして歩き去る女性とか。

何故かそういうマナー違反は女性の方が多いですね。やはりまだ女性は社会に100%の勢いで進出する前に、やっておくべきことが多くありそうです。
Posted by 無名X at 2016年03月15日 20:07
まあ、販売というかサービス業やって1日何十人も相手していて思いますね。マンガなんかじゃ態度悪いのは大抵学生かドキュンやけど、実際多いのはジジババか女やねんな。その代わり若い(20〜40としようか)の男の変なヤツは生きる資格すら疑うようたキチガイやけどね。
こないだ来た40位のオバハンで凄いのが来てね。
「先日カードで買った商品2点のうち1品を返金してくれ」
て分けよ。なんか気難しそうな人でね、念のためって事でパートじゃなくて私が出たのよ。手際良く片付けたんやけど
「現金で返して欲しかった。返金方法を確認しなかった貴方が悪い」
て抜かしやがってね(他にも色々因縁紛い…)。商品券は現金で返すけど、カードでの買い物はカードで返すのが当たり前なのよ(特殊な例は有るけど長くなるからカット)。
勝手にキレて帰って行ったけど、パートのおばさんが
「クレームにならない?」
て心配してくれた(大概どんな場合でもスタッフが対応悪いとされるのよ。しかもその担当の課長が嫌な野郎でね)けど
「フン!」
て言うてね。実はそのオバハンショッピングセンター内の銀行(駿河銀行)の行員なのよ。万が一来たら銀行に電話掛けたろうて思てね。銀行てのは早い話金貸しなのよ
「お宅はクレジットの買い物を現金で返して貰ってそのお金で買い物しようなんて危ない人を雇ってるんですか?そんなんで融資の時に正しい判断出きるんですか?」
てね。意味解るやろ?


Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年03月15日 21:06
総帥さん、お気の毒でした!

そういうしっかりしたおばさんは、静銀かスルガの行員さんでしょうねきっと♪
Posted by Captured at 2016年03月15日 21:18
民主党は滅んでも、「民主党的な何か」は決してなくならず、一定の支持を得て、私たちの血税で国を売り、暴言を吐く。
民主党自体が、新進党的な何かだから
Posted by デハ at 2016年03月15日 21:34
Capturedさん

そうやねんスル銀です。身元もバレてる分けよ。先ず制服で来とる。そしてウチでバイトしてる専門学生のオバなんよ。争いになったら徹底的に追い詰める気やったよwww
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年03月15日 21:41
デハ様

それはA新聞のような、中韓の手先の勢力が常に洗脳・扇動活動しているからでしょう。
Posted by toorisugari at 2016年03月16日 04:34
民主党が民進党になって、クリントンは喜んだことでしょう。
Posted by ルー at 2016年03月16日 05:06
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