2016年03月30日

七つの子

野口雨情の作詞した童謡には、深い謎が秘められています。

karasu.jpg

♪か〜ら〜す 何故鳴くの からすは山に〜

の歌詞で知られるこの曲は、有名な割には曲名が正しく浮かんでこない童謡の代表例です。「からすの歌」と誤解されているこの曲は「七つの子」が正式な曲名で、「名探偵コナン」では、黒の組織の人達がガラケーでメールを送る時のプッシュ音として使われていたそうですが、iPhoneが普及するようになってからどうなったかは不明です。

apr24.jpg

さて、謎の歌詞の部分です。
♪からすは山に〜 可愛い七つの 子があるからよ〜

これを皆さんはどう解釈されるのでしょうか。
「七つの子」=即ち、「七羽のからすの子供」がいる、と解釈する人も多いことでしょう。しかしからすは多産ではなく、燕のように七匹もの雛を巣で育てたりはしないのです。
それに「七羽の子」でなく「七つの子」という呼び方も変です。七羽のことを表すのであれば、言葉遣いに繊細な作詞家雨情が、「七羽」という表現を敢えて採用しなかった理由がわからないのです。

では「七つ」というのは、年齢(=七歳)の意味でしょうか。つまり、このからすは山に七歳になる子供がいる、とする解釈です。
これも変です。からすの寿命は15年ぐらいですので、人間の年齢に置き換えると七歳のからすは40歳代の人間に相当します。40代の大人が、定職に就かず親の稼ぎで暮らしている・・・という実例も、世の中にはなくもないでしょうが、そういった様子を果たして雨情が詩にするのでしょうか。

apr25.jpg

こうしてみると、
「からすは、拾ってきた人間の子供(7歳)を山で育てている」
という解釈が一番妥当のようです。雨情の時代である昭和初期は、昭和恐慌で農村部では口減らしなども普通に行われていました。もし間違いをご指摘される方がいましたら、コメント欄にお願いします。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 05:00| 東京 ☁| Comment(43) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まだほの暗い、甲府市内の夜明け前。
前回は、一番乗りを田舎帝王さんと総帥さんに攫われ、捲土重来、今回こそは一番槍を果たした。

サテシモンさん。人間の子供をからすが育てるのは、流石に無理があろう。からすが与えられる食料も、せいぜい薩摩芋程度だろうし、卵は当時貴重品だつたと総帥さんの投稿にもある通り、我が家の食卓でも、ゆで卵が食卓に上るようになつたのは昭和30年代だつたと記憶しています。
Posted by 百足衆 at 2016年03月30日 05:17
ななーん つのこ!角子!
毛利蘭。コナン君!
七つの子だけではなく。
赤とんぼも、謎です。
赤とんぼに追われた話は、ショッカーの改造人間を思わせます。

改造人間といえば菅原君!
君は、薩摩芋を食べたまえ。
Posted by 藤原 at 2016年03月30日 06:03
総帥さん

今の私にとって西郷隆盛は、「大蔵大臣のCM」という印象しかありません。

藤原さん
ナスを鰻の蒲焼き風に料理できるそうですよ。国産鰻は諦めて下さい。
Posted by 菅原 at 2016年03月30日 08:03
七つ云々は語呂で適当に書いたんだと思います。
生物学者や歴史社会学の論文じゃないですから。
Posted by 片山 at 2016年03月30日 09:05
カラス時間で七歳(太陽暦では約一年に相当)の子がいました。
Posted by 燈台森 at 2016年03月30日 10:20
まあ、片山さんの意見に一票。
雨情の詩には色々“含み”が有るとは言われてますが。
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年03月30日 10:49
では、ついでに宗匠の娘さんには私の大ナスビを…
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年03月30日 10:58
ナスの蒲焼き風は試したことがあります。

要は、タレ次第。食感は悪くないです。
Posted by ラー at 2016年03月30日 12:18
西郷どんは、絶対卵かけご飯を食べていました!
それも、三食!
司馬遼太郎先生が書いているくらいですから。

歴史秘話ヒストリアでもやっていました!
Posted by 薩摩っ子 at 2016年03月30日 12:35
出勤前だが敢えて
「ネタにマジレス」
してみようwww

司馬史観wwwアレは落語やwww
作家てのは嘘つきでね、
@司馬さんは生前に司馬信者、“竜馬”信者の武田鉄矢を呼びつけて
「私の書いたフィクションをさも真実としてメディアで語るな!」
とキツいお灸を据えたそうな。
Aその司馬さんの師匠格の海音寺潮五郎さんは
「面白い歴史小説あるでしょう?アレは大概嘘話なんですよ(此処は多分辻政信を揶揄してます)。少なくとも嘘をかなり交えてる。だから作家で勲章もらった人ってのは嘘つき名人なんですよwww」
て講演してる。
B山岡荘八さんは静岡に「家康」執筆の為の取材に行った時に調べれば調べる程
「築山殿悪妻説」
には真実味が無いのを確信した。でも
「コッチにした方が面白くなる」
と思って「悪妻」風に書いたそうな。

極めつけが
C柴田錬三郎さん曰く
「俺は嘘しか書かねえ」www

結論
どうでも良い事は面白いなり真実味を感じれるように表現する分けよ。其れのセンスの
「有る?無し?」
が重要なのよ。

ああ出勤や…働きたくないでゴザル。絶対に働きたくないでゴザル…
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年03月30日 13:11
歌詞の”フルース”という部分の響きが、かっこいいなと思っていました。
コテージとかバルコニーとかコリドーとか、その手の建築関連単語のような印象でしたが、実は”古巣”だったという・・・・。
Posted by ヨット at 2016年03月30日 14:39
薄曇りとなつた、甲府市内の午後。
サテヨットさん。ブルースを連想されましたか。「港町ブルース」は、森進一の名曲ですナ。

サテ総帥さん。いい大人が、登校拒否したらいけませんゾ。
Posted by 百足衆 at 2016年03月30日 15:13
百足衆さん
ブルースではなく、ブルースです。
Posted by 菅原 at 2016年03月30日 17:34
どうも、通りすがりに立ち寄らせてもらいました。
「七つの子」といえば、某お化け番組の「カラスの勝手でしょう」を思い出してしまいます。

ちなみに、もう一つ「ぞうさん」の替え歌もあったのですが、あちらは抗議殺到だったのでしょうか、数回で消えてしまったようです。
ゴールデンタイムにあの歌詞はやはり拙かったようです。
Posted by ケンタ at 2016年03月30日 20:21
総帥様
ご勤務、お疲れ様です。

ケンタ様がおっしゃるように、「全員集合」には、堅苦しい学校生活からガス抜きを求めた生徒たちが、「全員集合」していました。
Posted by ラー at 2016年03月30日 21:57
人や社会に迷惑な仕事なら
働かないで欲しいですね

もちろん、そんなビジネス支持される訳がないし
Posted by 山田一雄 at 2016年03月30日 22:06
深夜となつた、甲府市内の夜。

サテ菅原さん、揚げ足取りはいかんゾ。
ブルースがブルースでは、意味が分かりません。
Posted by 百足衆 at 2016年03月30日 22:13
私はなんで山のブルースなのか納得できませんでした。ブルースが山さんのものなのかと思いました。あとカラスが可愛いとなんて思いません。烏が鳴くのは死体でも見つけたのかと思います
Posted by デハ at 2016年03月30日 23:06
総帥殿
アカヒ新聞がつき続けてきた嘘に比べれば歴史作家のつく嘘は可愛いものですよ。

ところで、七つの子の解釈ですが、七つの子の「七つ」と言うのはやはり、年齢の事ではないでしょうか。

ただし、カラスの実年齢のことではなくて、言葉から受けるイメージとして七つの子と言う表現を使ったものと思われます。

普通、「七つの子」と聞けば、育ち盛りな小さな子供をイメージしますよね。

山に帰るカラスには育ちざかりの小さな雛が待っている。

そんな情景を思い浮かべて欲しくて「七つの子」と言うフレーズを使ったものと推測します。

ちなみに、七つの子と言うフレーズは「七つの子」を作詞作曲した本居長世と野口雨情のコンビによる童謡「通りゃんせ」でも「七つの子のお祝いに」と言うフレーズを使っています。

もし、カラスが「七羽」と言う解釈を当てはめるなら、「通りゃんせ」の「七つの子のお祝いに」と言うフレーズから「七歳の子供」の事を指しているのか「七人の子供」の事を指しているのか論議の対象になってしかるべきなのに、そういう論議に発展していませんよね。

なら、ここでいう「七つの子」というのは「人間で言えば七歳ぐらいになる育ちざかりの小さな雛が待っている」と解釈するのが自然だと思います。

まぁ、こんな事を真面目に論じる方が無粋と言うものですがね(笑)





Posted by 田舎帝王 at 2016年03月30日 23:14
片山さん

その通り、言葉尻を気にするよりも、この童謡に漂う哀感を味わうべきですね。
Posted by シモン at 2016年03月31日 04:55
ヨットさん

昔の童謡には、ちょっと聞いただけではわからない「古語」があって、かえって新鮮なことがありますね。
Posted by シモン at 2016年03月31日 04:56
ケンタさん、お立ち寄りありがとうございます。

象さんを歌いながらズボンのポケットを外に出す、という下品なギャグも受け入れる、当時のテレビは許容範囲が広かったですね。
Posted by シモン at 2016年03月31日 04:58
山田一雄さん

残念ながら、人に迷惑なことをして生計を立てている人は大勢いますよね。
Posted by シモン at 2016年03月31日 04:59
デハさん

最近の都市部に住むカラスは憎たらしいですが、昭和初期の山の中のカラスは可愛かったかもしれません。
Posted by シモン at 2016年03月31日 05:00
田舎帝王さん

雨情の詩に出てくる「七」という数字、これは何かのコードなのかもしれませんね。
Posted by シモン at 2016年03月31日 05:01
総帥さん

作者の品格とその作品には何ら関係がない・・・というのは事実だと思います。

司馬さんも山岡さんも、史実をそのままなぞる気持ちはさらさらなかったでしょうね。
一方、史実を丁寧に描写することに情熱を傾けたのが吉村昭さんでした。
Posted by シモン at 2016年03月31日 05:03
快晴となつた、甲府市内の朝。
今朝の「朝が来た」玉木宏が、三味線を弾きながら、息絶える。

という、回でした。
サテ田舎帝王さん。
その通り。害のない嘘も有れば、人を貶め、傷つける嘘も、ある。
死に際に、その人に返ってくるとは、上杉陰勝、敵ながらなかなかの者である。
Posted by 百足衆 at 2016年03月31日 08:02
百足衆さん

陰勝ではなく景勝です。
Posted by 菅原 at 2016年03月31日 10:37
快晴の、甲府市内の空。
その明るい雰囲気に、一点の曇り。
サテ菅原さん、揚げ足取りはいかんゾ。
戦国時代は、名前の漢字表記はひとつだけではなかったのですゾ。
例えば、山本勘助も、市河文書には「管助」と書かれていました。
なので、陰勝という書き方も、あった筈です。
Posted by 百足衆 at 2016年03月31日 11:13
そういえば先週の視聴率が16.9%だっけ?上がった分けやね。口の臭いババアが来て更に落ちるだの打ち切れだのと煽ってましたけどwwwまあ、フラグを建ててくれた分けやねwww
“前の”ヤツ(何言うたかな?“前の”ヤツは大河ちゃうかったからね)が最後まで届かなんだ数字やねwww
で、景勝の描写が「真田太平記」をなぞっているね。丹波昌幸が草刈幸村を人質として差し出す時に
「息子も父と一緒に死ね。戦が終わってから越後に来い。鍛えてやるwwwじゃ、細かい事は直江君と宜しく!」
と出ていったのよね。景勝てパッとしないけどあの景勝は格好良かった。
で、こういうのを「パクり」とは言わず「リスペクト」て言うんやね。三谷さんてのは上手い脚本家かどうか?とは何とも言えませんが
「ああ、この人は歴史劇とかホントに好きやねんな…」
て感じがして良いんよね。前の「鼻何とか」は如何にも何にも知らんし興味が無いけど
「お金になるから書きました」
て感じしかせなんだからね。


Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年03月31日 11:50
総帥殿

三谷はんは、好きな歴史ドラマをリスペクトするのと同様、嫌いなドラマをコケにしてますな。今回の直江を見て「天地人」のDVD買う奴一人もおらんやろね。
Posted by 燈台森 at 2016年03月31日 12:14

誤字や脱字に五月蝿くなったのはここ最近の話であって、昔は誤字や脱字にはほとんど無頓着だったみたいですね。

お陰さまで、誤字や脱字を見つける度に歴史家の皆さんが苦労している様ですが
Posted by 田舎帝王 at 2016年03月31日 12:21
菅原君
この、だらくそ!だらくそ!ぱげ!ぱげ!かわずやまの、樺風容疑者!

揚げ足を、取るな!百足衆様も田舎帝王様もおっしゃるように、誤記脱字は日常茶飯事だ!それを何だ!鬼の首を取ったように、自慢気に指摘するとは!

謝罪せよ!はっ
謝罪せよ!はっ
謝罪せよ!
Posted by 藤原 at 2016年03月31日 12:48
直江はなぁwww歴史の裏みたいなのは解らんからね。残ってるエピソードとか見るにあまり性格は良くなさげではありますね。似たような立場の三成は佐竹とか島津とかとの間に良いエピソード有るんやけどね。ただ景勝が汚れ役の一切を彼に押し付けた風も有るんやね。お舘の乱で味方してくれたのに散々煮え湯を飲まされた新発田重家に対する扱いとかね。
で、この作品での直江の扱いは、まあ私も灯台森さんの言うが如くに感じれるんやね。
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年03月31日 13:46
総帥さん

実際の直江兼続はどうだったか、という客観的な記録が残っていない限り、わからないでしょうけど、「直江状」というメールは実在するので、家康を怒らせたことは事実と言って差し支えないでしょう。
Posted by 無名X at 2016年03月31日 16:58
無名Xさん

偽書だとか後世の人が弄ったとかて話も有りますが、アレを読んで家康が怒ったのは確からしいから骨の有る人物ではあったんでしょうね。しかし原本が残ってないてのは残念です。
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年03月31日 17:30
百足衆さん

来週からは「TOTO姉ちゃん」のレビューをよろしくお願いします。

にしても「TOTO姉ちゃん」とは・・・スポーツ振興籤の収益を少しでも増やしたいのでしょうかwww
Posted by シモン at 2016年03月31日 19:53
総帥さん

鋭いですね。
「真田丸」の脚本には、過去の歴史ドラマのリスペクトはあっても、歴史そのものへのリスペクトは香辛料程度なんですね。

史実とか歴史とかでなく、昔の傑作時代劇やタイムスクープハンターへのオマージュなんですよね。

それはそれで面白いです。
去年のアレが、「お金もらってるし〜」「いのうえ真央ごり押し前提だし〜」で出来上がった汚物だというのも、100%同意。
Posted by シモン at 2016年03月31日 19:57
燈台森さん

今回の直江はリアルですが、大河の主人公としては、小松脚本のような虚構路線で行かざるを得なかった・・・のかもしれませんw
なのでわざと、「駿河・浜松城」というテロを流して「このドラマはフィクションです」といいたかったのかも、と深読みしたりします。
Posted by シモン at 2016年03月31日 20:00
田舎帝王さん

そうです。昔は中国からの漢字は借り物だったので、語呂が合えばどんな漢字でも使えたのが日本語だったと思います。

日本語を学習している米国人に、「漢字かな混じりの日本語が難しい!」と言われたことがあって、「日本人でも難しい!」と返しています。
Posted by シモン at 2016年03月31日 20:03
無名Xさん

直江さんの直江状は、あれは史実でしょうね・・・。
Posted by シモン at 2016年03月31日 20:04
シモン様
やはり、シモン様や総帥様のいう通り、
歴史ドラマ好きな脚本家でないと、失格です。

カネ目当ての脚本が、見え見えでした。
Posted by ラー at 2016年03月31日 21:32
おばんです。

映画でもアニメでもスポーツ評論でも対象に対する“愛”を感じれるのと無いのでは違うんですよね…野球漫画なんやけど水島新司なんかがそうやねんな。昔は
「成る程…」
てエピソードが多かったんやけど此処10年程は
「この人ホントに野球観とるんかい?」
て描写が多くてね。当時30代後半やった阪神の下柳が150k出したり、中日の岩瀬がフォークを決めたり(あの人はスライダーの名手で有名です)ね。
野村克也もヤクルト優勝時に球団歌を知らなかったり、阪神の監督をやってた時にインタビューで
「このチームはなぁ…」
て他人事のように語り出した(「ウチは…」て言えよ。まして関西人なんやから)りね。
「ああ、自分の懐に入る金だけなんだ…」
て感じたらもう応援する気無くなるんよね。
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年03月31日 22:45
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