2016年05月25日

写真週報

内閣情報部により編集され、1938-45年に刊行された週刊のグラフ雑誌です。

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GW中、父の実家の片付けをしてきました。
物持ちが良いというか、捨てるのが面倒だったのか判然としませんが、いずれにせよ市場では価値のない代物が沢山押入れに堆積していて往生しました。

そんな中で、発見もありました。
戦時中の古い雑誌がいくつか見つかったことです。今回はその中で、「写真週報」という、週刊アサヒグラフを政府が刊行していたようなグラフ誌を2冊ご紹介しましょう。

まずは、昭和17年5月6日日付の誌面です。
冒頭に挙げた写真はこの日付の写真で、おそらく南方で悠然と日本刀の手入れをする下士官兵の姿が映っています。キャプションには「明日もまた存分にイギリス兵の血を吸はせてやるぞ(ベンガル湾○○艦上にて)」と物騒なコメントがついています。

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他にも、北満州で訓練に励む関東軍戦車部隊の様子とか、インド洋で沈んでいく英国空母ハーミスの連続写真とかが掲載されています。

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また、この時期はちょうど4月18日に東京初空襲があった直後なので、「備へあり わが機械化消防陣」という記事で、風刺画が描かれていたり、はしご車の写真が掲載されたりしています。とは言え、戦局も好調に推移し、全体的に明るいトーンの記事が書かれています。

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もう一冊は、同じく昭和17年の9月23日の誌面です。
この頃は、ミッドウェー海戦の大敗、ガダルカナル島の戦闘が繰り広げられていた頃で、そういった鍔迫り合いの戦局を反映してか、記事も重い内容になります。

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「闇で売ったり 闇で買ったり それで生きていく人達の生活は 『もぐら』のやうなもんだと思ひませんか 明るいところへ出てきたまへ そして一緒にやっていかうぢゃないか 明るい取引で 明るい生活を」
という標語が書かれていて、かえって重苦しい時代を感じます。写真にある、闇取引を摘発する官憲の険しい目付きに象徴されています。

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風刺画も、「闇退治法」という表題で、闇取引をする庶民を糾弾する内容になっています。
しかし、まだ戦局もそれほど低迷していない昭和17年の9月の時点でこのような暗い内容の誌面が発行されたことを知ると、その後の戦局の推移を知る人間としては辛くなります。

この雑誌は、この後昭和18年から20年に至るまで、何か明るい記事が書かれたのでしょうか。その実態は手元に史料がないので如何ともわからないのですが、おそらく「お国の為に戦死して、あの子も本望だったと思います」という遺族のインタビューのオンパレードだったのかもしれません。
posted by シモン at 05:00| 東京 ☁| Comment(30) | TrackBack(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
曇りとなつた、甲府市内の朝ぼらけ。
まだ「とと姉ちゃん」は放映されておりません。後ほど報告します。

サテ、写真画報。思い出しました。写真ニュースと云うのもあった。紙質が、年々悪くなったことを覚えています。
Posted by 百足衆 at 2016年05月25日 05:50
百足衆さん
写真画報ではなく、写真週報です。
Posted by 菅原 at 2016年05月25日 05:55
菅原君、だらくそ!ぱげ!かわずやまの、立てこもり!

揚げ足をトルナトーレ!
Posted by 藤原 at 2016年05月25日 06:15
終戦直後、ヤミ米は違法だから口にしないと言って、一家飢え死にした裁判官一家の話を思い出しました
Posted by 田舎帝王 at 2016年05月25日 06:39
おはようございます。

ををっ、百足衆先生が一番槍に復帰していらっしゃる!先生、おめでとうございます‼︎ 今のご気分はいかがでしょう。またドラマのお話を聞かせてくださいまし。

サテ、藤原さん(先生、真似してごめんなさい)。揚げ足をトルナトーレでは、取るなと言っているのか、取れと言っているのか、猫めにはわかりませんぞ。ここは「揚げ足はマストロヤンニ嫌ンニ」などいかがでしょうか?
Posted by GATTO at 2016年05月25日 07:53
田舎帝王様

今風に言えば、輸入食品は食べないと言って栄養失調になるようなものでしょうか。
Posted by ラー at 2016年05月25日 07:55
俳優の Marcello Mastroianni さんは、カタカナでは「マルチェロ・マストロヤンニ」と表記されることが多いのですが、カタカナでできるだけ正確に表記するには「マルチェッロ・マストロイアンニ」になります。ということで、私の書いた「マストロ嫌ンニ」は、どちらかと言えば正確な発音に近いかも・・・
Posted by GATTO at 2016年05月25日 08:17
薄曇りとなつた、甲府市内。
けふの「とと姉ちゃん」とと(高畑演)は、鞠子を大学に行かせんと、タイピストを目指す。

という、回でした。
サテGATTOさん。いやいや、私は別に、一番槍にはこだわっておりません。広い心で、多くの皆さんが一番槍になれるように願っております。
菅原さん、ご指摘ありがとう。謙虚な心で、間違いを認めましょう。正しくは、写真画報でしたナ。反省反省。
Posted by 百足衆 at 2016年05月25日 08:50
あらら、最初の投稿を再度見たら、「マストロヤンニ嫌ンニ」になっておりました。「揚げ足はマストロ嫌ンニ」と読んでくだされ。
Posted by GATTO at 2016年05月25日 10:52
百足衆先生、いえいえ、私の方が一番槍を拝見したいのですよ。また、これからも楽しみにさせていただきますです。
Posted by GATTO at 2016年05月25日 10:59
百足衆さん
写真週報です。
Posted by 菅原 at 2016年05月25日 11:31
土門拳とか木村伊兵衛とか入江泰吉とかそうそうたる写真家が名を連ねてますね
Posted by 燈台森 at 2016年05月25日 12:41
曇りとなつた、甲府市内の夕まぐれ。

サテ菅原さん、写真週報と、訂正しましたゾ。爺も、まだまだ耄碌しては、おりません。

無闇に、揚げ足を取らないようにしましょう。
Posted by 百足衆 at 2016年05月25日 17:04
菅原君
この、だらくそ!だらくそ!ぱげ!ぱげ!かわずやまの、伊勢志摩サミット!

百足衆様で、合っている!ちゃんと、写真画報と、答えているではないか!それをなんだ!写真週報だと!聞いたこともない!勝手に捏造するんじゃない!GATTO様も、お嘆きだ!せっかくの百足衆様の一番槍を、汚す気か!
謝罪せよ!はっ
謝罪せよ!はっ謝罪せよ!はっ
謝罪せよ!はっ
謝罪せよ!はっ謝罪せよ!はっ
謝罪せよ!はっ
謝罪せよ!はっ
謝罪せよ!はっ謝罪せよ!はっ
謝罪せよ!!
Posted by 藤原 at 2016年05月25日 20:09
おばんです。

夜中と午前中に顔出す事が多いのは仕事の問題やねんけど、ホンマは日中に顔出して平安京コンビとバカやったり、デハさん煽ってイラつかせたり、シモがかった話でA2Zさんや無名Xさん喜ばしたり、老師と渋い時代考証したり、田舎帝王さんとガチ勝負したり、ラーさんを磨いて更に光輝かせたり…あ、最後は余計ですか?すみません…したいのでアル。イヤな仕事だね。

田舎帝王さんのヤミ米の話で、今更ながら思い出した事が有ってね。
皆、憶えてるかな?青木雄二て漫画家。彼と北野誠やったかな?の対談本が有ったんよ。小渕政権の時で国の借金(国債やね)が700兆ぐらいになってしもて、何れは返さなあかん分けやけど、此処まできたら尋常な方法では中々減らん。で、考えられる方法は二つ。

@ハイパーインフレ
A徳政令

やて言う分け。で、その選択は全国民にヤミ米を食わんで死んだ検事の話を聞かせてアンケート取って、共感者が過半数越えたら@を逆ならAを…って言うんやね。
wwwまあ気持ちは解らいでもないけど、責任無いサヨクってのは無茶を言うワナwww@は豆腐一丁が一万円とか、WWT後のドイツがどうなったか?は中学生でも授業で知ってるしAはローンがチャラなんて私的には嬉しいが其をしたら銀行や金融屋が怖がって融資を渋り出して結局金が世間に回らなくなって又、不況になる。しかも今度は国が国民を裏切るんやから、文字通り国が滅ぶワ。尤もアカはそれが目標やねんけどね。
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年05月26日 02:09
みなさん

この片付けで留守にしていた間に、私が20年ぐらいずっと大切にしていた思い出のものを家内が勝手に捨ててしまって。
それを眺めていると、屈辱的で辛い日々の仕事生活を癒していてくれたのですが。

3年前にも一度家内が捨てようとしていたので「これだけはやめて」といって、鞄に入れて隠していたのに、それを留守の間にほじくり返して捨てたと聞いて、悔しさで落ち込んでいます。

断捨離とかいうのは、やってる人だけが楽しい宗教です。宗教を人に強制してはいけません。

なので個別に返信する気力がないのです。すいませんご容赦の程を。
Posted by シモン at 2016年05月26日 05:03
鉄道模型のコピペだっけ?ホンマに有るんやね…
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年05月26日 05:10
総帥さん

鉄道模型じゃないです。
今年社会人になって独立した娘が、保育園の時に買ってあげたリュックなんです。
その頃が、一番仕事も充実していて良い時代でした。
Posted by シモン at 2016年05月26日 05:31
うわあ…他人様(ひとさま)の事やからこれ以上コメント出来ん…
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年05月26日 05:39
晴れとなつた、甲府市内の朝。
けふの「とと姉ちゃん」大地真央が、旦過を切る。

という、回でした。
サテシモンさん。形あるもの必ず虚しくなる。人とて物とて同じ事。時折記憶の中で、慈しんであげなさい。
Posted by 百足衆 at 2016年05月26日 08:05
だんー しゃり!しゃり!
車両の下。ヘッセ!

シモン様、シモン様。
私も、断捨離という言葉が大嫌いです。
断捨離したければ、断舎利して、飯抜きにしてからやってくれ!
と、言いたいです。言いたいのです。
Posted by 藤原 at 2016年05月26日 08:42
藤原さん

藤原さん、奥さんに断舎利されましたか。
Posted by 菅原 at 2016年05月26日 09:02
断捨離と片付けは別だと思います。断捨離は宗教と言うか、趣味に近いです。

私も、うっかり旦那の持ち物をゴミと思って捨てたら大喧嘩になったことがありました。それ以降、旦那を促して片付けをさせることはあっても、自分で手は下しません。
Posted by FYI at 2016年05月26日 09:49
藤原さん チョコレートを列車から投げ捨ててはなりません。私に下さい。ロッテ以外なら喜んでいただきます。ロッテなら総帥か菅原さんにでも。
Posted by デハ at 2016年05月26日 10:59
ああいう刈り上げ頭の叔母さんのやることは気に入らないことばかり。蓮舫山尾瑞穂辻元。
Posted by デハ at 2016年05月26日 11:03
こんにちは。

藤原さん
飯抜き、本当によろしいですか?

デハさん
私の過去最低最悪の上司もチータ型頭の女性でした。悪党のくせに、善人ぶっている(もしかしたら、本気で自分を善人と思っていた?)、しかもスポ根志向で、半狂乱という人で、この人の下にいた時は本当に地獄でした。
Posted by GATTO at 2016年05月26日 12:29
断捨離という概念を編み出したやましたなんとかさんの目的は、断捨離でトラブルになった人を眺めて楽しみながら「それは間違った断捨離ですね」と弄ることなんじゃなかろうか
Posted by 燈台森 at 2016年05月26日 14:41
少なくとも「ダンシャリ」とやらが流布したお陰で、
多くの家族が迷惑を蒙ってるのはオームそのもの。

だいたい、置いておいても場所とるわけじゃなく腐るわけでもない思い出を、なんでほじくり出して捨てるかな!?

今度という今度は、マジで離婚したい。
Posted by シモン at 2016年05月26日 19:29
17年大河『おんな城主 直虎』新出演者14人発表 柴咲コウ父は杉本哲太、母は財前直見
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=4011520

まさか、小野父子が善玉?
小野政直・政次父子って何者?
道好・道高父子なら知ってるけど
この小野道好って野郎は、ありもしないことを義元公に讒言して、直親の父・直満とその弟の直義を殺した極悪人で、その息子の道高は直親を氏真公に讒言して殺し井伊を滅亡寸前に追い込んだ男なのに。
歴史に対する冒涜はやめてくれ。
これでは井伊家が浮かばれないです。

どうして、こういうめちゃくちゃなことをするのでしょう。
 小野父子こそが井伊不倶戴天の敵なのに。
今年の大河は、男性だけ見ていれば、さほど不満のない(ヒロインを草笛光子だと思えばよい)作品で久しぶりに楽しめていますが、このままでは鼻くそやシエ以下の次期作品になりそうでがっかりです。
Posted by デハ at 2016年05月26日 19:46
GATTOさん
やはり。
ほぼ例外ないですよね。
Posted by デハ at 2016年05月26日 19:46
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