2016年07月27日

一銭洋食

水に溶いた小麦粉に、具を乗せて焼いた鉄板焼き料理です。

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各地では夏祭りの季節になってきました。祭りの露天や屋台で売られる食べ物には、たこ焼きやお好み焼きやもんじゃ焼きといった「小麦粉を水で溶き、具を載せて鉄板で焼く」というスタイルの料理が多く見られます。

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「一銭洋食」は、大正時代に大阪もしくは京都で始まった食べ物です。
水で溶いた小麦粉に、刻んだネギとか肉カス等を載せて焼き、ソースをかけて食べるものをこう呼んでいました。名称に「一銭」とあるように、その値段は子供でも買えるように安く、「洋食」なのは「ソースをかけて食べるから」です。言ってみれば、「大正時代のうまい棒」のようなものでしょう。

明治後期から大正時代にかけて、水溶き小麦粉焼きが「お好み焼き」という形に収束するまでに、数々のプロトタイプが発生していました。

神戸や高砂市には「にくてん」と呼ばれる、生地の上にすじこん(=スジ肉+こんにゃく)と青葱を載せた料理があり、岸和田には「かしみん焼き」と呼ばれる、生地の上に刻みキャベツと鶏肉と牛脂のミンチを載せて焼いた料理があります。また、岩手や仙台、山形には「どんどん焼き」と呼ばれる、円盤または半月状の生地の上に青海苔や魚肉ソーセージなどの具を載せて、そのまま、あるいはロール状に巻いて醤油またはソースをかけて食べる料理があります。
いずれも、「一銭洋食」の一種です。

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一銭洋食は、それをノスタルジーとして記憶している世代も殆どいなくなりましたが、今の若い世代にはかえって新鮮に見えるらしく、神田や新橋あたりの安い立ち飲み屋のメニューに載っていることがあります。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 05:00| 東京 ☁| Comment(33) | TrackBack(0) | 飲食物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
“一銭”ねぇ…富士宮で縁日覗いたら今はたこ焼きやお好みは¥500くらいするぞwww流石に大阪じゃたこ焼きは精々¥300だけどあんなもん子供の時は¥100〜150だったな。テキヤの親方曰く
「ショバ代って言うより今は昔ほど買ってくれない」
との事。衛生観念やろね。野外で綺麗な水の確保と、あれだけ雑多な人間が往き来してるからね…
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年07月27日 06:04
短パンの子が混じってますね
Posted by デハ at 2016年07月27日 07:42
小雨模様となつた、甲府市内の朝。
けふの「とと姉ちゃん」とと(高畑演)は、狭い片桐はいりの家を広く見せようと、壁をすべて鏡にする。感謝されるととだったが、ある日、片桐はいりの旦那(利重演)が鏡に激突してしまい、大怪我を負う。

という、回でした。
サテ総帥さん。私の子供の頃は、一銭銅貨で駄菓子が買えましたゾ。
Posted by 百足衆 at 2016年07月27日 08:00
一銭なあ…私は子供の時から数学のセンスっちゅうか算数の段階で崩壊してたからね。
「新必殺仕置人」観てて七両二分で殺しを山崎努が競り落とした(この番組は殺しの依頼をセリに掛け一番安い価格を出した者に卸して元の差額は元締めに入るという趣向)時にオヤジが

「お前なんか江戸時代処か戦前に生まれてたら恐ろしくて買い物にも行かせられんなwww」

言われてね。四分で一両で山崎努のグループは5人やから一人頭一両二分…て言うのを咄嗟に暗算したのをオヤジは指した理由やね。単位は変わるは必ずしも10進法じゃないはで、確かに理解するのに時間掛かったやろね。


Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年07月27日 08:19
総帥さん

カエルは動いているハエしか見えないそうです。

同様に、江戸時代の人は、四進法でしか暗算出来なかったと思います。
Posted by 菅原 at 2016年07月27日 10:22
菅原君この、
かわずやま!かわずやま!かわずやまの、かわずやま!

そうか、君は動いているものしか見えないんだな!

静静静静静静静静静静静静静静静静静静
どうだ!見えまい!ざまあ見ろ!
Posted by 藤原 at 2016年07月27日 10:34
藤原さん

そう言えば、清貧の食生活を過ごされている藤原さんは一銭洋食の常連ですか。
Posted by 菅原 at 2016年07月27日 11:20
貧しい、貧しい、貧しい、清貧の私。

一銭洋食はおろか、段ボールを水に浸して、グルテンの代わりにして、食べております。

Posted by 藤原 at 2016年07月27日 11:46
あーら美味しそうにこにこ
段ボールをレンジでチンして、温かいご飯にのせ、蒲焼きのタレをかけて食べてみて下さい。

国産鰻の蒲焼きと、変わりないですよウインク
Posted by 花…燃ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆバニー at 2016年07月27日 12:27
あらら鼻げげさん、ありがとうございます。ありがとうございます。

でもその温かいご飯が、ないのです。ないのです。

ご飯無しでも美味しそうですね。段ボールとの味の比較の為、国産鰻は総帥さんに送ってもらいます。もらいます。
Posted by 藤原 at 2016年07月27日 12:36
段ボール肉まんを思い出しました

藤原さんは清貧と言うよりも極貧生活を送っているように見えて、実はグルメでハイソな生活を送られているようにお見受けいたします

利休が考案した麩の焼きも今ではレパートリーが豊富な粉もの料理になりましたね

Posted by 田舎帝王 at 2016年07月27日 13:11
田舎帝王様、
お褒めの言葉、ありがとうございます。
ありがとうございます。

そうです、マグロの血合いや夕方過ぎのお刺身など、家内は清貧戦略会計を実行しております。
私も、昔英単語を覚えながら食べたコンサイス英和辞典が意外とおいしかったので、要らなくなった古本を手動シュレーダーにかけ、茹で麺にして食べております。

総帥様、総帥様、そういう事情を少しでも改善すべく、ご協力お願いいたします。
御支援お願いいたします。
Posted by 藤原 at 2016年07月27日 14:10
藤原さん、明日は生協で食べませんか。
Posted by 菅原 at 2016年07月27日 19:11
菅原君

嫌です。天下一品のラーメンが食べたい!
天下一品のラーメンが食べたい!
天下一品のラーメンが食べたい!
天下一品のラーメンが食べたい!
天下一品のラーメンが食べたい!
Posted by 藤原 at 2016年07月27日 19:23
包丁人味平の主人公は、”洋食屋だろ?”という事で、料理人の間で差別を受けていたようです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160727-00000109-sph-base
野球にこのような特訓方法があったとは。
Posted by ヨット at 2016年07月27日 23:56
総帥さん

一銭洋食同様、屋台のファーストフードだった寿司や天ぷらが高級料理になったように、たこ焼きお好み焼きが高級料理店のメニューに並ぶ日もそのうちやってくるかもしれません。
Posted by シモン at 2016年07月28日 04:36
デハさん

そうです。北海道だからです。
Posted by シモン at 2016年07月28日 04:37
百足衆さん

いつも、「とと姉ちゃん」の解説をありがとうございます。
「二銭銅貨」という小説がありますね。
Posted by シモン at 2016年07月28日 04:38
田舎帝王さん

段ボール肉まんは中国でしか食べられない珍味ですね。
他にも毒入り餃子とか、中華料理は裾野が広いですね。
Posted by シモン at 2016年07月28日 04:39
ヨットさん

洋食屋はレストランよりワンランク落ちますが、ミスター味っ子の大衆食堂よりワンランク上ですね。

しかし「ノーパン投球」に見えてしまうのは狙ってますよね
Posted by シモン at 2016年07月28日 04:41
二銭銅貨は江戸川乱歩の作品ですね

昔読んだ記憶があるけど、内容はど忘れしちゃったな

Posted by 田舎帝王 at 2016年07月28日 07:47
真夏日となつた、甲府市内の朝。
けふの「とと姉ちゃん」片桐はいり邸ガラス事故以来、「暮しの手帖」の売れ行きは低迷した。とと(高畑演)は、製品の比較実験を企画する。


という、回でした。
サテ田舎帝王さん。「二銭銅貨」は乱歩の処女作ですナ。実は表と裏が分かれて中に暗号が入っていました。
Posted by 百足衆 at 2016年07月28日 07:59
おはようございます。

たしか、マンガ「アドルフに告ぐ」にも「一銭定食」の名前で登場しましたね。若い男女が池でボートに乗っている場面でした。あの作品の中でも最も好きな場面の一つです。
Posted by GATTO at 2016年07月28日 08:19
GATTO様、おはようございます。

「アドルフに告ぐ」は手塚治虫晩年の名作で、「ブラックジャック」同様、今でもよく読み返しています。
Posted by ラー at 2016年07月28日 10:00
池波作品(エッセイ)を愛した人間にとって洋食屋ってチョイと憧れるんやね。「資生堂」「たいめいけん」もうなくなったけど京都寺町通りの「ムラセ」とかね。

その池波邸にはどんどん焼きをするためにばかデカい鉄板を備え付けたテーブルが有ったらしく、司馬遼太郎を招待してご馳走したそうな。で、その時

司馬「東京では昔から在ったものなの?」
池波「在った。まあ俺がアレンジして作ったものも在るけどね」

て会話が在る。コレで、解るのは戦前あの手のモノは東京には在って、粉ものの本場って事になってる大阪には無かったってことやね。
「お好み焼き」「たこ焼き」がほぼ完成されたものと見なされてたからか?東京の人の方が意外と柔軟なのか?やね。
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年07月28日 10:16
総帥さん

池波によれば、どんどん焼きとはお好み焼きのように何でもかんでもメリケン粉の中に混ぜ込んで焼く食べ物とは違うそうです。
Posted by 菅原 at 2016年07月28日 11:29
ベースは別物ってことかね?
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年07月28日 12:11
総帥殿
どうやらどんどん焼きとは、鉄板焼きだけどパンかつとかシューマイ天とか、鉄板と小麦粉を使う以外に共通点はあまりないかも知れないぞなもし
Posted by 燈台森 at 2016年07月28日 12:27
アーナル程ね。そう言われれば解る。大阪と広島のお好み焼き以上に離れてるね。
Posted by 愛國赤旗党総帥 at 2016年07月28日 12:47
アーナル程 こうべを垂れる 稲穂哉
Posted by 藤原 at 2016年07月28日 15:44
藤原さん

とても良い詩ですね。
Posted by 菅原 at 2016年07月28日 16:24
菅原君この、
だらくそ!だらくそ!ぱげ!ぱげ!かわずやまの、鳥越俊太郎!

詩等では、ない!

川柳だ!

文春と新潮は、事実を報道しているだけだ!
誣告罪で、逆告訴する!

逆転裁判!今の判決、異議あり!
Posted by 藤原 at 2016年07月28日 20:38
こんばんは。

ラー様、あの作品はストーリーそのものが優れているだけでなく、最初と最後がほとんど同じ絵(炎)なので、ついつい何度も読み返してしまいますね。
Posted by GATTO at 2016年07月29日 01:04
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