
問1 クリスマスセールたけなわの今日。Aさんは前から目をつけてたビジネスバッグを買いに行き、店頭で値段を見たら9,000円だった。代金を払おうとすると、「歩いて10分のあっちの店では同じ製品を8,000円で売ってるよ」と友だちに耳打ちされる。さて、安いほうの店に行って買いますか?
問2 クリスマスセールたけなわの今日。Aさんは前から目をつけてた大画面4Kテレビを買いに行き、店頭で値段を見たら299,000円だった。代金を払おうとすると、「歩いて10分のあっちの店では同じ製品を298,000円で売ってるよ」と友だちに耳打ちされる。さて、安いほうの店に行って買いますか?

この2つの問に対し、多くの人は問1には「YES」、問2には「NO」と答えるそうです。
他の店で買い直せば1,000円の得をするという絶対値ではなく、人間は相対的な価値として「得」と、歩いて10分という「損」を天秤にかける傾向がある、という訳です。
経済学において、損得は純粋に確率論と期待値の世界では判断できないパラメタが動いているのです。
それを象徴的に示す次の問題を思考実験してみましょう。「確率論的に正しい答」は最後に提示します。
問3 あなたは、ある人から100万円渡してもらい、こう言われます。
「この100万円のうち幾らかを、もうひとりのBさんに渡すと持ちかけて交渉してください。もし交渉が成立すればその金額で分けられますが、渡す金額は0円も可能ですが、Bさんには拒否権があり、金額に納得がいかずに受け取りを拒否されればあなたもBさんも1円ももらえず、100万円は没シュートとなります」
さて、あなたはBさんにいくら渡すと交渉すればよいでしょうか。
現実世界でこんな夢のような話はない、と思うかもしれません。しかしこれは金銭を巡る状況を簡単に理解し易くするためのモデル化であって、多くの場合あなたは「あなた」とは限らず、「Bさん」の立場だったりします。そして、数学の確率論による期待値最大化の原理を用いずに、結果的に不利な条件を選択したりするのです。
問4 あなたは、次のうちどちらを選択しますか?
(1)3万円が100%もらえる。
(2)25%の確率で16万円もらえる。
この質問に対し、殆どの人は(1)を選択するそうです。期待値を計算してみましょう。
(1) 3万円×100/100 = 3万円
(2) 16万円×25/100 = 4万円
確率論を信じる人ならば、(2)の方がより良い選択肢な筈です。しかし人間は、確実にもらえるなら利幅が小さくてももらえる方を選択する傾向があるという訳です。

人間が判断して行動を起こす際の直感と感情を重視し、さらにそのメカニズムを明らかにするのが「行動経済学」の考え方です。この考え方を利用し、消費者に錯覚を起こさせて利益を得る手法は、既に多くのe-コマースサイト等で活用されていることは周知の事実です。
(本文と写真は関係ありません)
問3の答 1円。ただしこれは相手も期待値計算可能という前提で成立する。
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けふの「別嬪さん」未視聴。後程、詳報致します。
サテけふは久々の乾坤一擲、一番槍。
普段はデハサンラーサン総帥さんに、手柄を譲っていたが、老兵高梨内記、まだまだ若い人達には負けませぬゾ。
行動経済学とは、したり。存じませんでした。経済は、数学の原理に従わず、感情に左右される事は、ウスウス理解していましたが、学問になるような理論体系があるとは存じませんでしたナ。
人生、死ぬまで勉強です。
何故なら、経験上、25%の確率と言えば、4回やれば確実に当たるはずですが、当たらなかったことがあったからです。
1/2の確率というものでさえ、2回やれば1回当たらなくてはならないのに、5回やって当たったことがあります。
確率は(特に、デジタル式の者は)あてになりません。
けふの「別嬪さん」別嬪(芳根演)と紀夫と一緒に商店街を歩いていた、サンタクロース姿の市村正親が、突然「ホワイトクリスマス」を歌いだすと、喧騒が止み、全員が歌声に聞き惚れる。
という、回でした。
サテデハサン。爺も1を選びます。爺の余生は、4回も選択する程、時間が残っていないからです。
代わりにおいらが1倍の三万円ゲット!
ドップラー効果。わをん!
そうなのです、そうなのです。
私と菅原君が百万遍にあるくしカツの店「串八」にいきました。
おまかせ15本盛を、菅原君とシェアします。ただし喧嘩になると店を出て行かなければなりません。私は菅原君に何本あげたらよいのでしょうか。
正解は、一本です。一本、なのです。一本、もらえるだけでも、有難いと、思え!
シャアーッ! シャアーッ!
問1. 2. とも、No を選びます。現実であれば、次のお店に行っている間に両方とも売れてしまい、結局どちらも買えないという可能性もありますからね。
問3. は、「あなた」「Bさん」ともに50万円にするかな。単純ではありますが。
問4. ですが、実は私のくじ運は結構良いのです。とはいえ、お金のために運を使い果たすのが嫌なので、一度も宝くじを買ったことはありません。この問でも同様の理由で(1) を選びます。
数学的でなくて失礼しました!
月曜日に集金に伺います。
早い話、私の行動原理その物が感情で動きます。二人以上なら両方とも「良い気持ち」になれるかどうか?だよ。「勘定」は「感情」です。
損得勘定とよく言いますが、この損得自体が感情の塊みたいなものですからね
「身銭を切る」
て言葉有るやろ?そう言うこっちゃ。数学は“理系”の学門やけどヤッパ“経済学”は文系なんやな。
行動経済学を「面白い」と思うのが理系で、
「当たり前やん」と思うのが文系な訳ですね。
経済学に数学なんぞを当てはめようとしても答えが合わない理由がわかります。
同じ理系でも、妻は文系のセンスも持っていますが、兄は全然というところです。以前、私が「日常生活の中に感動できることは結構あります」という話をしたところ、兄から「それは GATTO が文系だからだろう。理系はそんな考え方はしない」という返事か返ってきました。理系の皆さん、いかがですか?優れた詩を書いていらっしゃる藤原さんあたりは文系的な考え方もされるのかな?他の理系の皆さんにも伺ってみたいです。
でもね、でもね、母親から聞いた話では、兄はドラマを見てウルウルしていることもあるらしいので、案外そういった感性も持っているのかな?
>優れた詩を書いていらっしゃる藤原さんあたりは文系的な考え方もされる
いいえ、されません。
だらくそ!だらくそ!ぱげ!ぱげ!かわずやまの、アニス・アムリ容疑者!
君が私の芸術を理解しないことを、私に文系的なセンスがないことに、置き換えるな!
私は感情の塊だ!総帥様も言っておられるように、勘定の塊でも、ある!総帥様、まだ間に合いますから国産鰻をお歳暮に是非!厳しければお年始でもいいです、シャッシャッ!
月曜に集金?はて、給食費かな?集金袋を探してみます。なければ、またの機会に。
くりぼちっ、くりぼちっ。
A社はあなたに500万円の年棒を支払うという。
この会社は新入社員に450万円の年棒で契約することが世間に知られている。
B社はあなたに550万円の年棒を支払うという。
この会社は新入社員に600万円の年棒で契約することが世間に知られている。
どうしますか?
とりあえず、初任給以外の条件が同じなら、B社を選びますが。
はぁ、今日も不愉快な一日だった…ベルばらで在っただろ?中年の公爵と無理矢理結婚させられる15位の伯爵家の女の子が途方に暮れて宮殿の屋上から飛び降りる話。あんな気分やね…
さて、私は法科の出で経済系の講義は嫌いで、ずっと寝てたwwwたから概念みたいなのしか解らん。
「経済は生き物」言うて計算、計画通りは行かんちゅうことでね、猫殿が言うてた
「その違う店に向かってる間に売れてしもて、とって返したらヤッパそこも売れてしもて手ぶらで帰らんならん…」
て、ことは大いに有り得る分けやね。10年以上昔の話やけど、私の部下のパートさんの友達で、家を改築したのは良いけれど、その後の節約の為に日用品や食料品を近所のスーパーを片っ端から見て回って(三重県四日市市だからイオンやマックスバリュだらけ)つ¥3¥5の差に血眼になってる家族が居たらしい。んなもん車のガソリン代で足出てるがなwwwおまけに日曜の朝飯は家族総出でそのスーパー回りで試食に回っとる(事実)。腹一杯試食なんて出来るんやろか?何件も回ってる間にメンドクサくなって嫌になると思うんやが…聞いた時は腹抱えて笑ったね。斯くしてソ連の計画経済や中共の「大躍進政策」は失敗した分けやね。
私らの職場でも実際に在った事やねんけど、
「¥3000の商品各店10枚づつ入れたら完売した。20枚づつにすりゃ倍満だ!」
てやりゃ各店5枚づつしか売れなんだ…て事が在った。そりゃそうよ。先ず完売した時のsituationてのが有るワ。其より各店10枚並べるcapacityしかないのに倍も突っ込んでみい。売り場は山積みで出す事になるし、その山の下の方に有るサイズなりカラーの商品をお客さんが抜き取る事によりその商品は崩れ、他の商品の山も連鎖して崩れ売り場は崩壊して誰も触らんようになる。
じゃあ、って事で売り場は10枚だけ出して残り10枚は売に応じてフォローして…って事にしよったが、年末商戦期に人数も少ないのに
「出来るかぁ!」
てなる。斯くして職場は厭戦ムードだなwww実体経済てのは一旦頭を空っぽにしてから考えな解らんよ。
「偉い人には解らんのですよ」
以前管理人殿が
「朝比奈隆さんは意味不明なタクトを降るから」
好んでた…てのを書いてはったワナ?要はそこやろな。キースもジミーも音感の問題か?技術的な問題(多分此方)か?で微妙に遅れるのが解るんよライブなんか。でも其処にグルーヴが生まれるんやないか?其処を解って意図的に出来るのがクラシック畑の人で、偶然やるのがロック畑の人間やないかな?
…と言う強引な解釈やねwwwただ、ストーンズもツェッペリンもリズム隊は正確な人達やしポール・マッカートニーとかジョン・ウェントウィッスルなんかはメロディベースっちゅうかリードベースとも言うべきラインを弾きよるワナ?
会社のような比較相手が常に身近にいる社会では、金額の絶対値よりも相対値の方が大きな心理要因になりますね。
大企業で冷遇されていると考えている人が、消費税増税議論になった途端に優越感を感じるのは、比較対象が社内から社外に変わったからなのでしょう。
音楽家が毎回譜面通りの演奏をするのなら、ライブは無意味でレコードだけ聴けば事足りるはずです(それを実験したのが、ビートルズ)。
スウィングとかグルーヴとか、ちょっとしたアレンジがまるでさっきとは別次元の世界、という現象は、非線形数学でいうperturbationに相当すると思いますが、世の中は確率論的に決定されるのは量子レベルからそうなのだなあと、有名な「シュレディンガーのGATTOさん(シュレディンガーはドイツ人ゆえKatzeさんと言うべきですが)」を思い出してしまいます。
総帥さん、まあ、キースみたいなことをクラシックのオーケストラでやってしまっているのが、この私なのですが(笑)、アマチュアのオーケストラの場合は意外に価値があります。指揮者が結構ヘボなのがいますので、下手すると演奏が止まりそうになるんですね。
しかし、ベースやパーカッションに勝手な奴(つまり私のことです)がいて、そいつが強引に弾くことで何とかピンチを脱するわけです。
私なんぞは練習では一番注意される回数が多い(そりゃそうだわな)のですが、本番では結構しっかり弾いていました。「GATTO さん、本番に強いですね」「度胸ありますね」とお仲間からほめられているのか、皮肉られているのかわからないお言葉をいただいていましたけどね(爆)。
シモンさん、HBさん、もちろん自分は大切です。組織についても、職場がつぶれたり、自分がクビになったりしたら大変なので、仕事は一所懸命やりますが、「組織の中での自分」というのはあまり気にしていません。
自分がホームランを3本打って負けた試合よりも、犠牲バント一つ決めただけでも勝った試合の方が良いですからね。
その結果、チームがワールド・シリーズを制すれば、他チームの四番打者に負けない年俸を得られるかも知れません。
私は、若い頃からあまり出世には関心がありませんでした。たまに人と比べちゃうこともありましたけどね(笑)。まあ、相対的にでなく、絶対的に幸せであれば良いかと。
インフレデフレなしの状態で1%賃金カットされる方が、
10%のインフレ下で8%昇給されることより悔しい、というのがこの表題に掲げた曲線の意味です。
「実質賃金」を絶対値として認めれば、の話ではありますが。