2017年09月27日

ご冗談でしょう、ファインマンさん

1985年に出版された物理学者リチャード・P・ファインマンの回顧録です。

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自然科学者には、奇人変人が多くいます。ここに出没する藤原さんもその一例ですが、フィールズ賞を受賞するぐらいの著名な数学者の中にも、代数幾何学のスキーム理論で有名なグロタンディックは人嫌いでピレネー山脈に籠ってしまいましたし、ポアンカレ予想を解決したペレルマンはフィールズ賞を辞退した後、行方不明になっています。

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自然科学の分野に於いて数学の隣に位置する物理学の分野にも、当然多くの変人がいます。光量子仮説でノーベル賞を受賞したアインシュタイン博士は言うに及ばず、日本が誇る最初のノーベル賞受賞者である湯川英樹博士も、相当な変人でした。
「ご冗談でしょう、ファインマンさん」というこの本のタイトルは、経路積分を考案したノーベル賞物理学者である米国の量子力学研究者、リチャード・P・ファインマンもその例に漏れず、変人であったことを暗示しています。

ファインマンの業績である経路積分を一言で説明すると、古典系力学の世界では運動方程式で一意的に決定される質点の運動の経路(挙動)を、量子ゆらぎという不確定さが存在する量子系に於いて無数の経路を確率分布に従い合成することで計算する手法です。これによって、ラムシフトと呼ばれる、原子中の電子のエネルギー準位がずれる現象を、電子に対する電磁気的な高次の摂動による補正で平易に計算することが可能となります。

ファインマンは、しかし単なる偏屈な変人ではありませんでした。彼の講義ノートである「ファインマン物理学」は世界中で翻訳された物理学の古典的教科書です。
「ご冗談でしょう、ファインマンさん」という言葉は、彼がプリンストンに入寮したばかりの時に、プリンストンの学院長夫人に、「紅茶はレモンとクリームのどちらを入れるますか」と聞かれた時、何も考えてなかったファインマンが「両方いただきます」と答えた、という逸話に由来しています。前述のペレルマン等に比べれば、非常識といっても他愛無いレベルです。

この書籍の中に書かれていることは、物理学方面の難しい話は一切なく、金庫破りに熱中する話とか、様々な言語の学習、他分野の学者や芸術家との交流、さらにサンバ音楽、といったバラエティに富んだ内容で、ベストセラーになりました。

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ファインマンに匹敵する日本の「天才」といえば、分野こそ物理学とは異なりますが、長嶋茂雄さんでしょう。
立教大学時代の長嶋さんは、英語の授業の時に教官に「What〜」で始まる質問で問いかけられ、「Yes」と答えて教室中で爆笑され、慌てて「No」と言い直した、という逸話が有名です。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 05:00| 東京 ☀| Comment(18) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
夜がまだ明けきらぬ、甲府市内の朝ぼらけ。

サテファインマンさん。冗談が、お好きな人だったようですナ。理系の人の思考経路は、文系の爺には、時々わかりかねます。巨人の長嶋選手は、「メークドラマ」のように、巧みに英語を使っていました。
Posted by 百足衆 at 2017年09月27日 05:13
ファイヤーマンと勘違いしてしまいました
Posted by デハ at 2017年09月27日 07:07
おはようございます。

昨夜の議論もなかなか楽しかったです。そうですね、百足衆先生のお話がだいたい正しいです。有村架純さんは元々好きですが、タヌキ顔を前面に出した「ひよっこ」は特別です。何はともあれ、デハさんありがとうございます。

藤原さん、タヌキはタヌキでも、「カチカチ山」のようなおそろしいタヌキではなく、「ごろはちだいみょうじん」
ような可愛いタヌキだと思っております。都知事よりはかなり良いと思いますが。

さて、昨日の「ひよっこ」ですが、早苗さんの初恋の人が登場しました。二人で、花のサンフランシスコに旅立ちます。時子さんとは異なり、漫画家コンビともハグをするという優しいところを見て、ますます素敵だと思ってしまいました。
その漫画家コンビですが、みね子さんをモデルにした、タヌキ型ロボット「みねっこ」を作品にして、一躍売れっ子になりました。しかし、ネコの鳴き真似は相変わらず下手だった、というお話でした。
Posted by GATTO at 2017年09月27日 08:02
曇天となつた、甲府市内のお昼時。
けふの「日和っ子」沢村一樹に呼び出され、奥茨城村に急ぎ帰郷した日和っ子(有村演)は、驚く光景を、目にする事と、成る。

という、回でした。けふの昼食が、発表された。シューマイ丼だ。辛子も、つく。

サテGATTOさんw愈々、最終週。狸は狸でも、東京都を踏み台に野望極める狸より、日和っ子の方が早い佳いですナ。
Posted by 百足衆 at 2017年09月27日 12:21
ファいーん マン!まん!
曼珠沙華。お彼岸!

シモン様、シモン様、
経路積分の説明が、
よくわかりません。
正しい説明には程遠いです。

シモン様、この、
だらくそ!だらくそ!ぱげ!ぱげ!かわずやまの、総理大臣には公明党の山口さんに入れるわよ小池百合子!

なあにが、「藤原さんは変人」なのですか!
菅原君の方が、よっぽど変人なのです。なのです。

良かったね。よかったね。
Posted by 藤原 at 2017年09月27日 16:05
日没となつた、甲府市内の夕間暮れ。
サテシモンさん。
藤原さんは、変人ではなく、詩人ですゾ。

GATTOさんは、猫人間。デハサンは、鉄道人。ラーさんは、ラーメン人。ヨットさんが、芸能人。女城主さんが、女城主。
Posted by 百足衆 at 2017年09月27日 17:39
それよりも民進党が小池党に合流という話が・・・。
前原たちはさんざんモなおたちを裏切り者扱いして・・・。さらに小沢も合流らしい。
小池は、憲法改正と安保法制では安倍総理大臣に協力するという約束をはたして守るのでしょうか。
不安で仕方ありません。
逆に守った場合は、社民党・共産党以外は全員賛成ということになり、朝鮮に鉄槌を下すことができる。
しかし小沢、白真勲、辻元、有田、山本太郎が合流して、はたして左傾化せずに済むだろうか。
不安で仕方ない
Posted by デハ at 2017年09月27日 18:14
衆議院議員選挙には、希望の党一択よねー😊
Posted by 小池党 at 2017年09月27日 18:39
東京都をあんだけメチャクチャにして税金無駄遣いした挙句、一つも成果をあげてないのに都合悪くなると他人に押し付けて逃げるずるババアが首相になったら、日本は投了だよね
Posted by 燈台森 at 2017年09月27日 18:46
漆黒の闇に沈む、甲府市内の夜。

サテ藤原さん。山梨の高校生が、ハエは青い光を当てると、細胞死を促進して死ぬ事を解明しましたゾ。
韮崎高校の、平田君です。
世界の中田選手の、後輩です。

山梨は、理系も世界に羽ばたいて居ますゾ。
Posted by 百足衆 at 2017年09月27日 19:49
百足衆さん

>ラーさんは、ラーメン人

闘将ラーメンマンです。
Posted by 菅原 at 2017年09月27日 21:27
ご冗談でしょう、コイケさん。
ご冗談でしょう、マエハラさん。

。。。

冗談をいう人で、まともなのはファインマンさんだけ。
Posted by 無名X at 2017年09月27日 22:10
こんばんは。

首都といえども、一つの都市、一つの地方をおさえたに過ぎません。国とは違います。
逆に、国を舞台に化けの皮がはがれ、首都を失うかも知れませんよ。まぁ、見ていましょう。

テレビに出るタヌキは一匹いれば十分です(笑)。
Posted by GATTO at 2017年09月27日 23:40
驟雨となつた、甲府市内の未明。
けふの「日和っ子」奥茨城村に戻った日和っ子(有村演)は、その地で狸となつて、余生を暮らす。

という、回でした。
サテGATTOさん。狸は一匹で佳い。希望の党など、何の党利党略も無い政党に、投票する人が居るという処に、大衆の愚かさを感じる。
Posted by 百足衆 at 2017年09月28日 04:14
民進党が希望の党に党名を変えただけ
アホな選挙民がたくさんいるから、そのアホたちが騙されて希望の党に票を投じるんだろうね
しかも、そのアホたちが選挙行動のイニシアチブを握っている
最悪、希望の党を中心とした野党連立政権が誕生するかも
Posted by 田舎帝王 at 2017年09月28日 10:39
曇天となつた、甲府市内の昼。
けふの「日和っ子」日和っ子(有村演)は、奥茨城村で花畑を発見し、家族揃って歌合戦に出場することを提案する。

という、回でした。
サテ田舎帝王さん。小池新党は、民進党の左翼勢力を入党させまいと云ってはいるものの、どうなります事やら。
一転、絶望の党になりかねませんゾ。
Posted by 百足衆 at 2017年09月28日 12:18
しかし、選挙って、マスゴミが煽る方向と逆方向に投票すれば間違いないですね

マスゴミが小池煽ってる。ってことは、自民党に入れるべきだな
Posted by マスゴミ嫌い at 2017年09月28日 19:51
マスゴミ嫌いさん

つか、小池おばさんの今のグダグダな都政を知ってる人なら、マスゴミ以前に絶対投票しないんだけどね〜

小池を知らない奴らが、勝手に美化して投票しちゃうんだろうな
Posted by 燈台森 at 2017年09月28日 20:04
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