2018年08月13日

柿の葉寿司

奈良県や和歌山県の名産品として有名な寿司です。

kakinoha_sushi.jpg

今年は記録的な猛暑が続いています。ここへ来てやや気温も落ち着く様子を見せていますが、熱中症同様生ものを食べて食あたりにならないよう気をつけてください。

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そういった理由で夏場に握り寿司は極力避けている私ですが、関西方面に出張に出た際に、寿司が食べたくなったら「柿の葉寿司」を駅で購入することにしています。

柿の葉寿司は、鯖や鮭などの魚の切り身を塩や酢に漬けたものを、渋柿の葉で包んだ押し寿司です。その発祥は江戸時代、紀州は熊野灘で獲れた鯖を塩漬けにし、紀ノ川もしくは熊野川経由で内陸国の大和で行商したものが塩辛過ぎたので削ぎ切りにして飯に載せ、柿の葉で包んで馴れ寿司にしたのが始まりと言われています。やがて時代が下り、江戸中期以降は酢飯を使うようになりました。
柿の葉には防腐効果があり、また柿の葉の香りが魚の切り身に移って食欲をそそったので美味な食べ物として当地で知られるようになったそうです。

そんなローカル寿司の柿の葉寿司を全国区に押し上げたのが、谷崎潤一郎です。「細雪」等の耽美小説で知られる東京出身の文豪は、関西に出かけた際にこの柿の葉寿司を食し、江戸前握りとは別の味わいのある名品としてエッセイに書きました。これを読んだ全国の読者の支持を受け、柿の葉寿司は奈良・和歌山を代表する寿司になりました。
当初は鯖だけであった魚の種類も、鮭や小鯛が加わり3種の味が楽しめるようになりました。

80年代初頭、まだ関東地方では柿の葉寿司の存在があまり知られていなかった頃、私の友人が京都に出かけた際にこれを駅弁で買って帰りの新幹線に乗り、柿の葉ごと食べてしまったという話を聞きました。ちょうど桜餅を柏の葉ごと食べたようなもので、身体には影響はなかったはずですがやはり柿の葉は外して食べた方が美味しかったはずです。という意味では、桜餅よりは「キャラメルを包み紙ごと食べた」という形容の方が近いかもしれません。

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奈良・和歌山で有名な柿の葉寿司とは別に、石川県にも柿の葉を使った寿司があります。
こちらは、広げた柿の葉に魚の切り身と酢飯を置き、生姜や胡麻、青海苔などを散らしたちらし寿司スタイルです。こちらも美味だそうですが、駅弁には直方体・個包装の奈良・和歌山タイプの柿の葉寿司の方が向いていそうです。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 05:00| 東京 ☀| Comment(28) | 飲食物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます
Posted by GATTO at 2018年08月13日 05:02
どうも、この時間は、トイレで目が覚めます。
Posted by GATTO at 2018年08月13日 05:03
酷暑を予感させる、甲府市内の夜明け。
けふの「半分青い」半分程度、ご期待下さい。

サテGATTOさん。一番槍、見事也。トイレに行った際に、功名を挙げる。これぞ雪隠攻め也。
Posted by 百足衆 at 2018年08月13日 05:45
酷暑となつた、甲府市内の朝。
けふの「半分青い」半分黒い、回でした。

サテ皆さんの、お盆休みは、いつからいつまでの予定ですかナ。
お盆の期間中は、食生活も変わり、いつもの昼食予報が、的中しなくなる可能性があります。
事前に申告してくれると、助かります。

尚、爺はけふは、稲庭うどんを食す事に、内定しています。
Posted by 百足衆 at 2018年08月13日 08:32
回転すしの予定
Posted by デハ at 2018年08月13日 09:51
基本的に、お盆休みはありません。
Posted by GATTO at 2018年08月13日 13:08
個人経営なので、木金だけお休みを頂きます♪
Posted by ラー at 2018年08月13日 14:36
明日まで休みの予定です。

K務員なので、7〜9月のどこかで3日間夏休みが取れます

今日はコンビニの冷やし中華でした
Posted by 谷汲線デロ一形 at 2018年08月13日 15:39
今日はカツカレーでした。
ちょっと体重増えました(不味い

今週一杯、一斉年休夏季休暇となります
Posted by シモン at 2018年08月13日 15:44
雷雨となつた、甲府市内のタベ。

サテけふの戦果集計。そもそも、予想を出していない為、0%と、なつた。
明日は、皆さんの返答を参考に、予想を立てます。ご協力、有難う。

サテシモンさん。長期休暇で、羨ましいですナ。爺は、死ぬまで、休暇中です。
Posted by 百足衆 at 2018年08月13日 18:49
こんばんは〜

GATTO 小説としましては、今度は、モーター・スポーツ物を考えております。残念ながら、こちらには、私の他にモーター・スポーツのファンがいらっしゃらないので、良さそうなブログでも探して、そこで発表したいと思います。文学ものに合いそうなブログの会社をご存知でしたら、どうかご紹介ください。

おまけに、今回は「えろ 0パーセント」という、無茶苦茶なストーリーでございます。


それにしても、"U.W.D." "Under Water Dancers" 、考えると、残りは、水中シーンもバイオレンスも無い、かなり地味なストーリーです。つくづく悔いが残ります・・・




"IL GIORNO DELLE RESTAURAZIONI"

「復活(複数形)の日」


プロローグ 〜青い破片〜 (1971年1月11日 ブエノスアイレス)

 月曜日の朝、アルトゥーロ・メルツァリオはレンタカーのフィアットを猛スピードで飛ばしていた。街の中心部に向かう道路は既に渋滞が始まり、血の気の多い男たちがあちらこちらでホーンを鳴らしていたが、彼の走る反対側の車線はガラガラで、ボロ車のエンジンも元気よく回ってくれている。はた目から見れば、まずは快調なドライブにうつったかも知れない。
 だが、彼の顔色は蒼白で、元々痩せているとはいえ頬もげっそりとこけ、ただ眼光だけが異様に輝いていた。実をいえば、急性盲腸炎のため数日前にブエノスアイレス市内の病院に担ぎ込まれ、今はそこを抜け出してきているのだ。だが、彼のただならぬ雰囲気は病気のためだけとは思えない。

 この27歳のイタリア人は、病院を抜け出す頃から何度も同じことを自問自答していた。
 (奴のところにいてやらなくていいのか、アルトゥーロ?)
 (いや、俺もその場所を見ておきたいんだよ)

 彼は「その場所」に近づいた。ムニシパル・アウトドロモ ――― ヨーロッパとインディアナポリス以外で初めて世界選手権が開催された、その意味では由緒あるサーキットである ――― に着いた彼は、ゲートで居眠りをしている警備員をたたき起こしてコースに入ると、古ぼけたフィアットをレーシング・カー顔負けのスピードで走らせた。
 彼もレーシング・ドライバーだ。優勝経験こそないが、何度かグランプリにも出場している。だが、そんな数字的なデータが彼を語るに相応しいものではない、何よりも勇気ある男としてこの世界では知られているのだから。5年後、彼はニュルブルクリンクの猛火の中から一人のオーストリア人を救出してレース史に名を残すことになる。その時に命を救われた男の名は、ニキ・ラウダ ――― そう、25回の優勝と3回のワールド・チャンピオンに輝く、あの名ドライバーである。

 やがて彼は「その場所」にたどり着いた。最終コーナー手前まで来ると、彼はフィアットを停めて、ドアを開けると、しばらくの間そこに呆然と立ち尽くしていた。
 ここの見通しは良くない。小高い丘とガード・レールに阻まれて、彼のセダンでも視界は十分とはいえないが、車高の低いフォーミュラーやプロト・タイプともなればコーナーの出口を見るのは絶望的である。市街地コースのモンテカルロやスパ・フランコルシャン、タルガ・フロリオあたりならまだ許せるが、クローズトのサーキットとしては設計ミスもいいところだ。
 「役立たずどもが、タンゴばかり踊っていないで、少しはましなコースを作ってくれ」
 メルツァリオはそう呟くと、あたりを見回した。

 コース上では、すでにマシンが片付けられ一見クリアだったが、FRPの破片は、まだいたる所に散乱していた。赤いもの、青いもの、中には高熱の炎により溶けかかったものもある。この小さな残骸と焦げた芝生が昨日の惨事を物語っていた。彼は、そのうちの赤いものを一つ手に取ると、あたかもそれが宝物でもあるかのように、いつまでも両手の中でさすり続けていた。一方、青い破片の方には憎しみを込めて、力一杯蹴飛ばした。それはすぐに見えなくなった。おそらく、セリエAのゴール・キーパーでも抑えることはできなかったことだろう。(続く)
Posted by GATTO at 2018年08月13日 20:16
GATTO様

私はGATTO様のショートショートのファンでございます。
新たなストーリー、楽しく読ませていただきました。
続きが楽しみです。
アルファロメオが登場しないかな♪
Posted by ラー at 2018年08月13日 21:37
曇天となつた、甲府市内の夜明け。
けふの「半分青い」半(永野演)は、あくびをしながら、決算報告ができるのでしょうか。お愉しみに。

サテGATTOさん。
壮絶な事故が、起きたようですナ。
爺は未だ前後の状況が掴めません。
続きに、期待していますゾ。
Posted by 百足衆 at 2018年08月14日 05:50
びみゃっ、このためにキャラクターが登場しました、楽しく、読ませていただきます。びみゃっ
Posted by とうりすがり者 at 2018年08月14日 06:11
曇天となつた、甲府市内の朝。
けふの「半分青い」半(永野演)は、死を目前に、命懸けで五平餅を伝えようとする仙吉(中村演)の厳しい指導に、血反吐を吐く。

という、回でした。
サテけふは、早めの昼食予報。
GATTOさんは惣菜パン。
デハサン達はカップラーメン。
ラーサンはラーメン。
シモンさんは稲庭うどん。
田舎帝王さんはフォー。
燈台森さんはハンバーガー。
藤原さん達はにしんそば。

と、予想。
Posted by 百足衆 at 2018年08月14日 08:49
旦那の実家に帰省中の中年おばさんFYIで〜す

GATTOさん。
ブエノスアイレス1000km。
1971年1月10日の悲劇。

知ってますわよ。
ローマ出身のドライバー、イグナツィオ・ギュンティのフェラーリが、ジャンピエール・ベルトワーズの故障したマトラに激突してギュンティが即死した事故のことですね。

不肖私も独身時代はFIATのオーナー(Pandaですが・・・汗)ですので、イタリアのF1ドライバー史、少しは存じております。
Posted by FYI at 2018年08月14日 11:24
GATTOさん

アルトゥーロ・メルツァリオは、10ガロンハットをかぶってましたね。
Posted by 菅原 at 2018年08月14日 11:35
正解
Posted by デハ at 2018年08月14日 12:13
こんにちは〜 皆さん、ご声援ありがとうございます。

ラーさん、F1では登場しませんが、耐久レースには登場します。その年のタルガ・フローリオでは大活躍しました。

百足衆先生、次回からは時間通り進みますので、ご心配なく。
それから、ざる蕎麦でした。


FYI さん、よくご存知で! 実は、主人公は二人いますが、一人はベルトワーズです。

菅原さん、彼はイタリア人ですが、アメリカンな雰囲気の人でしたね。

通りすがりさんもありがとうございます。
Posted by GATTO at 2018年08月14日 12:40
それから、ギュンティ(イタリアでの発音は、ジュンティらしいのですが、この作品の中では、日本で通っているギュンティでそのまま行きます)が、ローマ出身であることも重要な要素となっております。
Posted by GATTO at 2018年08月14日 14:31
百足衆様

台湾ラーメンでした♪

GATTO様

ギュンティの活躍に期待しています♪
Posted by ラー at 2018年08月14日 15:01
ひじゃっ
ギュンティが楽しみです。
ひじゃっ
Posted by とうりすがり者 at 2018年08月14日 16:05
とうりすがり者さんは、藤原詩を体得されてますな

今日はフィッシュバーガー1個!ピンポン
Posted by 燈台森 at 2018年08月14日 18:16
日が落ちた、甲府市内のタベ。

サテけふの、戦果報告。80%の高率と、なつた。
燈台森さん、もっと佳い物を食べなさい。

サテFYIさん。ご主人の実家のパソコンで投稿されているのですかナ。佳い佳い。舅、姑と仲の佳い嫁は、佳い嫁です。

サテとうりすがりさん、貴殿の文章は、わかりずらい。ひじゃっとは、どう云った意味ですかナ、答えなさい。
Posted by 百足衆 at 2018年08月14日 18:25
hijack かな
Posted by シモン at 2018年08月14日 19:32
百足衆議院様

ひじゃっに、あるものは、特にありません、あるものは、海です。

ひじゃっ
Posted by とうりすがり者 at 2018年08月14日 21:55
GATTOさんはじめまして。

続編での、ギュンティの大活躍を大いに期待しています!
Posted by あたしのジョー at 2018年08月14日 22:25
ギュンティは生前、柿の葉寿司が大の好物だったそうです。
ギュンティが柿の葉寿司を食べながら、愛車フェラーリの運転をするシーンを希望します。
Posted by オジー・オズボーン at 2018年08月14日 22:29
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