2018年09月12日

奥様は魔女

日本で1966年から吹替版が放映された、米国のドラマです。

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夫婦という関係は、本来赤の他人である二人が家族として同じ戸籍に収まるという状態です。新婚のうちは仲が良くても、時間の経過と共に憎しみ、罵り合う関係になる夫婦は珍しくありません。むしろ年齢を重ねても仲睦まじい夫婦という方が稀です。先日、クリニックに行って待合室で順番を待つ90代ぐらいの老夫婦を見かけて、「いつまでも仲が良さそうで、羨ましいな」と思った瞬間、薬の名前の読み違えか何か些細なことでいきなり喧嘩を始めたのを見て、その思いを撤回したのでした。

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このように洋の東西を問わず、夫婦という関係に悲喜劇はつきものです。米国で、一見普通の仲の良さそうな夫婦に隠されたある特殊な事情を元に、毎週一話完結型のエピソードで構成されたドラマが「奥様は魔女(原題:Bewitched)」です。

では簡単に登場人物を紹介しましょう。

サマンサ(声の出演:北浜晴子):ブロンドヘアーの奥様。だが実は魔女。サザエさんが、お魚を咥えたどら猫を裸足で追いかけて行くのに対し、こちらは口をふにゅふにゅすることで発せられた魔法により、追いかけずとも猫を引き戻すことが可能。
広告代理店に勤務するダーリンと結婚し、魔法を封印するが、様々な事情で魔法を使わざるを得ない状況に追い込まれる。声はあしゅら男爵の左半分。

ダーリン(声の出演:柳澤愼一):広告代理店に勤務する真面目な青年。サマンサが魔女とは知らず結婚し、さらに義母が人間を下等動物と考えているため、何度も義母の魔法で酷い目に逢い、サマンサに助けられている。その過労が祟って初代ダーリンは第6シーズンで交代し、二代目が第8シーズンまで務めた。

タバサ(声の出演:桂玲子):サマンサとダーリンの長女。聖書の使徒言行録9章36節に登場する女性ドルカスのアラム語の名前で、意味するところはガゼルである。この子を主人公にしたスピンオフドラマが作られた。声はヤッターマンに出てくるオモッチャマ。

エンドラ(声の出演:北原文枝):サマンサの母。ダーリンの天敵。娘が下等動物(人間)と結婚したことを嘆いており、いつもダーリンを標的に攻撃する。

モリース(声の出演:川久保潔):サマンサの父。エンドラとは不仲だが、娘のサマンサは溺愛している。一方、ダーリンのことは見下している。

クララおばさん(声の出演:関弘子):サマンサの叔母。痴呆症になりかかっており、間違った魔法を使ったり魔法の解き方を忘れたりして、ダーリンに災難をもたらす事が多いが、サマンサ夫婦からは親しまれている。

ラリー(声の出演:早野寿郎):ダーリンの上司にして親友。サマンサが魔女だということを知らない。ダーリンの家を度々訪れて、魔法の被害に遭う。

こういった面々が、一見普通の日常生活が魔法によって狂わされてしまう悲喜劇を画面上に表現していました。

この番組で画期的な点は、効果音です。ギャグシーンのたびに、群集の笑い声をダビングしたのです。これによって、日本人の視聴者も(あたかも劇場にいるかのように)周囲が笑うので、自分も釣られて笑ってしまう、という効果をもたらしました。実際、この番組を視聴していた人の多くは「このドラマを見て笑っている群集が(画面の外に)存在する」と誤解していたそうです。

この「魔法を使う女性」というプロットは、その後の日本のアニメーションやホームドラマに大きな影響を与えました。「魔法使いサリー」や「コメットさん」等が、その典型例です。
何故、ドラマの中で女性だけが魔法を使えたのか。それは、男性社会の下で抑圧された女性の抵抗願望の現われと捉えることも出来るかも知れません。

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21世紀の今日、満員電車の中で無実の男性に痴漢冤罪を与える魔法などを駆使する魔女がごく普通の日常生活を営んでいます。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 05:00| 東京 ☁| Comment(48) | TVと映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます
Posted by GATTO at 2018年09月12日 05:02
私の好きな魔女は、「魔女の宅急便」のキキかな。あのアニメは、自分の中では、ジブリ作品の中で一二を争う好きな作品です。特に、黒猫のジジが可愛いです。
また、音楽がいい!「海の見える街」は、我が街・大網白里の白里海岸にとても似合っています。海を眺めて聴くと泣けてきそうなくらいに好きな曲です。
Posted by GATTO at 2018年09月12日 05:13
乾坤一擲、なれど届かず。

天晴れ、見事也、房州武者の、GATTOさん、見事に魔女を、討ち取れり。
Posted by 百足衆 at 2018年09月12日 05:13
もちろん、原作となった本も好きで、林明子さんの絵は本当に可愛いです。
Posted by GATTO at 2018年09月12日 05:16
百足衆先生、おはようございます。いいえ、魔女を討ち取りなどしません。うちの妻も「ポニョ」によく似ていますので(笑)。
Posted by GATTO at 2018年09月12日 05:19
それに、私は魔女に飼われるニャンコですから(笑)。
Posted by GATTO at 2018年09月12日 05:22
空白む、甲府市内の夜明け前。
けふの「半分青い」半(永野演)は、危篤となつたゴア(松雪演)の元に、駆けつける事が出きるでしょうか。お愉しみに。

サテGATTOさん。奥様は魔女は、日本人の林さんなる人の手による作品なのですナ。ポニヨさんという登場人物は、失念しました。ご容赦下さい。
Posted by 百足衆 at 2018年09月12日 05:24
百足衆さん

林さんの原作は「奥様は魔女」ではなく「魔女の宅急便」です。
Posted by 菅原 at 2018年09月12日 06:08
GATTO様はじめまして!
「西郷どん」推しの、西郷どん!でごわす。
GATTO様は、風大左衛門に出てくる、ニャンコ先生でごわしたか!天晴れでごわす!
西郷どんも、見てたもんせ!
Posted by 西郷どん! at 2018年09月12日 06:26
GATTO様、一番槍おめでとうございます。

GATTO様にも魔女=キキ=黒猫つながりで、縁の深いテレビ番組だったんですね♪

Posted by ラー at 2018年09月12日 06:51
快晴となつた、甲府市内の朝。
けふの「半分青い」母危篤の報に、缶(子役演)を遺して率(佐藤演)と共に帰郷する半(永野演)だつたが、母(松雪演)は案外けろっとしていた。

という、回でした。
サテ爺も、気温の寒暖の差が激しいせいか、一昨日体調を崩し、昨日は一日寝込んでいましたが、けふはけろっとしています。皆さんもお大事に。

サテ菅原君。あまり揚げ足ばかり取ると、狼少年に、なってしまいますゾ。その時に、藤原さんに助けられたら、感謝してあげなさい。
Posted by 百足衆 at 2018年09月12日 07:38
改めまして、おはようございます。

百足衆先生、ポニョもジブリ作品の主人公で、どちらかと申しますと、人魚に近いのですが、魔法が使えるので、魔女のグループにも入れさせていただきました。

菅原さん、先生への説明ありがとうございます。藤原さんから怒られないと良いのですが。

西郷どんさん、はじめまして。西郷さんの銅像も、ワンコを連れているのでなく、ニャンコを抱いていたら、どんなにうれしかったことか。

ラーさん、そうにゃんです。ニャンコを連れている
から、魔女という人
たちは結構好きです。
Posted by GATTO at 2018年09月12日 07:41
我が家をドラマの舞台とするなら、「ご主人は猫」というところでしょうか(笑)。
Posted by GATTO at 2018年09月12日 07:47
GATTOさん

我が家の場合は、「奥様は犬」です。
いつも吼えられます。
Posted by 菅原 at 2018年09月12日 08:04
菅原さん、ここでは藤原さんに吠えられ、家では奥様から吠えられるとは・・・(滝汗)
Posted by GATTO at 2018年09月12日 08:12
GATTOさん

いえ、藤原さんの家も私と同じです。
Posted by 菅原 at 2018年09月12日 08:32
だから、藤原さんって、ソクラテスみたいなんですね。
Posted by GATTO at 2018年09月12日 08:37
薄曇となつた、甲府市内の午前中。

サテGATTOさん。南総里見八犬伝とも、云う。千葉は犬が多い地方ですな。(昔から「八」とは、末広がりに広大な、転じて、数が多いことを指します。)
そんな中、猫の身分は、さぞお辛い事でせう。

サテ菅原君。けふは、鬼の藤原さんの犬間に、羽を伸ばしておられますナ。しっぺ返しが、怖い、怖い。

デハ恒例の、昼食予報。
GATTOさんは焼き魚。
デハサン達はスタミナ丼。
ラーサンはラーメン。
シモンさんはコンビニおにぎり。
田舎帝王さんは駅弁。
燈台森さんはサンドウイッチ。
藤原さん達はオーガニックチキン。

と、予報。

9月の涼しい風に乗って、運動会の練習の、鼓笛隊の音楽が、聞こえてきます。けふの記事の画像も、運動会にちなんだもので、躍動感があって佳い、佳い。
Posted by 百足衆 at 2018年09月12日 10:19
いよっ久しぶり!
今日から年金生活者の、ファンタジスタ・サブローです。

GATTOどん、あんまり「海が海が」って、ムカデのだんなをいじめちゃあ、ダメずらよ。なんしろあの人は海を見たことがないもんで。大体山梨ってのが、戦国時代に海が見たいからって理由で駿河や越後に攻め入って、敗退して追い返されてる土地の人だからね。海海言うと、いじめられちゃうよ。要注意!
Posted by ファンタジスタ・サブロー at 2018年09月12日 10:32
百足衆さん

藤原さんは今朝から海外出張ですが、
関空がダメなんで遠回りして中部空港から出かける筈で、今頃搭乗手続き中のはずです。
機内食がチキンだったら正解です。
Posted by 菅原 at 2018年09月12日 10:47
三郎さん
信玄公は越後に攻めいったことはなく、駿河に攻め込み併合しました。よって貴方の意見は妄想に過ぎません。それに数万年前は甲信も海の底でした。
Posted by デハ at 2018年09月12日 11:07
Gidget と同時期の豊かなアメリカ
Posted by 片山 at 2018年09月12日 11:10
薄曇となつた、甲府市内のお昼前。
けふの昼食が、発表された。
札幌一番、味噌ラーメンだ。七味唐辛子も、つく。札幌、ひいては北海道支援の為、黙々と、食べる事とする。

サテ、南富士山麓共和国は、まだ暖かいせいか、某フラが湧いていますな、痒い痒い。デハサンも、ボウフラは、相手にしないようにしませう。
サテ菅原さん。矢張り、羽を伸ばしておられましたナ。爺の揚げ足取りは、ご遠慮願いますゾ。
サテ片山さん。日本語に訳すと、ギドゲットですかナ。管見にして聞いたことが無く、失礼。
Posted by 百足衆 at 2018年09月12日 11:30
久々の牛丼でした
Posted by 谷汲線デロ一形 at 2018年09月12日 14:55
スタミナラーメンでした。半分当たり
Posted by デハ at 2018年09月12日 15:10
百足衆様

遅くなりましたが台湾ラーメンでした♪
Posted by ラー at 2018年09月12日 16:11
日没となつた、甲府市内のタベ。
サテけふの戦果報告。75%の高率となつた。

爺もまだまだ捨てたものではありませんナ。
Posted by 百足衆 at 2018年09月12日 18:37
百足衆先生、今日は愛妻弁当でした。

サブローさん、いやあ、千葉県は真っ平らな土地ですから、こちらからすると、富士山があって羨ましいです。
Posted by GATTO at 2018年09月12日 22:05
三郎さん。駿府城下を馬場に焼き払われた腹いせを今老師に八つ当たりしても無駄だと思う。何度も言うが甲州勢が越後まで攻め込んだことはない。川中島どまり。つまり北に行くほど強い。謙信公が一番強く、信玄公の侵攻を防いだが、氏真公は弱かった。
ただ、血を分けた甥をいじめる信玄公は悪党であるのは間違いない。だからと言って、負け惜しみを往ったり、歴史的事実と矛盾することをインターネット上で全世界にばらまく恥さらしなことはやめて、私と老師に謝罪しなさい。
 甲州勢は越後に攻め入ったことはないと訂正すれば済むこと。訂正しなければ、三郎さんは朝日新聞と同じだ。
Posted by デハ at 2018年09月12日 23:39
空白む、甲府市内の夜明け前。
けふの「半分青い」スパロウリズム社は、資本金いくらなのでせうか。お愉しみに。

サテGATTOさん。平坦な土地、羨ましいですゾ。
山梨では、山間部では、冬場になると午後二時には暗くなる地域も、あります。千葉県の方が、日照時間が、長いですナ。
サテデハサン。佳い佳い。ボウフラの相手など、しなくて佳い。相手にすると、頭にボウフラが涌いてしまいますゾ。其れはデハサンが嫌う彼の国も同じ。相手にしないのが、最善。
Posted by 百足衆 at 2018年09月13日 05:13
百足衆様

おはようございます^^
今日は取引先との打合せランチなので、
箱弁になると思います。

ヒントまで♪
Posted by ラー at 2018年09月13日 07:37
晴れとなつた、甲府市内の朝。
けふの「半分青い」半(永野演)は、率(佐藤演)から借りた本に、躊躇無くマーカーを引く。

という、回でした。
サテラーサン。重要なヒントを、有難う。
昼食予報の、参考にさせて頂きますゾ。何やら、池上彰のようで、聊か気が引けるが。
Posted by 百足衆 at 2018年09月13日 07:52
今日はエビフライ弁当です
Posted by デハ at 2018年09月13日 10:25
鹿児島の歴史についてはせごどんを見て誤った知識を身につけてしまうので、南日本新聞の桐野先生のコラムを読んだ方がいいです
Posted by デハ at 2018年09月13日 10:28
薄曇となつた、甲府市内のお昼前。
けふの昼食が、発表された。冷奴だ。ほうれん草のお浸しも、つく。

サテ恒例の、昼食予報。
GATTOさんは焼魚定食。
デハサンはエビフライ弁当。
デロサンは丼物。
ラーサンは箱弁等。
シモンさんはコンビニおにぎり。
田舎帝王さんは回転寿司。
燈台森さんはビーフサンド。
藤原さんは海外食。
菅原君は野菜炒め。

と、予報。
Posted by 百足衆 at 2018年09月13日 11:07
今日は広島風汁無坦々面でした
Posted by 燈台森 at 2018年09月13日 12:14
鶏天フォーでした。ベトナム料理もなかなか美味しかったです。
Posted by GATTO at 2018年09月13日 12:55
冷やしたぬきうどんを頂きました。
Posted by 谷汲線デロ一形 at 2018年09月13日 13:41
Gidget
ギジェットは15歳。奥様は魔女と同じ所が撮影に。
Posted by 片山 at 2018年09月13日 14:13
夕刻となった、甲府市内のタベ。

サテけふの戦果報告。デハサン、ラーサンを見事的中させるも、他悉く外し、結果的に45%の的中率と、なつた。

サテ片山さん。ご教示ありがとう。昔のテレビ番組なんですナ。山梨では、映らなかったかもしれません。ぎゃふん。
Posted by 百足衆 at 2018年09月13日 17:00
本日はカツカレーでした。

片山さん

調べてみたら、その番組私が生まれる前の作品みたいですね
Posted by シモン at 2018年09月13日 18:37
片山さん、シモンさん、
そのドラマ、調べたところ、1959年ということですから、私でさえ生まれていなかったようです。
Posted by GATTO at 2018年09月13日 18:57
GATTOさん

そうですね。この界隈では百足衆さんとサブローさんしか生まれてませんね。しかも山梨と静岡では放送されていたかどうかも謎の作品です。
Posted by シモン at 2018年09月13日 19:22
そうなんです。しかも、当時我が家に、まだテレビはなかったかも知れません。
Posted by GATTO at 2018年09月13日 20:23
さて、この3日ほど出雲へ行ってまいりました

神話の息吹を感じられた3日間でした
Posted by 田舎帝王 at 2018年09月13日 21:21
夜となつた、甲府市内の夜。

サテGATTOさん。流石に昭和59年には、爺の家にもカラーテレビはありましたゾ。

サテ田舎帝王さん。伊勢神宮に行かれたのですかナ。流石に熱田神宮ではないでしょうナ。
Posted by 百足衆 at 2018年09月13日 21:35
百足衆先生、昭和59年ではありません。1959年・昭和34年のことです。昭和59年は、私にとって社会人1年めでしたが、昭和34年にはまだ生まれていませんでした。
Posted by GATTO at 2018年09月13日 22:11
百足衆さん

伊勢ではなく、出雲です。
Posted by 菅原 at 2018年09月14日 04:00
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