2019年11月10日

住まい方の演出

1988年に中公新書から発刊された、渡辺武信さんの著作です。

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秋は読書の秋です。スマホのお陰で、最近は読書せずにスマホを弄っている中高年も多くなりましたが、そこに記述される知識の量は圧倒的に活字の方が多いのです。紙文化は、書籍というものが無くならない限り存続し続けるのでしょう。

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休日の読書に好適な一冊として、本日ご紹介するのは建築家の渡辺武信さんが1985年から87年にかけて、中央公論の雑誌「Will」に連載した論稿を元に新書に編纂されたものです。既に出版後30年余りの月日が経過していますので、必ずしも2019年の現代に適合した記述ばかりではありませんが、普段何気なく自分たちの住居に暮らしている私達を「なるほど」と唸らせる内容です。

例えば第一部第一章「玄関扉」の項。日本の玄関のドアは、内側から外側に開くものが殆どですが、欧米のドアは殆どが外側から内側に向かって開く構造なのです。「welcome」の言葉通り、ドアは内側に開いてこそ客を「迎え入れる」ものだからです。海外の刑事物のTV番組などで、ドアを蹴破って内側に突入するシーンが多いのですが、もしこれが日本の玄関ドアのように外側にしか開かない構造の場合、蹴破ろうとしても足を痛めるだけになるでしょう。

何故日本の玄関ドアは外側に開く構造なのか。これは、基本的に日本人は玄関の上がり口で靴を脱ぐからです。もし玄関ドアが内向きに開くのであれば、毎回毎回玄関の上がり口の前に置かれた靴がドアで散乱してしまう結果になるからです。また、玄関の土間の部分も、外側に向かって下り坂になるスロープになっていて、箒で土間の掃除がし易く、かつ外部からの水の浸入を防ぐ構造になっているのです。つまりドアの下端の断面も、外側に向かって長くなる構造になっており、必然的に「外側に開く玄関ドア」が採用されるからです。
そもそも、伝統的な日本家屋にはドアはありませんでした。殆どの住宅の玄関は引き戸で作られていましたが、日本の住宅事情が次第に窮屈になり、玄関の間口を二間も取ることが出来なくなったため、ドアが導入されたことに他成りません。

と、このように、普段何気なく過ごしている住居の構造や家具、調度品といったものに対して、改めて「なるほど」と思わせる視点を、全23章にわたって解説した建築エッセイ集なのです。

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休日にのんびりと読書をする際の挿絵に最適なイラストレーターといえば和田誠さんで、本書も和田さんの手になるシンプルな線画のイラストが多数掲載されていました。和田誠さんは惜しくも今年の10月に物故されました。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 05:00| 東京 ☁| Comment(31) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます
Posted by GATTO at 2019年11月10日 05:37
パン、パン、パンダちゃん。
パン、パン、パンダちゃん。
パンダちゃん、パンダちゃん、おはようさん。

というわけで、おはようございます。
Posted by GATTO at 2019年11月10日 05:37
乾坤一擲、一番槍。
住居は、甲斐の武者が乗っ取ったり。
Posted by 百足衆 at 2019年11月10日 05:38
しまった。
二度寝して、不覚を取った。
Posted by 百足衆 at 2019年11月10日 05:39
玄関ドアのお話ですが、私はリンボウ先生の本で、イギリスとの比較で読んだことがありますよ。
Posted by GATTO at 2019年11月10日 05:41
晴れとなつた、甲府市内の朝。
けふの「5分でわかるスカーレット」スカ(戸田演)は、大阪から信楽に帰り、絵付け師への道を一歩踏み出す。

という、一週間でした。
然しGATTOさん。貴殿は、測ったように、爺の1分前に、投稿しますナ。今流行の、エーワイを使っているのかナ。そうに、相違ない。
Posted by 百足衆 at 2019年11月10日 07:00
ひじゃっ。

日曜日も、ひじゃ電撃隊、発進致します。

GATTO様は幕の内弁当。
デハ様はカツ重。
デロ様はミックスフライ。
ラー様はラーメン。
シモン様は魚フライ。
燈台森様は和風ハンバーグ。
藤原様は和風ステーキ膳。
菅原様は焼きうどん。

ひじゃっ!
Posted by ひじゃ at 2019年11月10日 10:50
晴れとなつた、甲府市内のお昼前。
けふの昼食が、発表された。石焼芋だ。細が、スーパで買ってきた。しかし、細くて小さい。爺が子供の頃、石焼芋は、ご馳走だつた。きつと細が、少しでも大きい方を取るに、違いない。バターは、爺の方が、多く使ってやろう思う。

サテそんな思案をしていると、ひじゃさん来襲。迎撃隊、撃滅セヨ。
GATTOさんは冷蔵庫の残り物。
デハサンは天丼。
デロさんはきつねうどん。
ラーメンはラーサン。
シモンさんはソース焼きそば。
燈台森さんは三色サンド。
藤原さんは焼魚。
菅原君は肉まん。

と、予報。
Posted by 百足衆 at 2019年11月10日 11:12
パキスタンカレーです
Posted by デハ at 2019年11月10日 12:23
こんにちは。

今日のお昼は、中華スープです。


百足衆先生、
いやあ、それはないです。偶然です。
Posted by GATTO at 2019年11月10日 13:12
函館風塩ラーメンを食べました。

GATTOさん
林望さんの本も面白いですね。そのうち取り上げます。

デハさん
パキスタンカレーとインドカレーの違いはナンでしょうか。
Posted by シモン at 2019年11月10日 13:33
今日は中華まんを頂きました♪
Posted by ラー at 2019年11月10日 15:52
広島風お好み焼きを食べました。
Posted by 谷汲線デロ一形 at 2019年11月10日 15:57
夜となつた、甲府市内の夜。
けふの「韋駄天」韋駄天(勘九郎演)は、教え子の息子(神木演)に出会い、卒倒する。

という、回でした。
サテけふの戦果発表。ひじゃさん、爺共に全く当らず、0−0の引き分けと、なつた。
明日こそは、雌雄を、決死隊。
Posted by 百足衆 at 2019年11月10日 20:18
ひじゃさん 百足衆さん

今日の昼食は焼きうどんでした。
Posted by 菅原 at 2019年11月10日 21:58
シモン様
パキスタンカレーはナンではなくチャパティで、キーマカレーに汁気が全くなくカレー味のマトン肉そぼろでした。
同じ店の印度カレーは、キーマカレーと言えども汁気があり、肉が鶏でした。チキンカレーの方は印度カレーと同じでした。
Posted by デハ at 2019年11月11日 00:52
未だ暗き、甲府市内の夜明け前。
けふの「スカーレット」スカ(戸田演)と謎の男(イッセー演)との闘いに、ご期待下さい。さう云えば、スカがひじゃさん、謎の男が爺、の構図に似てゐる。イッセー、頑張れ。

サテデハサン。チャパティと云うお茶は、聞き慣れないが、よりお茶らしさを強調した紅茶なのかナ。アッサム地方のお茶と異なり、パキスタンのお茶は、飲んだ事がありませんでした。貴重な情報、有難う。
Posted by 百足衆 at 2019年11月11日 05:30
百足衆さん

チャパティは、飲み物ではなく、食べ物です。
Posted by 菅原 at 2019年11月11日 07:17
ハレとなつた、甲府市内の朝。
けふの「スカーレット」スカ(戸田演)は、謎の男(イセー演)に追い出される一方、父(北村演)はスカの結婚相手探しに奔走する。

という、回でした。佳いゾ、イッセー。
サテ菅原君。ディーはディーでも、飲むディーではなく、食べるディーですか。お茶を固めた、キャンディーか何かかナ。
Posted by 百足衆 at 2019年11月11日 08:39
チャパティはお茶ではなく、全粒粉と水だけで作った印度、パキスタン、ネパールなどで食べている簡素なパンです。生地に油や卵が使われるナンよりあっさりしています。実際はパキスタンよりむしろ印度人の中にナンを食べてはならない人がいるはずなのですが。(宗派や地域により動物性のモノや油を一切摂取出来ない人がいる
パキスタン人は宗教的には豚以外は食べても良いのですがイスラム文化と印度文化の習合によりやはり印度人が食べないモノを少なくとも好んでは食べない傾向があり、基本的に日本での印度料理に使われる肉は原則的に鶏と羊であり、牛と豚は使われない。ところが日本や欧州のカレーは牛と豚が主流
)
Posted by デハ at 2019年11月11日 09:28
印度人、パキスタン人に聞いたら、パキスタン人には牛肉を好む人も少なからずいるが、羊肉の方がより好まれ、印度人のイスラム教徒も同じ。印度人は宗教や地域により牛さえ食べなければあとはOK、四足はダメで鶏と魚はOK、肉は一切ダメだが卵と乳製品はOK、動物性は一切ダメ、植物性でも栽培されたものはダメ、逆に栽培されたものでなければダメ(野生だと収穫の際植物を殺すから)とのこと。さらに死体を食べるという理由で川魚は×、悪魔だとしてタコは×なのだそうです。シーフードカレーにはカジキや海老が使われます。内陸部では魚は食べられない
Posted by デハ at 2019年11月11日 09:38
ひじゃっ。

デハ様、パキスタンに関するTIPSを、ありがとうございます。
パキスタンの友人がいますが、招待する時はシシカバブしか知らなくて。勉強になりました。基本、ラムですね。

ということで、ひじゃ電撃隊、発進致します。

GATTO様はコンビニパスタ。
デハ様はラーメン。
デロ様はさぬきうどん。
ラー様はラーメン。
シモン様はコンビニおにぎり2個。
燈台森様はカツサンド。
藤原様達はマグロ丼。

ひじゃっ!
Posted by ひじゃ at 2019年11月11日 10:36
晴れとなつた、甲府市内のお昼前。
けふの昼食が、発表された。シフードカレーだ。なんの事は無い。昨夜のポークカレーの残りに、同じく残り物の鮭を入れて、温め直しただけの、細得意の、手抜き料理だ。
デハサンの教えてくれた、パキスタンカレーには、程遠い。

サテけふも難波志保の5分でミュージックライフとラジルの時間を聴いていると、ひじゃさん来襲。けふは爺はイッセー尾形となつて、ひじゃさんを撃退せしめんとす。
GATTOさんは焼魚。
デハサンはカツ重。
デロサンは中華丼。
ラーメンはラーサン。
シモンさんはコンビニおにぎり2ケ。
燈台森さんは焼きそばパン。
藤原さん達はオーガニックチキン定食。

と、予報。
Posted by 百足衆 at 2019年11月11日 11:01
こんにちは。

今日のお昼は、久々の惣菜パンです。



シモンさん、
ありがとうございます。リンボウ先生の特集、楽しみにしております。
Posted by GATTO at 2019年11月11日 12:49
ひじゃ様、百足衆様、

今日は喜多方ラーメンを頂きました♪
Posted by ラー at 2019年11月11日 13:39
鮭の塩焼き定食でした。
Posted by 谷汲線デロ一形 at 2019年11月11日 15:21
安定のコンビニおにぎり

紀州梅
日高昆布

でした。

デハさんご教示、多謝。ポークカレーでない点だけはインドもパキスタンも共通ですね
Posted by シモン at 2019年11月11日 17:18
肉屋のチキンカツ弁当でしたので老師は中破ひじゃさんははずれです。
Posted by デハ at 2019年11月11日 17:50
夜となつた、甲府市内の夜。
サテお待ちかね、けふの戦果発表。
デハサンの中破が決定打となり、爺がひじゃさんに、圧勝した。

まさに、けふの「スカーレット」並みの、展開。イッセー、戸田に勝つ。まだまだ、若い者には、負けられない。
そんな思いが心を満たした一日と、なつた。
Posted by 百足衆 at 2019年11月11日 19:56
ひじゃさん 百足衆さん

今日藤原さんと私は、マグロの山かけ丼を食べました。
Posted by 菅原 at 2019年11月11日 20:06
遅くなったけど
まい泉のカツサンド♪
Posted by 燈台森 at 2019年11月11日 21:33
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