2020年08月05日

江戸の怪奇譚

江戸時代怪奇歴史解説の第一人者、氏家幹人さんの著作です。

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長い梅雨が明け、灼熱の真夏がやってきました。
コロナの影響で自宅時間が長くなると、平日の日中もエアコンが回っていることが多いのですが、家族が「冷房をみだりにかけるな!」と怒鳴り込んできて、強制終了させます。そうです家族は「空調警察」なのです。「心頭滅却すれば火もまた涼し」が座右の銘の人です。
しかし最近の新型エアコンの電気代は、一昔前の扇風機並みですがら、そんなに気にしなくて良いはずなんですが。むしろ居間の50インチのプラズマTVをつけっぱなしにして寝ている家族の方が消費電力は私より上の筈です。

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前置きが長くなりましたが、空調が一般家庭に浸透していなかった古代〜昭和30年代までの日本で、涼しく過ごすためには様々な知恵が絞られました。
たとえば平安時代。文学史上に紫式部と並んで二大女性文豪として知られる清少納言は「枕草子」に、「夏は夜」と書いています。昼は暑いので行動せず、夜になって起き出して行動すべし、と指南しています。
「月のころはさらなり。やみもなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、 ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし」(現代語訳:女性に毎月訪れる頃はもっと日中はゴロゴロすべし。闇もいいぞ。蛍がうじゃうじゃ飛んでるよ。一匹二匹でもいいけど。雨が降ると打ち水しなくていいので水道代が浮く)と書かれていることから推察されるように、平安時代には蚊がいなかったのかもしれません。

江戸時代は、「百物語」のような、怪奇話をして肝を冷やし、結果として体温を下げる試みが多く用いられました。
百物語は、室町時代に始まり、江戸時代に庶民の間で一種のブームとなった怪談の催しです。この怪談会の特典は、百話語り終えるとボーナスポイントとして、もれなく本物の物の怪が降臨する、ということです。物の怪、と言っても人間に害を与えることは少ないそうです。立憲民主党や一部の反日野党や報道機関の方がよっぽど有害です。

私も、通勤時間が激減して文庫本の読書機会が減った反面、オンライン会議がキャンセルになった空き時間等に文庫本を読んでいます(当然、空調かけてます)。氏家さんの本は、これまでも通勤時間に読んでいましたが、電車の中で読むのと自宅の書斎で読むのとどっちがじっくり読めるか、というと、どっちもどっちです。
この本には、「神隠し」「河童」「十六歳」「奇病」「猫娘」「嫉妬」「イジメ」「炎の女」「老人怪護」「ひとつ家」「懐疑的」「凶宅」といった各章に、江戸時代の怪奇物語が紹介されています。「神隠し」の章に挿入図として登場する「磐梯山の怪獣」は、疫病退散の「アマビエ」とデハさんを足して2で割ったような、精悍な風貌をしています。

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小中学生、もしくは高校生の皆さんは、短い夏休みにオンライン百物語会をする場合、本書はネタ本として活用できます。是非百物語を完走し、本物の物の怪を降臨させてください。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 05:00| 東京 ☀| Comment(22) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
乾坤一擲、一番槍。
江戸の魑魅魍魎は、甲斐の武者が討ち取ったり。
Posted by 百足衆 at 2020年08月05日 05:09
昨日のお題についての返事で恐縮ですが、工作だけでなく、絵画についても可愛らしい絵柄だと「くだらない漫画!」として最低評価点、歯茎やほうれい線や鼻の穴を強調したものが高評価でした。しかも廊下に張り出されました。おかあさんが鼻の穴や歯茎やほうれい線が目立っ某村田くんはたぶん高評価だったことでしょう!しかし廊下はまだしも浜松で地下道に張り出されたのはショックでした。
Posted by デハ at 2020年08月05日 08:57
心頭滅却すれば火もまた涼し
焼身自殺の言葉でしたか、誰かに向けて言えば死ねってことでしょう。
暑い〜冷房使おう。死ねよ。
そんな家族と暮らしながらプログ書く、まさに火宅の人ではありませぬか。
Posted by 片山 at 2020年08月05日 09:14
ひじゃっ。

デハ様
「小学生は、小学生らしく」稚拙に描かないと、ダメなんですね。日本では。

片山様
暑いですね。冷房代を節約して死ぬ方が、葬式代がかかりそうなので、我が家は冷房かけてますよ。

ひじゃ電撃隊、冷房つきで、発進します。

GATTO様は冷やし中華。
デハ様は職場弁当。
デロ様は水餃子。
ラー様はラーメン。
シモン様は揚げ出し豆腐。
燈台森様はクラブサンド。
藤原様達は冷麦。

ひじゃっ!
Posted by ひじゃ at 2020年08月05日 11:08
猛暑日を越えた、甲府市内のお昼時。
正しく、恵林寺の快川国師の心境で、ある。
サレド爺より十歳も年上の、ドガッツさんが、平穏無事と暮らしている姿を仰ぎ見ると、爺もまだまだ老躯に鞭打って、暑さに勝たねばならない、との思いを一層、強くした次第。

サテひじゃさん来襲。昭和20年7月6日夜の、甲府空襲を想起する。全機撃墜セヨ。
GATTOさんは冷しゃぶ。
デハサンは肉屋弁当。
デロサンは白身魚の唐揚。
ラーサンはラーマン。
シモンさんは冷奴。
燈台森さんはホットドック。
藤原さん達は鶏の竜田揚げ。

と、予報。
Posted by 百足衆 at 2020年08月05日 11:39
こんにちは。

今日のお昼は、とんかつ弁当です。
Posted by GATTO at 2020年08月05日 12:08
ひじゃ様 百足衆様

本日はレバニラ炒めを頂きました♪
Posted by ラー at 2020年08月05日 14:55
遅くなりました

今日は冷やしたぬきうどんでした。
Posted by 谷汲線デロ一形 at 2020年08月05日 17:10
https://userimg.teacup.com/userimg/6233.teacup.com/soto/img/bbs/0000415.jpg

金子君のお母さんは可愛らしく描かれていますが、担任はこの絵の評価は極めて辛辣で「くだらない漫画のような絵だ!」と断罪します。
一方、歯茎やほうれい線、鼻の穴がリアルに描かれた村田君のお母さんの絵は、満点なのです。
Posted by デハ at 2020年08月05日 19:22
村田君のお母さんの絵は十分肝試しになりそうです。
Posted by デハ at 2020年08月05日 19:48
ドライカレーでした。

片山さん
ホント、火宅です。
Posted by シモン at 2020年08月05日 21:25
昼は職場弁当でした
Posted by デハ at 2020年08月05日 21:41
朝となつた、甲府市内の朝。

サテけふは爺は郷土史研究会の集いがある為、昼食予報はお休みします。
Posted by 百足衆 at 2020年08月06日 06:08
老師も村田くんに高得点の教師だったのですか?
Posted by デハ at 2020年08月06日 08:54
デハさん

はい。
岡田くんは、素晴らしい生徒だと思います。
Posted by 白足衆 at 2020年08月06日 09:49
岡田くんのお父さんはフランケンシュタインです
鳩山くんのお父さんはM宇宙ハンター星雲人でお母さんはハマーンカーンです。
Posted by デハ at 2020年08月06日 12:09
デハ様、教えて頂いた、英空母ハーミスのプラモデル、ネットで注文出来ました。
いろいろ御指導ありがとうございました。
一点だけ教えて下さい。
ハーミスの飛行甲板は、何色で塗装すれば良いのでしょうか。
沈没時の写真では、木甲板色ではないように思えました。
Posted by どガッツ純平 at 2020年08月06日 13:57
純平様
たぶん日本艦とは反対に水平方向に張っていたのではないでしょうか?アメリカ空母はそうです
Posted by デハ at 2020年08月06日 16:44
デハ様、ご返信ありがとうございます。

日本の空母も、水平に板を張っていたと思います。
水平でないと、飛行機が滑走しにくいですね。板の目が横向きという意味でしょうか。

知りたかったのは、飛行甲板の色です。
写真を見る限り、木甲板の色ではなく、別の何色かが塗装されていたように思えます。

もうじきお盆ですので、兄の御霊が靖国から帰省する迄には完成させたいです。😌
Posted by どガッツ純平 at 2020年08月06日 17:53
夕刻となつた、甲府市内のタベ。

サテデハサン。上で書いている、百足衆は、私ではありません。
岡田君などという生徒は知りません。村田君ならいました。
絵の上手な生徒でした。

ドガッツさんへの回答、デハサンは親切ですナ。
佳い佳い。
Posted by 百足衆 at 2020年08月06日 17:57
https://worldofwarships.asia/ja/news/history/hermes-story/
純平さん
郡是の74番、ミディアムブルーが近いのではないかと思います
Posted by デハ at 2020年08月06日 18:34
デハ様、ご返信ありがとうございます。
グンゼ塗料の74番ですね。早速ネットで購入します。

これで、兄の御霊も心静かに終戦の日を迎えることが出来そうです。
デハ様、本当にありがとうございました😊。
Posted by どガッツ純平 at 2020年08月06日 19:13
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