2021年02月20日

人生を楽しむイタリア式仕事術

2002年に日経ビジネス文庫から出版された、小林元さんの著作です。

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私は5年ぐらい前から、英語力を持続するためにNHKのラジオ講座「実践ビジネス英語」を年間定期購読しています。毎週土曜日に一週間分(3回)をまとめて放送するので、その時間に聞いて学習していました。講師の杉田敏先生とへザー・ハワード先生の掛合いが面白く、2021年度も引き続き定期購読しよう・・・と思っていた矢先、この講座が今年度を以って終了してしまうことがわかり、愕然としました。4月からどうしようか、まだ未定なのです。

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「断捨離」という言葉があります。元々は仏教用語で、煩悩を捨て去るという意味でしたが、ここ十数年ぐらい、女性を中心に「モノを思い切って捨てることで、新しい快適な人生ができる」ということでブームになっています。断捨離を始めた教祖的な女性は、離婚されたとかで、その人にとっては元の旦那さんも「モノ」だったのでしょう。そういえば野党の女性議員も昨年観葉植物を捨てるかの如く離婚されたと聞きました。
そういった積極的な断捨離だけでなく、実践ビジネス英語のように、放送番組が終了することで強制的に断捨離を余儀なくされる、そんな「消極的な断捨離」も人生にはよくあることです。

先日私が断捨離のために本棚を整理していた時に見つけたのが、今日ご紹介する小林元著「人生を楽しむイタリア式仕事術」です。
21世紀になったばかりの頃、私は日経ビジネス文庫のシリーズを何冊も購入し、通勤電車の友にしていました。私の会社人生の中でも、最も「仕事を楽しんでいた」時代だったからだと思います。

本書が出版された2002年の頃、日本人の多くは、「イタリア人はバカンス好きで仕事は二の次」というイメージを持っていました。ですがそれは主として南イタリアの特徴で、北イタリアのビジネスマンは日本人より長時間働き、さっさと歩きます。昼食のパスタも、フォークとスプーンで悠長に食べているのは南部の人で、北部のビジネスマンはフォーク一本で5分で食べ終えて午後の仕事の準備にかかります。詳しいことは私よりもGATTOさんが熟知されているので、彼のコメントをお読みください。

北イタリア人の仕事スタイルを特に顕著に表した都市が、ミラノです。ミラノと言えば、ルキノ・ヴィスコンティ監督の出身地、古くはレオナルド・ダ・ヴィンチがフィレンツェよりも愛した都市、ということで「芸術の街」という印象を持っている日本人が多いのですが、むしろヨーロッパでは「狂気の如く働くミラネーゼ」というのが共通認識です。何故ここまで働くかというと、「働くことが楽しくてしょうがないから」です。

本書には、数々の「楽しんで仕事をする方法」が書かれています。仕事を楽しんで楽しんで、働いて働いた後に長期のバカンスを取得する。そしてそのバカンスの中に新しい発想を得る。こういう生き方、働き方をする為には、朝から糖分(=脳のエネルギー源)を撮る必要があります。イタリアの朝食のパンが甘いのはそのためです。

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このblogは家族に言わせれば断捨離対象ですが、私は仕事を楽しむための発想源だと考えています(今のところ)。「人生の楽しみ方」とは、自分以外の人間に「こうしろ」と言われて従う、という類のものではありません。

(本文と写真は関係ありません)
posted by シモン at 05:00| 東京 ☀| Comment(14) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
乾坤一擲、一番槍。
イタリアで、ありたい。
Posted by 百足衆 at 2021年02月20日 05:32
朝となつた、甲府市内の朝。
けふの「5分でわかるおちゃよん」おちゃ(杉咲演)の友人が結婚した。

という、一週間でした。
サテイタリアと云えばGATTOさん。GATTOさんと云えがイタリア。そろそろF1レースの小説の続きが、読みたいナ。
Posted by 百足衆 at 2021年02月20日 08:26
北イタリアといえばオーストリアとの係争地がありそのためだ一次大戦で土壇場になってイタリアは独逸・オーストリアを裏切った。
私がイタリアに対するマイナスイメージを抱く原因の一つ。第2次大戦でも真っ先に降参した。
他に、イタリアに抱くマイナスイメージは
・赤くてニンニクを大量に含む食品を食べる
・船が沈没すると船長が真っ先に逃亡する
・半島である
などの超ムカつく要素を持っています。
また、兵士の士気は使用する兵器の大きさと反比例することも有名で、イタリアの戦艦・重巡は敵艦を一隻も撃沈していません。
一方、会津の飯森山に白虎隊を称える記念碑を建立してくれた点は大いに評価されるべきです。
またスーパーカーを作っている点も評価されるべきです。また、イタリアは有史以来常に先進国です。

太古の先進国は、今の国で言うとイタリア、ギリシャ、印度(パキスタン・ネパール・スリランカ・ブータン・ミャンマーを含む)、中国、イラン、イラク、エジプトでした。

今は、日本、アメリカ、英国、独逸、フランス、イタリア、カナダが先進国とされています。
両方に入っているのはイタリアだけです。このことは大いに評価されるべきです。
個人的には英国の属国で実質上アメリカの一部でもあるカナダを先進国とは認めたくありません。女王陛下が元首である以上、英国の一部です。代わりにスウェーデンを入れるべきだと思います。
これらの国の共通点として
・現在、自動車産業が技術的・商業的にもトップクラスである
・現在、自国だけで潜水艦、空母を建造し運用可能な技術をもっている。
・第二次大戦中に戦艦・空母・重巡を建造・保有した
ということが挙げられます。つまりは技術力です。

ところが、昔我が国が醜い土偶や埴輪を作っていたとき中国やインドやイタリアやギリシャやエジプトではリアルな像がつくられていたのです。私は幼児の粘土細工のような土偶を見るたび、当時の外国人とのレベル差に愕然としました。中国や印度よりはるかに劣る造形力で、その中国印度ですら、イタリア、ギリシャのCADで作ったようなリアルな像には及びません。

私はいつも思っていました。何故高度な文明を持っていた中国、印度、エジプト、イラン、イラク、ギリシャが今では野蛮な後進国になってしまつたのだろうかと。
そして先進国の中では下位ながらも、イタリアのみが何故数千年間栄え続けたのかということです。そのころ、わが国や英独仏はまだ発展しておらずアメリカは存在すらしていなかった。
Posted by デハ at 2021年02月20日 18:47
デハさん

縄文時代、日本が世界で一番抽象芸術の分野で先進的でした。
Posted by シモン at 2021年02月20日 19:58
デハ様、

ミラノのアルファロメオは、時々壊れます ^^;

ラテン車は、なかなかメンテナンス費用が高くつきますので、次の車はダイハツミラにでもしようかと・・・ミトの次ですし ^^;
Posted by ラー at 2021年02月20日 20:52
 こんばんわ。

 土曜日は、一日中お買い物で疲れましたが、うちの嫁さんは「断捨離」という観念や習慣が無いので、私は幸せだと思っています。
 中国に対してマイナス・イメージをお持ちの方も多いかも知れませんが(このブログという意味ではなく、世間一般の話です)、やはり私は中国人女性と結婚して良かったです。
Posted by GATTO at 2021年02月20日 23:59
 実は、イタリア人と中国人は結構似ているところがあるように思います。賑やかなことが好きなところ、あまり几帳面ではない代りに他の人に対してもそれほど厳しくはないところですね。
 
 一方、料理には結構ドイツに似たものがあります。うちの嫁さんは、冬になると白菜の漬物を作ってくれるのですが、それがまたドイツのザウアークラウトによく似た味なんですわ。
Posted by GATTO at 2021年02月21日 00:12
シモン様
私は乳首のつぶつぶや筋肉の筋まで再現されているギリシャの方が好みでした。というか現代でもディフォルメモデルは嫌いで、SDガンダムなんかを作るならその分ポリスチレン樹脂をリアルな模型の素材に回してほしいと思っていました。
私は残念ながら抽象画を鑑賞できるような高尚な脳みそはなく、ピカソの絵を見ても単なる落書きにしか見えません。残念なことです。
ラーさん
壊れるのが不満なら外国車は載らない方がいい。
ガットさん
中国ではなく中共に対して悪感情を持っています。
また北京に対する悪感情もある。
私の中国観は明快です。
中国に対し、良いイメージを持っているものが3つあります。
1、パンダ
2.蜀漢
3.四川料理
これらはすべて成都に由来します。
私にとって中国の首都は成都なのです。
歴史的に見ても北京は憎い蒙古人が作った街です。
世界中の蒙古大使館の前に手に穴を開けられて船べりにつるされた女性の像、少弐景資・河野通有・竹崎季長の像を建ててポーランド軍に蒙古を襲わせ大統領の首を刎ねさせてやりたい。その点、成都は劉備玄徳と孔明が作った夢の都。パンダと麻婆豆腐がたくさんある素晴らしい街。死ぬまでに一度行ってパンダの大群のいる折の中に一緒に入りたい
Posted by デハ at 2021年02月21日 00:24
デハさん、
 大丈夫です。デハさんのイメージはだいたい存じております。
 ただ、私は三国とも嫁さんと関係がありますので、一つだけ贔屓にするわけにはまいりません。しいて言うなら「呉」の国ですが。

>乳首のつぶつぶや筋肉の筋まで再現されている
 千葉市土気にありますホキ美術館にいらっしゃい。まず後悔はしません。
Posted by GATTO at 2021年02月21日 01:59
おはようございます。

この本は、買った記憶があるのですが、見つかりません。ここまでの人生で唯一の断捨離、結婚直前に自らやってしまったのかも知れません。少し残念です。
Posted by GATTO at 2021年02月21日 07:51
晴れとなつた、甲府市内の朝。
けふの「太平記」尊氏(真田演)軍は直義(高嶋演)に負け、高師直(柄本演)は移動中に殺される。

という、回でした。
サテデハサン。パンダの檻なら、パトカーに乗れば、白と黒なので、入れますゾ。
サテGATTOさん。ホキ貝も、佳い。日本酒に、合う。
Posted by 百足衆 at 2021年02月21日 07:53
初めてイタリアという国を意識したのは子供向けの「クオレ物語」でしたが、愛国心をぐいぐいと強調する作風に、なんだかすごい本だなと思いました。
その後のイタリアの印象は、ランボルギーニやフェラーリなどのスーパーカー生産メーカーがある国、というもので、ヨーロッパにあるけどフランスやドイツではない所、という角度の認識でした。
やはりスーパーカーブームの子供に与える影響は大きいものでした。
Posted by ヨット at 2021年02月21日 10:55
ヨットさん、
>初めてイタリアという国を意識したのは
 私はトッポジージョかな。
 関係が始まったのは、生まれるのと同時でした。ローマ・オリンピック開催中でしたから。
Posted by GATTO at 2021年02月21日 12:12
私が初めてイタリアという言葉を知ったのはロッテのアイスのイタリアーノと、プラモやで売っていたピンクの車体に漢字で「伊太利屋」と書いてある車でした。
そのため、ドイツを「独逸」、フランスを「仏蘭西」と書くと知る前に、イタリアは「伊太利」もしくは「伊太利屋」と書くことを知っていました。その後遠足で飯盛山に行き、ムッソリーニ首相が白虎隊の味方と知り、好きな国になりました。
ところが長じるにつれ、両次大戦での裏切りやいい加減な民族性を知り、がっかりしました。
また、おそらく世界でもっとも美的感覚の優れた民族であると確信しています。イタリア人の作ったもので醜いものはない。
ただ、英国製品にはその醜さや古臭さに魅力があるものがあるので、かっこいいから=好きなものではありません。
Posted by デハ at 2021年02月21日 18:24
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